サーバー構成プロファイルのサポート:インポートおよびエクスポート
サーバー構成プロファイル(SCP)によって、サーバー構成ファイルをインポートおよびエクスポートできます。
注:SCPタスクのエクスポートとインポートを実行するには、管理者権限が必要です。
ローカルの管理ステーション、およびCIFS、NFS、HTTP、HTTPSのいずれかを介したネットワーク共有から、インポートおよびエクスポートができます。SCP を使用して、BIOS、NIC、RAID のコンポーネントレベルの設定を選択し、インポートまたはエクスポートすることができます。SCP は、ローカル管理ステーションまたはネットワーク共有(CIFS、NFS、HTTP、または HTTPS)にインポートおよびエクスポートできます。iDRAC、BIOS、NIC、および RAID のプロファイルを個々にインポートおよびエクスポートすることも、それらすべてを 1 つのファイルとしてインポートおよびエクスポートすることもできます。
SCPのインポートまたはエクスポートのプレビューを指定できます。ここではジョブが実行され、設定結果が生成されますが、いずれの設定も適用されてはいません。
インポートまたはエクスポートが GUI を介して開始されると、ジョブが作成されます。ジョブ状態は、ジョブキューページで見ることができます。
注:
- ホスト名または IP アドレスのみが送信先アドレスとして受け入れられます。
- 特定の場所を参照してサーバー構成ファイルをインポートすることもできます。インポートするサーバー構成ファイルを正しく選択する必要があります。たとえば、import.xml です。
- エクスポートした(選択した)ファイル形式によっては、拡張子が自動的に追加されます。(例:export_system_config.xml)。
- エクスポート中に、SCPファイル名が変わる場合があります。例:con.xmlから_con.xmlなど。
- SCP は、再起動を最小数に抑えて、1 つのジョブで完全な設定を適用します。ただし、システム構成によっては、属性の一部は、デバイスの動作モードを変更したり、新しい属性のサブデバイスを作成したりすることがあります。このようなことが発生した場合、SCP は 1 つのジョブですべての設定を適用できない場合があります。保留中の構成の設定を解決するには、ジョブの ConfigResult エントリを確認します。
SCPを使用すると、1つのxml/jsonファイルで、複数のシステムにOSの導入(OSD)が行えます。また、構成やリポジトリのアップデートなどの従来の操作の一括処理も可能です。
SCPでは、すべてのiDRACユーザーのSSH公開キーのエクスポートおよびインポートも可能です。すべてのユーザーに関するSSH公開キーは4つ存在します。
SCPを使用したOS導入の手順は次のとおりです。
- SCPファイルをエクスポートする
- SCPファイルには、OSDに必要な抑制属性がすべて入っています。
- OSD属性を編集/アップデートしてから、インポート操作を実行します。
- このOSD属性は、SCPオーケストレーターによって検証されます。
- SCPオーケストレーターは、SCPファイルに指定された構成およびリポジトリのアップデートを実行します。
- 構成とアップデートが完了すると、ホストOSはシャットダウンされます。
注:OSメディアのホスティングでサポートされているのは、CIFSおよびNFS共有のみです。
- SCPオーケストレーターは、選択したオペレーティング システムのドライバーを接続することでOSDを開始し、NFS/共有にあるOSメディアに対して1回限りの起動を開始します。
- LCLに、ジョブの進行状況が表示されます。
- BIOSによるOSメディアからの起動が行われると、SCPジョブの完了が表示されます。
- 接続されていたメディアおよびOSメディアは、65535秒またはOSD.1#ExposeDuration属性に指定された期間の経過後、自動的に接続解除されます。
全体的な機能と導入ワークフローの詳細については、「サーバー構成プロファイルを使用したDell PowerEdgeサーバーへのオペレーティング システムの導入」を参照してください。