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Integrated Dell Remote Access Controller 9 ユーザーズ ガイド

物理ディスクの消去

システム消去機能を使用すると、物理ドライブの内容を消去できます。この機能には、RACADMまたはLC UIを使用してアクセスできます。サーバの物理ドライブは、2 つのカテゴリに分類されます。
  • セキュア消去ドライブ:ISE、SED SAS、SATAドライブ、PCIe SSDなど、暗号消去機能を備えたドライブです。
    注: ISEドライブは、NIST SP 800-88r1標準に適合し、NISTパージに準拠しています。つまり、消去すると、すべての古いデータは回復できなくなります。
  • 上書き消去ドライブ:暗号消去をサポートしていないすべてのドライブです。
注:vFlashの消去を実行する前に、iDRACインターフェイスを使用して、すべてのパーティションの接続を解除する必要があります。
注:システム消去オプションは、サーバー内のドライブにのみ適用されます。iDRACでは、JBODなどの外部エンクロージャ内のドライブを消去することはできません。

RACADM SystemEraseサブコマンドには、次のカテゴリーのオプションがあります。

  • SecureErasePD オプションは、すべてのセキュア消去ドライブを暗号的に消去します。
  • OverwritePD オプションは、すべてのドライブのデータを上書きします。
注:BOSS物理ディスクの暗号消去は、SystemEraseメソッドによって実行できます。これは、LC-UI、WSMan、RACADMからサポートされています。
注:M.2ドライブでは、個別機能としての暗号消去はサポートされていません。LC-UIでのみ、システム廃棄またはシステム消去の一部としてサポートされています。この制限は、BOSS-S1/S2コントローラーに適用されます。ただし、BOSS-N1に接続されているM.2ドライブでは、暗号消去が正常に動作します。
SystemErase を実行する前に、次のコマンドで、サーバのすべての物理ディスクの消去機能を確認してください。
# racadm storage get pdisks –o –p SystemEraseCapability
注:サーバー上でSEKMが有効にされている場合は、このコマンドを使用する前にracadm sekm disableコマンドを使用してSEKMを無効にします。これにより、このコマンドを実行してiDRACからSEKM設定が消去された場合に、iDRACによって保護されているストレージ デバイスがロック アウトされるのを防ぐことができます。
ISE および SED ドライブを消去するには、次のコマンドを使用します。
# racadm systemerase –secureerasepd
上書き消去ドライブを消去するには、次のコマンドを使用します。
# racadm systemerase -overwritepd
注:RACADM SystemErase は、上記のコマンドで消去された物理ディスクから、すべての仮想ディスクを削除します。
注:RACADM SystemErase は、消去操作を実行するためにサーバを再起動させます。
注:個々のPCIe SSDまたはSEDデバイスは、iDRAC UIまたはRACADMを使用して消去することができます。詳細については、「PCIe SSDデバイス データの消去」および「SEDデバイス データの消去」の項を参照してください。

Lifecycle Controller UI内のシステム消去機能の詳細については、iDRACマニュアル ページで入手できる『Dell Lifecycle Controllerユーザーズ ガイド)を参照してください。


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