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Integrated Dell Remote Access Controller 9ユーザーズ ガイド

バックプレーンモードの設定

第14世代Dell PowerEdgeサーバーは、新しい内蔵ストレージ トポロジーをサポートします。このトポロジーでは、1つのエキスパンダーを通して2台のストレージ コントローラー(PERC)を1組の内蔵ドライブに接続することができます。この構成ではフェールオーバーや高可用性(HA)機能のない高パフォーマンスモードに使用されます。エキスパンダは、2 台のストレージコントローラ間で内蔵ドライブアレイを分割します。このモードでは、仮想ディスクの作成で特定のコントローラに接続されたドライブのみが表示されます。この機能のライセンス要件はありません。この機能は、一部のシステムでのみサポートされています。

バックプレーンは次のモードをサポートします。

  • 統合モード:デフォルトのモードです。2台目のPERCコントローラーが取り付けられている場合でも、プライマリーPERCコントローラーは、バックプレーンに接続されたすべてのドライブにアクセスできます。
  • 分割モード:1台のコントローラーは最初の12台のドライブにアクセスでき、2台目のコントローラーは、残りの12台のドライブにアクセスできます。1台目のコントローラーに接続されているドライブには0~11の番号が付けられ、2台目のコントローラーに接続されているドライブには12~23の番号が付けられます。
  • 分割モード4:20:1台のコントローラーは最初の4台のドライブにアクセスでき、2台目のコントローラーは残りの20台のドライブにアクセスできます。1台目のコントローラーに接続されているドライブには0~3の番号が付けられ、2台目のコントローラーに接続されているドライブには4~23の番号が付けられます。
  • 分割モード8:16:1台のコントローラーに最初の8台のドライブへのアクセス権があり、2台目のコントローラーに残りの16台のドライブへのアクセス権があります。1台目のコントローラーに接続されているドライブには0~7の番号が付けられ、2台目のコントローラーに接続されているドライブには8~23の番号が付けられます。
  • 分割モード16:8:1台のコントローラーに最初の16台のドライブにアクセスでき、2台目のコントローラーは残りの8台のドライブにアクセスできます。1台目のコントローラーに接続されているドライブには0~15の番号が付けられ、2台目のコントローラーに接続されているドライブには16~23の番号が付けられます。
  • 分割モード20:4:1台のコントローラーに最初の20台のドライブへのアクセス権があり、2台目のコントローラーに残りの4台のドライブへのアクセス権があります。1台目のコントローラーに接続されているドライブには0~19の番号が付けられ、2台目のコントローラーに接続されているドライブには20~23の番号が付けられます。
  • 分割モード6:6:6:6:1つのシャーシに4枚のブレードが取り付けられており、各ブレードには6台のドライブが割り当てられています。このモードはPowerEdge Cシリーズブレードでのみサポートされています。
  • 情報が利用不可:コントローラー情報は利用できません。

iDRACでは、エキスパンダーに構成をサポートする機能がある場合、分割モードを設定できます。2台目のコントローラーを取り付ける前に、このモードが有効になっていることを確認してください。iDRACは、このモードの設定を許可する前にエキスパンダーの機能をチェックしますが、2台目のPERCコントローラーが存在するかどうかはチェックしません。

注:2つのコントローラーを搭載した、分割モードではないPowerEdge R760XD2サーバーでは、セカンダリー コントローラーは1、2、4、5番のスロットにのみアクセスでき、プライマリー コントローラーは3番と6~24番のスロットにアクセスできます。
注:PERCを1台のみ接続した状態でバックプレーンを分割モードにするか、PERCを2台接続した状態でバックプレーンを統合モードにすると、ケーブル エラー(またはその他のエラー)が表示されることがあります。
注:2台以上のバックプレーンが単一のPERCコントローラーに接続されている場合、コントローラーはそれらを統合して、単一のエンクロージャとして表示します。これにより、ハードウェア インベントリーまたはストレージ ページに単一のバックプレーンが表示されます。ファームウェア インベントリーには、システムに実際の存在するバックプレーンの数が表示されます。

設定を変更するには、サーバー制御権限を持っている必要があります。

他のRAID操作が保留中であるか、または何らかのRAIDジョブがスケジュール設定されている場合は、バックプレーン モードを変更することはできません。同様に、この設定が保留中の場合は、他のRAIDジョブをスケジュールすることはできません。

注:
  • 設定が変更されるときは、データロスのおそれがあることを示す警告メッセージが表示されます。
  • LC ワイプまたは iDRAC のリセット操作では、このモードに対するエキスパンダ設定は変更されません。
  • この操作は、リアルタイムでのみサポートされており、ステージされません。
  • バックプレーン設定は複数回変更することができます。
  • バックプレーンの分割処理は、ドライブの関連付けが一つのコントローラから別のコントローラに変更された場合、データ損失または外部設定を引き起こす可能性があります。
  • バックプレーンの分割処理中は、ドライブの関連付けに応じて RAID 設定が影響を受ける場合があります。

この設定の変更は、システムの電源リセット後にのみ有効になります。分割モードから統合モードに変更すると、次回起動時に 2 台目のコントローラがドライブを認識しないことを示すエラーメッセージが表示されます。また、1 台目のコントローラは外部設定を認識します。エラーを無視すると、既存の仮想ディスクが失われます。


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