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Dell Edge Gateway5000 シリーズ 設置および操作マニュアル

Wind River Linuxの基本機能

事前インストールされたパッケージ

root@WR-IDP-xxxx:~# rpm -qaコマンドを実行して、Wind River Linux OSにインストールされたパッケージをすべて一覧表示します。

  • 注: 特定のパッケージを探している場合は、 root@WR-IDP-xxxx:~# rpm -qaコマンドの出力をパイプして、そのパッケージを検索する必要があります。

予想される結果:デバイス: xxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxx

UEFIカプセル アップデート機能

fwupgmgrツール/コマンドを実行して、システム上のUEFI BIOSファームウェアをアップデートします。このシステムのUEFI BIOSは、オンラインの Linuxベンダー ファイル システム ベースのメソッドによりリリースされます。

操作コマンド: root@WR-IDP-xxxx:~# fwupdmgr get-devices

予想される結果:(デバイスが見つかりました) Device: xxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxx

Watchdog Timer

root@WR-IDP-xxxx:~# systemctl status watchdog コマンドを実行して、 ウォッチドッグ タイマー サービスのステータスを表示します。

予想される結果:出力の例を以下に示します。

イメージ:ウォッチドッグ タイマー

TPMサポート(HW TPMモジュール依存性)

root@WR-IDP-xxxx:~# tpm_statistic コマンドを実行して、TPMサービスのステータスを表示します。

TPMが機能し、BIOSで有効化されている場合、 tpm_statisticコマンドの実行時に次のような結果が予想されます。

予期される結果:TPMチップ プレゼンスの予想される結果:ノーマル。上記のコマンドの応答の例は、以下の出力のようになります。

イメージ:TPM統計

システムの再起動

システムを再起動するには、システムにrootユーザーとしてログインし、コマンド プロンプトで root@WR-IDP-xxxx:~# reboot再起動を入力します。

予想される結果:システムが再起動され、正常にログイン プロンプトに戻ります。

システムの電源オフ

root@WR-IDP-xxxx:~# shutdown nowコマンドを実行し、システムをシャットダウンします。

予想される結果:システムが正常にシャットダウンします。

ネットワーク インターフェイス

サポートされているデフォルトのネットワーク インターフェイスを確認するには、コマンド プロンプトで root@WR-IDP-xxxx:~# ifconfigを入力します。
予期される結果:次のものが、サポートされているデフォルトのネットワーク インターフェイスで、すぐに使用できます。
  • br-lan
  • eth0
  • eth1
  • lo
  • wlan0

ネットワーク構成とデフォルトのセットアップ

次のコマンドを使用して、Wind River Linux搭載のシステムに異なるネットワーク インターフェイスを構成できます。

Wind Linux IDP 3.1環境のネットワーク構成は、 LuCiウェブ インターフェイスで実行できます。
  • 注:LuCiウェブ インターフェイスは、デフォルトのOSイメージでサポートされています。

ユーザーは、Webブラウザを持つ別のシステムから次のURLの https:// < IP-Address-of-eth0-interface-of-the-gateway >を使用してシステム上のLuCiウェブ インターフェイスに到達できます。そのシステムは同じネットワーク上にあるか、プロキシ経由でシステムのネットワークに接続されている必要があります。

LuCiウェブ インターフェイスへのデフォルトのログイン資格情報は、 root/rootです。 eth0ネットワーク ポートのIPアドレスは、Linuxターミナルで ifconfigコマンドを実行することで特定できます。

イメージ:LuCiウェブ インターフェイス

ネットワーク インターフェイス構成

Edge Gatewayには、次のデフォルト ネットワーク構成が含まれます:
  • br-lan — ブリッジLANインターフェイス
  • eth0 — 有線LANインターフェイス0
  • eth1 — 有線LANインターフェイス1
  • lo - ループ バック インターフェイス
  • wlan0 — 無線LAN(またはWi-Fi)インターフェイス モード

eth0 — 有線LANインターフェイスデフォルトで、 eth0インターフェイスはDHCPクライアント インターフェイスになるよう構成されています。このEthernetポートがDHCPサーバに接続されると、このインターフェイスはDHCPサーバからIPアドレスを取得します。

root@WR-IDP-xxxx:~# ifconfig eth0コマンドを実行して、IPアドレスを特定します。ネットワークIPインターフェイスの情報は、 inet addr: x.x.x.xにあります(x.x.x.xがシステムのIPアドレス)。

eth1 — 有線LANインターフェイス2つ目の有線Ethernetインターフェイス eth1のデフォルト構成はDHCPサーバとして機能し、システムからIPアドレスを要求する任意のデバイスにIPアドレスを提供します。DHCPアドレスを要求するデバイスは、 192.168.1.xサブネットの範囲内のIPアドレスを取得します。デフォルトのDHCPサーバは、 192.168.1.1アドレスにあります。このネットワーク インターフェイスを再構成するには、 LuCiウェブ インターフェイスにログインします。

Wlan0 — 無線LANまたはWi-FiインターフェイスWind River Linuxを搭載したシステム上の WLAN0インターフェイスのデフォルト構成は、AP(アクセス ポイント)モードです。このモードは、 LuCiウェブ インターフェイスでクライアント モードに変更できます。

Br-lan — ブリッジLANインターフェイスデフォルトで、ブリッジ インターフェイスはEthernet eth1WLAN0インターフェイスをブリッジするよう構成されているため、WiFiモードまたは eth1有線モードでシステムに接続したいデバイスは、システムを介してIPアドレスを取得することができます。アクセス ポイントと eth1インターフェイスが発行したIPアドレスは、 192.168.1.xサブネット内にあります。そのアクセス ポイントのデフォルトのアクセス ポイントSSIDは、 IDPDK-5591です。ブリッジ構成は、LuCiウェブ インターフェイスを使用して修正できます。LuCiウェブ インターフェイスを使用した構成、WAN、WLAN、br-LANネットワーク インターフェイスの詳細については、Intel/Wind Riverのドキュメントに従います。

Bluetooth の設定

このシステムは、内蔵Bluetoothネットワーク インターフェイスをサポートしています。Bluetoothネットワークは、Wind River Linux OSのLuCIウェブ インターフェイスを使用して構成できます。Wind River Linux OS搭載のシステムでBluetoothインターフェイスを構成するには、次の手順を実行します。
  1. 前項で示した手順で特定したLuCIウェブ インターフェイスにログインします。
  2. Bluetoothの設定は、[ ネットワーク]タブのドロップ ダウン メニューにあるウェブ インターフェイスの[ Bluetooth]で行うことができます。

    イメージ:Bluetoothの設定

  • このページで Bluetoothインターフェイスを有効化し、[ スキャン]を押して、付近の他のBluetooth対応デバイスを識別します。

無線WANネットワーク インターフェイス構成

Edge Gatewayシステムにアドオン モジュールをインストールして、無線WAN(WWAN)接続を確立できます。
  • 4G-LTE — AT&Tキャリア用のTelit LE910モジュールを使用するインターフェイス
  • 4G-LTE — Verizonキャリア用のTelit LE910モジュールを使用するインターフェイス
  • HSPA+ — Telit HE910モジュールを使用するインターフェイス

LE910 WWAN接続の構成

『サービスマニュアル』に従って、LE910モジュールと、対応するキャリアSIMカードをシステムにインストールします。モジュールとSIMカードがインストールされたら、次の手順に従ってWWAN接続を有効化します。
  • 注: デフォルトのWind River Linux OSイメージは現在、 ATコマンドを使用してWWANインターフェイスおよびLTE接続を構成します。
  • 注: LuCiウェブ インターフェイスは現在、WWANインターフェイスの構成をサポートしていません。

インストールされたWWANモジュールとキャリアの識別

インストールされたLE910モジュールのtty ACMインターフェイスでシリアル インターフェイスを識別するには、dmesgコマンド # dmesg | grep –i ttyacm を使用します。

このシステムには、 Telit LE910または Telit HE910モジュール以外に複数のUSB ACMデバイスが含まれることがあります。 dmesgコマンドの出力に基づいて、列挙された ttyacmポートを識別します。たとえば、以下のようなシステム上の複数のUSB ACMデバイスに対する dmesg | grep –i ttypacmコマンドの出力があります。
イメージ:インストールされたWWANモジュールとキャリアの識別
USB ACMデバイス ポートの1つを持つシステム上で minicomターミナル ユーティリティを起動して、デバイスを構成する前にTelit LE910デバイスに対して正しいUSB ACMデバイスがあるか確認します。たとえば、次の例はインターフェイスとして ttyACM1を持つ minicomを起動しています。
  • # minicom –D /dev/ttyACM1
  • minicom内で、それが「Telit」デバイス AT+GMIかどうかを確認するために次のATコマンドを入力します。
  • 上記のコマンドへの応答がTelitの場合、正しいデバイスttyacmポートを識別します。
  • 出力がTelitまたはエラーでない場合は、 minicomを終了して、 /dev/ttyACM0 or /dev/ttyACM3 などの別のポートで minicomを起動する必要があります。
  • たとえば、以下のように /dev/ttyACM1を通信のポートとして minicomを起動します。

    root@WR-IDP-0A1D:~# root@WR-IDP-0A1D:~# minicom -D /dev/ttyACM1

WWANキャリア パラメーターの構成

minicomターミナル内で、LTEモジュールを構成するには次のATコマンドが順番に発行される必要があり、 説明を伴う行を入力するコマンドの参照とし、ATコマンド自体の一部として入力する必要はありません。

説明:SIMが挿入され、 at+cpin?コマンドを使用してPINのロックが解除されていることを確認します

説明:SIMがPINでロックされている場合、 at+cpin=”1234”ATコマンドを使用してSIMのロックを解除できます。SIM PINが1234で、PINが異なる場合、次のコマンドで適切なPIN番号を使用します。

説明:APNを設定します。NCMは、使用可能なすべてのCIDを使用して、アクティブ化することができます。
  • 注: Verizonの場合はあらかじめプログラムされているので、この手順は省略します( AT+CGDCONT?を使用して、CID3がvzwinternetであることを確認します)。

at+cgdcont=3,"IP","broadband"コマンドは、AT&TベースのSIMに対して発行される必要があります。このコマンドでは 3がCID(接続ID)となります。これは1から5の数字で、VZおよびATTベースのソリューション間で一貫した値を保持するよう、3が表示されます。このコマンドの IPは、TCP-IPプロトコルを示しています。このコマンドの broadbandは、論理的に接続するネットワークIDまたはAPNとしてAT&Tが割り当てる名前で、この名前はキャリアによって割り当てられます。

説明:モデムの状態をチェックします
at+cops?
                                    at+cgatt?
                                 

説明: at#ncm=1,3コマンドを実行し、CID3のNCMを有効化します(このコマンドはUSBインスタンス(このケースではUSB0またはUSB3)上に送信される必要があります)

説明: at#ncm=1,3を実行し、PDPコンテキストをアクティブ化します。

説明:モジュールからIPアドレス、Gatewayアドレス、DNSアドレスを読み取ります
at+cgcontrdp=3
                                    REPONSE:
                                    +CGCONTRDP:
                                    3,6,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","100.176.244.64.255.255.255.0","100.176.244.65","10.133.17.210","0.0.0.0","0.0.0.0","0.0.0.0"
                                    OK
                                 

LTE WWAN接続の確立

説明:次は、Verizon LE910モジュールとVerizon SIMカードを使用してLTE接続を確立するためにデフォルトのWind River Linux OSイメージを持つEdge Gatewayプラットフォームで実行されたサンプル セッションからのキャプチャです。ハイライト表示されたコマンドは入力されたもので、その他はシステムからの応答です。AT&T LE910モジュールとAT&T SIM環境の場合、「 broadband」を使用し、次のコマンドセットの「 vzwinternet」を置き換えます。

Wind River Linuxで追加のLinuxターミナルを開くには、Alt-F2キーを押して別のLinuxのログイン プロンプトに移動します。root/rootの資格情報を使用してログインします。

コマンド入力は 斜体でハイライト表示されています。

root@WR-IntelligentDevice:
                                 ~# minicom -D /dev/ttyACM0
                                 Welcome to minicom 2.7
                                 OPTIONS: I18n
                                 Compiled on  16:20:45.
                                 Port /dev/ttyACM0, 21:33:05
                                 Press CTRL-A Z for help on special keys
                                 
                                 at+cgdcont=3,"IPV4V6","vzwinternet"
                                 OK
                                 
                                 at+cgdcont?
                                 +CGDCONT: 1,"IPV4V6","vzwims","",0,0
                                 +CGDCONT: 2,"IPV4V6","vzwadmin","",0,0
                                 +CGDCONT: 3,"IPV4V6","vzwinternet","",0,0
                                 
                                 OK
                                 
                                 at#ncm=1,3
                                 OK
                                 
                                 at+cgact=1,3
                                 OK
                                 at+cgcontrdp=3
                                 +CGCONTRDP: 3,7,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","100.106.47.7.255.0.0.0","100.1
                                 06.47.8","198.224.157.135","0.0.0.0","0.0.0.0","0.0.0.0"
                                 +CGCONTRDP: 3,7,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","254.128.0.0.0.0.0.0.0.0.0.71.4
                                 6.110.1.1.255.255.255.255.255.255.255.255.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.
                                 0.0.0.0.0.0","198.224.157.135","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0.
                                 0.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0"
                                 
                                 OK
                                 
                                 ^A X Y
                                 
                                 root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                 ifconfig wwan0 100.106.47.7 netmask 255.0.0.0 up
                                 root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                 route add default gw 100.106.47.8 wwan0
                                 root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                 echo nameserver 198.224.157.135 >>/etc/resolv.conf
                                 root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                 minicom -D /dev/ttyACM0
                                 Welcome to minicom 2.7
                                 OPTIONS: I18n
                                 Compiled on Dec 17 2015, 16:20:45.
                                 Port /dev/ttyACM0, 21:33:05
                                 Press CTRL-A Z for help on special keys
                                 
                                 at+cgdata="M-RAW_IP",3
                                 CONNECT
                                 OK
                                 ^
                                 A X Y
                                 root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                 ping 8.8.8.8
                                 PING 8.8.8.8 (8.8.8.8) 56(84) bytes of data.
                                 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=1 ttl=52 time=36.9 ms
                                 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=3 ttl=52 time=33.5 ms
                                 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=4 ttl=52 time=31.2 ms
                                 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=5 ttl=52 time=32.6 ms
                                 
                                 ^C
                                 --- 8.8.8.8 ping statistics ---
                                 5 packets transmitted, 4 received, 20% packet loss, time 4004ms
                                 rtt min/avg/max/mdev = 31.276/33.585/36.903/2.078 ms 
                              

WWAN0接続の無効化

説明:以下の方法を使用して、前述の項で述べた説明を使用してセットアップしたWWAN接続を無効化または削除できます。
  1. 他の項で定義されているようにminicomを起動し、Telitモジュールに適切なttyACMポートを選択します
  2. minicomターミナル内部で、次のATコマンドを送信します
    At+gmi   (to make sure it is the Telit module)
                                              At+cgatt=0 (Response should be NO CARRIER)
                                              AT+cgatt=1 
                                           
  3. Ctrl-A、Z、Xを押して、minicomターミナルを終了します。
  4. Linuxプロンプトで、 # ifconfig wwan0 down コマンドを入力してwwan0を無効化します。
WWAN0接続を無効化するためのサンプル セッション:
root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                    minicom -D /dev/ttyACM0
                                    Welcome to minicom 2.7
                                    OPTIONS: I18n
                                    Compiled on Dec 17 2015, 16:20:45.
                                    Port /dev/ttyACM0, 21:33:05
                                    Press CTRL-A Z for help on special keys
                                    at+cgact=0,3
                                    OK
                                    
                                    ^A X Y
                                    root@WR-IntelligentDevice:~# 
                                    ifconfig wwan0 down

HE910(HSPA+)WWAN接続の構成

説明:ハードウェア インストール ガイドに従って、HE910モジュールと、対応するキャリアSIMカードをシステムにインストールします。ハードウェア モジュールおよびSIMがインストールされたら、次の手順に従って3G HSPA+接続をアクティブ化します。

Wind River Linux上のHSPA接続は、次のUCIコマンド セットまたはLuCiウェブ インターフェイスを使用してアクティブ化することができます。以下は、3G WWANインターフェイスを構成するためのサンプル手順です:
  1. ネットワーク構成をチェックします。
    root@WR-IDP-XXXX:~# cat /etc/config/network
                                              ...
                                              
                                              config interface 'wwan'
                                              option ifname '3g-wwan'
                                              option proto '3g'
                                              option device '/dev/ttyACM0'
                                              option ppp_redial 'demand'
                                              option defaultroute '1'
                                              option peerdns '1'
                                              option service 'umts_first'
                                              option sconnservice 'UMTS'
                                              option dialnumber '*99***1#'
                                              
                                              config device 'modem_cell'
                                              option name 'modem_cell'
                                              option present 'Yes'
                                              option protoall '3g'
                                              option pppddev '/dev/ttyACM0'
                                              option statedev '/dev/ttyACM3'
                                              option Manufacturer 'Telit'
                                              option Product 'HE910'
                                              option Vendor '1bc7'
                                              option ProdID '0021'
                                              option SerialNumber '357164040868450'
                                              option Rev '12.00.004'
                                              
                                              config device 'sim_card'
                                              option name 'sim_card'
                                              option present 'No
                                              
                                           
  2. SIMカード演算子に基づいて apnを追加します。China Unicom用の「3gnet」の場合
    root@WR-IDP-XXXX:~# uci set network.wwan.apn="3gnet"
                                              root@WR-IDP-XXXX:~# uci commit network
                                              root@WR-IDP-XXXX:~# uci get network.wwan.apn3gnet
                                           
  3. WWANインターフェイスをセットアップします。

    wwanインターフェイスを再起動します: root@WR-IDP-XXXX:~# ifdown wwan ; ifup wwan

    または、

    すべてのインターフェイスを再起動します: root@WR-IDP-XXXX:~# systemctl restart netifd

  4. ステップ2とステップ3も、 LuCiウェブ インターフェイスを介して実行できます。

    WWAN]タブを開きます。まずAPNを設定し、次に[ 保存して適用]ボタンをクリックし、サンプルのLuCiウェブ インターフェイスに示されているように変更を適用します。

    イメージ:WWAN接続を構成するためのLuCiインターフェイス

  5. 3g-wwanインターフェイスが準備できているか、チェックします。
    root@WR-IDP-XXXX:~# ifconfig 3g-wwan
                                              3g-wwanLink encap:Point-to-Point Protocol  
                                              inet addr:10.3.203.207  P-t-P:10.3.203.207  Mask:255.255.255.255
                                              UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
                                              RX packets:238 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
                                              TX packets:322 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
                                              collisions:0 txqueuelen:3 
                                              RX bytes:35017 (34.1 KiB)  TX bytes:35054 (34.2 KiB)
                                              
                                           

インテル開発者ハブでのEdge Gatewayの登録

Wind River Linux IDP 3.1を持つEdge Gateway 5000シリーズは、Edge Gateway内の開発者用ハブ ポータルをサポートしています。このポータルを使用して、Edge Gatewayのさまざまな構成機能を実行するだけでなく、ベースWind River Linux OSイメージ上へのソフトウェア レイヤー開発、Edge Gatewayへのセンサー デバイスの統合、導入のための結合アプリケーション/ベースOSイメージの強化を行うことができます。

開発者用ポータルは、Intel MarketplaceでEdge Gateway 5000に登録し、ソフトウェア パッケージ アップデート リポジトリに接続するための資格情報を取得するために使用します。以下は、Wind River Linux IDPを使用するEdge Gatewayの開発者向けソリューションに必要となる2つの主要URLです。

http://shopiotmarketplace.com:これは、Wind River Linuxを持つGatewayデバイスを登録し、パッケージ アップデート用のWindshareリポジトリ アクセス権の資格情報を取得するための登録サイトです。
  • 注: Wind River Linux OSイメージのソリューションを持つEdge Gatewayの場合、(お客様の)担当者がIntel IoT Marketplaceでお客様の連絡先情報をすでに登録している必要があり、Wind River Linux OSのソフトウェア パッケージとアップデートを取得できるWindshareリポジトリへのログイン資格情報を取得するための手順でIntel Marketplaceから通知を受け取っているはずです。Intel IoT Marketplaceからの通知を受け取っていない場合は、セールス担当者へ問い合わせて登録してもらいます。

Wind River Linux OSイメージ ベースのEdge Gateway 5000ソリューション向けの開発方法とビルトインの開発者ハブを利用する方法に関する詳細なドキュメントの一部を www.intel.com/gatewaytrainingで利用できます。詳しくは当該サイトを参照してください。

次の手順には、Wind River Linux IDP 3.1ベースのOSイメージを持つEdge Gateway 5000製品を受け取ったら従うべき基本的なガイドラインを示しています。

工場から届くWind River Linux IDP 3.1ベースのイメージを持つEdge Gateway 5000製品は、Wind RiverのRCPLパッケージ(RCPL 13)の特定のバージョンを搭載しています。Wind RiverのRCPLバージョンはWind Riverチームによって定期的に更新されており、Edge Gatewayユーザー/カスタマーは、OSイメージ上でソフトウェア スタックおよびミドルウェアを開発する前に、以下に示された手順/ステップに従って、RCPLの最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。最新のRCPLイメージは、ソフトウェア パッケージのセキュリティ アップデートとその他のバグ修正を提供しています。
  • 工場でWind River Linux OSイメージがインストールされたEdge Gateway 5000シリーズ プラットフォームのEthernet WANポートETH1を、DHCPアドレスをGatewayのETH1インターフェイスに割り当てることができるインターネット接続ルータに接続します。この接続に、初期設定中のファイアウォール外の直接的なインターネット アクセスとプロキシ接続があることを確認します。
  • Edge Gatewayでデフォルトのroot/root資格情報を使用して、OSにログインします。ifconfigを使用して、ETH1インターフェイスのIPアドレスを検索します。
  • Linuxプロンプトで、 root@WR-IDP-XXXX:~# smart update コマンドを入力し、パッケージ キャッシュとデフォルトのリポジトリ チャネルを更新します。SMARTアップデート コマンドは、すでに含まれているアップデート チャネルとリポジトリのキャッシュを更新します。
  • root@WR-IDP-XXXX: smart channel --list を入力し、Edge Gatewayの工場出荷時のイメージがサポートするデフォルトのチャネルを一覧表示します。
  • この時点で、他のブラウザを有効にしたPCシステムをEdge Gatewayと同じネットワークに接続し、ブラウザURLアドレス(例: http://<IP-Address-ETH1-Interface>)にETH1インターフェイスのIPアドレスを入力します。Chromeブラウザを利用できる場合は、Google Chromeブラウザを使用してこれのデフォルト評価が実行されます。
  • ポップアップ ウィンドウに、ユーザーがログインしなければならないことが表示されます。ユーザー名「 gwuser」とパスワード「 gwuser」を使用して、ブラウザ ウィンドウにログインします。

    イメージ:ログイン画面

  • ライセンス契約を読み、手順に従って続行します。

    イメージ:ライセンス契約

  • IoT開発者ハブ内の[ パッケージ]タブを選択し、 iot-developer-hubパッケージを検索し、そのパッケージのみを更新するよう選択します。この時点で、他のパッケージを更新する必要はありません。パッケージのダウンロードと更新に数分かかります。
  • 更新後、ブラウザ セッションが終了するかユーザーがログアウトしたら、上記の手順に従って、ウェブ インターフェイスに再ログインします。アップデートが発生する可能性があるため、ウェブ インターフェイスへ再接続し応答があるまで数分かかることがあります。インターフェイスがユーザーの再ログインを許可するまで待機してください。
  • 開発者ハブへ再びログインしたら、[管理]タブに移動し、[Proへのアップグレード]オプションを選択します。このタブは、すでにライセンスされ、Wind River OSライセンスを持つEdge Gateway 5000シリーズ製品を無料でインストールできるWind RiverのProパッケージをすべて更新します。
    • [Proへのアップグレード]を選択すると、ユーザーはWindshareリポジトリのWind River資格情報を入力するよう求められます。ユーザーのセールス担当者は、インテル/Wind Riverに連絡先情報をすでに登録しており、ユーザーはインテル/Wind RiverからWindshareリポジトリ資格情報を取得する手順とプロセスを説明したメール通知を受け取っているはずです。

      イメージ:Wind Riverアップグレード資格情報

      イメージ:OSアップグレード資格情報

    • そのようなEメールを受け取っていない場合は、セールス担当者へ問い合わせ、登録プロセスを行ってWindshareリポジトリの資格情報を取得します。
    • WindShareの資格情報を入力すると、パッケージをダウンロードできるリポジトリの追加セットがチャネル リストに追加されます。チャネルの追加セットは、LinuxプロンプトでSMARTコマンド smart channel –-list を使用してレビューできます。
  • Proパッケージへのアップグレードの選択時にWind Riverの資格情報を入力すると、アップグレード プロセスが続行されます。また、完了まで時間がかかる場合があります。アップグレードが完了するまで数分お待ちください。
  • Proパッケージへのアップグレードが完了したら、ブラウザを終了し、ブラウザのCookieとキャッシュを消去し、上記の手順を使用して開発者ハブに再ログインし、[管理]タブで[OSアップデートをインストール]を選択します。システムはWindshare Proの資格情報を求めることがあります。上記の手順で示されているように、取得したWindshareリポジトリの資格情報を再び入力します。
  • この時点で、システムはWindshareリポジトリで利用できるアップデートをチェックし、アップデートが利用できるかどうかを知らせます。利用できる場合は、[OSアップデートをインストール]を使用してアップデート プロセスを開始します。これらのアップデートは、お使いのネットワーク接続によって、1時間以上かかる可能性があります。システムのアップデートを完了し、インターネット接続が継続していることを確認します。

    イメージ:OSのアップデート

    イメージ:OSのアップデートのインストール プロセス

  • OSのアップデートが完了すると、Edge Gatewayが再起動し、システムは、WindshareリポジトリでEdge Gateway 5000製品が利用できる最新のRCPLリリースにアップグレードされます。この時点で、ユーザーはEdge Gateway 5000システム上でアプリケーションの他のレイヤーを開発するための環境を準備する必要があります。

    以下は、上記の手順で説明した開発者ハブ ウェブ インターフェイスのサンプル スクリーンショットの一部です。

    イメージ:開発者ハブ ウェブ インターフェイス

    イメージ:開発者ハブ ウェブ インターフェイス

  • [パッケージ]タブには、プラットフォームにインストールされたパッケージが表示され、パッケージへのアップグレードを実行し、追加のリポジトリ チャネルは開発者用ハブ ポータルを介して追加できます。

Wind River OSを持つEdge Gateway 5000上の共通ポート マッピング

シリアル ポートのマッピング

説明:次の表は、デルの工場でWind River Linux OSイメージをインストールされたEdge Gateway 5000プラットフォーム上のシリアル ポート マッピングを表しています。RS422とRS485ポートのEdge GatewayのDIPスイッチ設定を行うには、該当のハードウェア インストール ガイド ドキュメントを参照してください。
  • 注: デバイス ノードは、左端のRS232ポートからポートの位置によって順序づけされます。
表 1. Edge Gateway 5000シリーズ上のシリアル ポートのデバイス ノード
いいえ。ポートタイプコネクタデバイスノード
1RS232DB9/dev/ttyS0
2RS422_4855ピン ターミナル/dev/ttyS4
3RS4853ピン ターミナル/dev/ttyS5
4RS4853ピン ターミナル/dev/ttyS2

Edge Gateway I/OモジュールGPIOマッピング

説明:Edge GatewayのGPIOは、OSのGPIOドライバを介して管理されます。Edge GatewayのクラウドLEDはGPIOの1つに接続されます。以下はWind River Linux OSでのクラウドLEDを制御する手順を示しています。
  1. クラウドLED PINをエクスポートするには:
    root@WR-IDP-XXXX:~# echo 346 > /sys/class/gpio/export
                                              root@WR-IDP-XXXX:~# echo out > /sys/class/gpio/gpio346/direction
                                           
  2. クラウドLEDをオンにするには:
    root@WR-IDP-XXXX:~# echo 1 > /sys/class/gpio/gpio346/value
  3. クラウドLEDをオフにするには:
    root@WR-IDP-XXXX:~# echo 0 > /sys/class/gpio/gpio346/value

Edge Gateway I/Oモジュール ベースのGPIOマッピング

説明:Edge Gatewayの外部I/OモジュールのGPIOは、PICマイクロコントローラの後ろにあります。PICマイクロコントローラは、USB-HIDデバイスとしてホスト システムとホストOSに公開されます。GPIOとの通信のために開発されたソフトウェア アプリケーションは、GPIOモジュールと通信するために、以下の参照資料で定義されているプロトコルを使用することがあります。I/OモジュールのGPIOと通信する工場出荷時のOSイメージには、利用可能なネイティブ アプリケーション ソフトウェアはありません。

I/OモジュールのGPIOマッピングと参照資料は、個別のテクニカル シートと記事として提供されます。また、ユーザー/カスタマーの参照資料はサポートWebポータルでリリースされます。

Edge Gateway I/OモジュールPCle拡張マッピング

説明:Edge Gatewayの外部I/OモジュールのPCIeスロットは、ホストPCIeバスから直接動かします。これは汎用PCIe拡張であるため、Wind River Linux OSイメージにはPCIeデバイス固有のドライバは組み込まれていません。このスロットで特定のPCIeカードを使用する場合は、そのPCIeカードのベンダーに、Linuxドライバがあるかどうか、それがカーネル モード ドライバかどうかを問い合わせます。そうしたドライバは、Edge Gatewayの工場出荷時のWind River Linux OSイメージで3.14 Linuxカーネル バージョンを使用するWind River Linux OS環境への移植が必要となる場合があります。

Edge Gateway Zigbeeモジュール機能

説明:Edge Gatewayは、任意のアドオン ハードウェアとして、USB Zigbeeドングルをサポートしています。Zigbeeドングルがシステム上にある場合、USBデバイスとしてOSに列挙され、Wind River Linuxホストのcdc _acmカーネル ドライバ レイヤーを通してアクセスします。工場出荷時のOSイメージには、このデバイスのZigbeeプロトコルを実行するためのネイティブ アプリケーション ソフトウェアがありません。Zigbeeモジュールとの基本的な通信は、minicom端末インターフェイス アプリケーションを使用するか、Zigbeeドングルから基本情報を取得して検証できます。

例:次のコマンドは、デバイス/dev/ttyACM6でminicomを起動します(Zigbeeドングルが/dev/ttyACM6ポートへ列挙されると仮定)。
root@WR-IDP-XXXX:~# minicom –D /dev/ttyACM6
下のスクリーンショットは、Zigbee USBドングルが/dev/ttyACM6ポートで列挙される際の、Zigbeeドングルからの応答を示しています。
  • ATコマンドをminicomセッション内で送信すると、デバイスから OKが返されるはずです。

    イメージ:ATコマンドの送信

  • ATIコマンドをminicomセッション内で送信すると、「Telegesis ETRX 3588」などのモジュール情報が返されます。

    イメージ:ATの応答

Edge Gateway CAN モジュール機能

説明:Edge Gatewayは、Edge Gateway内部に取り付けられているオプションのCANモジュールをサポートします。CAN モジュールは、OS では USB デバイスとして、Wind River Linux ホストの Linux カーネルドライバレイヤでは USB HID デバイスとして列挙されます。このデバイスには、CAN プロトコルを実行するための、工場出荷時に OS にインストールされたネイティブアプリケーションソフトウェアがありません。

Edge Gateway上のCANモジュールの存在は、Linuxプロンプトで「lsusb」コマンドを発行し、「Microchip Technology Inc.」ベースのデバイスを検索することで識別できます。

CAN 通信プロトコルとソフトウェア API リファレンスについては、本マニュアルとは別のリファレンスおよび記事で説明されています。


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