- メモ、注意、警告
- 概要
- システム図
- Dell Edge Gateway のセットアップ
- オペレーティングシステムのセットアップ
- Windows 10 IoT Enterprise LTSB
- Snappy Ubuntu Core 15 および 16
- Wind River Linux
- システム仕様
- I/O モジュールの概要
- 電源モジュールの概要
- エンクロージャの概要
- ZigBee ドングルのセットアップ
- BIOS(デフォルト)
- その他の必要マニュアル
- デルへのお問い合わせ
root@WR-IDP-xxxx:~# rpm -qaコマンドを実行して、Wind River Linux OSにインストールされたパッケージをすべて一覧表示します。
予想される結果:デバイス: xxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxx
fwupgmgrツール/コマンドを実行して、システム上のUEFI BIOSファームウェアをアップデートします。このシステムのUEFI BIOSは、オンラインの Linuxベンダー ファイル システム ベースのメソッドによりリリースされます。
操作コマンド: root@WR-IDP-xxxx:~# fwupdmgr get-devices
予想される結果:(デバイスが見つかりました) Device: xxxx-xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx-xxxx
root@WR-IDP-xxxx:~# systemctl status watchdog コマンドを実行して、 ウォッチドッグ タイマー サービスのステータスを表示します。
予想される結果:出力の例を以下に示します。
root@WR-IDP-xxxx:~# tpm_statistic コマンドを実行して、TPMサービスのステータスを表示します。
TPMが機能し、BIOSで有効化されている場合、 tpm_statisticコマンドの実行時に次のような結果が予想されます。
予期される結果:TPMチップ プレゼンスの予想される結果:ノーマル。上記のコマンドの応答の例は、以下の出力のようになります。
予想される結果:システムが再起動され、正常にログイン プロンプトに戻ります。
次のコマンドを使用して、Wind River Linux搭載のシステムに異なるネットワーク インターフェイスを構成できます。
ユーザーは、Webブラウザを持つ別のシステムから次のURLの https:// < IP-Address-of-eth0-interface-of-the-gateway >を使用してシステム上のLuCiウェブ インターフェイスに到達できます。そのシステムは同じネットワーク上にあるか、プロキシ経由でシステムのネットワークに接続されている必要があります。
LuCiウェブ インターフェイスへのデフォルトのログイン資格情報は、 root/rootです。 eth0ネットワーク ポートのIPアドレスは、Linuxターミナルで ifconfigコマンドを実行することで特定できます。
eth0 — 有線LANインターフェイスデフォルトで、 eth0インターフェイスはDHCPクライアント インターフェイスになるよう構成されています。このEthernetポートがDHCPサーバに接続されると、このインターフェイスはDHCPサーバからIPアドレスを取得します。
root@WR-IDP-xxxx:~# ifconfig eth0コマンドを実行して、IPアドレスを特定します。ネットワークIPインターフェイスの情報は、 inet addr: x.x.x.xにあります(x.x.x.xがシステムのIPアドレス)。
eth1 — 有線LANインターフェイス2つ目の有線Ethernetインターフェイス eth1のデフォルト構成はDHCPサーバとして機能し、システムからIPアドレスを要求する任意のデバイスにIPアドレスを提供します。DHCPアドレスを要求するデバイスは、 192.168.1.xサブネットの範囲内のIPアドレスを取得します。デフォルトのDHCPサーバは、 192.168.1.1アドレスにあります。このネットワーク インターフェイスを再構成するには、 LuCiウェブ インターフェイスにログインします。
Wlan0 — 無線LANまたはWi-FiインターフェイスWind River Linuxを搭載したシステム上の WLAN0インターフェイスのデフォルト構成は、AP(アクセス ポイント)モードです。このモードは、 LuCiウェブ インターフェイスでクライアント モードに変更できます。
Br-lan — ブリッジLANインターフェイスデフォルトで、ブリッジ インターフェイスはEthernet eth1と WLAN0インターフェイスをブリッジするよう構成されているため、WiFiモードまたは eth1有線モードでシステムに接続したいデバイスは、システムを介してIPアドレスを取得することができます。アクセス ポイントと eth1インターフェイスが発行したIPアドレスは、 192.168.1.xサブネット内にあります。そのアクセス ポイントのデフォルトのアクセス ポイントSSIDは、 IDPDK-5591です。ブリッジ構成は、LuCiウェブ インターフェイスを使用して修正できます。LuCiウェブ インターフェイスを使用した構成、WAN、WLAN、br-LANネットワーク インターフェイスの詳細については、Intel/Wind Riverのドキュメントに従います。
LE910 WWAN接続の構成
インストールされたWWANモジュールとキャリアの識別
インストールされたLE910モジュールのtty ACMインターフェイスでシリアル インターフェイスを識別するには、dmesgコマンド # dmesg | grep –i ttyacm を使用します。
root@WR-IDP-0A1D:~# root@WR-IDP-0A1D:~# minicom -D /dev/ttyACM1
WWANキャリア パラメーターの構成
minicomターミナル内で、LTEモジュールを構成するには次のATコマンドが順番に発行される必要があり、 説明を伴う行を入力するコマンドの参照とし、ATコマンド自体の一部として入力する必要はありません。
説明:SIMが挿入され、 at+cpin?コマンドを使用してPINのロックが解除されていることを確認します
説明:SIMがPINでロックされている場合、 at+cpin=”1234”ATコマンドを使用してSIMのロックを解除できます。SIM PINが1234で、PINが異なる場合、次のコマンドで適切なPIN番号を使用します。
at+cgdcont=3,"IP","broadband"コマンドは、AT&TベースのSIMに対して発行される必要があります。このコマンドでは 3がCID(接続ID)となります。これは1から5の数字で、VZおよびATTベースのソリューション間で一貫した値を保持するよう、3が表示されます。このコマンドの IPは、TCP-IPプロトコルを示しています。このコマンドの broadbandは、論理的に接続するネットワークIDまたはAPNとしてAT&Tが割り当てる名前で、この名前はキャリアによって割り当てられます。
at+cops? at+cgatt?
説明: at#ncm=1,3コマンドを実行し、CID3のNCMを有効化します(このコマンドはUSBインスタンス(このケースではUSB0またはUSB3)上に送信される必要があります)
説明: at#ncm=1,3を実行し、PDPコンテキストをアクティブ化します。
at+cgcontrdp=3 REPONSE: +CGCONTRDP: 3,6,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","100.176.244.64.255.255.255.0","100.176.244.65","10.133.17.210","0.0.0.0","0.0.0.0","0.0.0.0" OK
LTE WWAN接続の確立
説明:次は、Verizon LE910モジュールとVerizon SIMカードを使用してLTE接続を確立するためにデフォルトのWind River Linux OSイメージを持つEdge Gatewayプラットフォームで実行されたサンプル セッションからのキャプチャです。ハイライト表示されたコマンドは入力されたもので、その他はシステムからの応答です。AT&T LE910モジュールとAT&T SIM環境の場合、「 broadband」を使用し、次のコマンドセットの「 vzwinternet」を置き換えます。
Wind River Linuxで追加のLinuxターミナルを開くには、Alt-F2キーを押して別のLinuxのログイン プロンプトに移動します。root/rootの資格情報を使用してログインします。
コマンド入力は 斜体でハイライト表示されています。
root@WR-IntelligentDevice: ~# minicom -D /dev/ttyACM0 Welcome to minicom 2.7 OPTIONS: I18n Compiled on 16:20:45. Port /dev/ttyACM0, 21:33:05 Press CTRL-A Z for help on special keys at+cgdcont=3,"IPV4V6","vzwinternet" OK at+cgdcont? +CGDCONT: 1,"IPV4V6","vzwims","",0,0 +CGDCONT: 2,"IPV4V6","vzwadmin","",0,0 +CGDCONT: 3,"IPV4V6","vzwinternet","",0,0 OK at#ncm=1,3 OK at+cgact=1,3 OK at+cgcontrdp=3 +CGCONTRDP: 3,7,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","100.106.47.7.255.0.0.0","100.1 06.47.8","198.224.157.135","0.0.0.0","0.0.0.0","0.0.0.0" +CGCONTRDP: 3,7,"vzwinternet.mnc480.mcc311.gprs","254.128.0.0.0.0.0.0.0.0.0.71.4 6.110.1.1.255.255.255.255.255.255.255.255.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0. 0.0.0.0.0.0","198.224.157.135","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0. 0.0.0.0.0.0.0.0.0","0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0.0" OK ^A X Y root@WR-IntelligentDevice:~# ifconfig wwan0 100.106.47.7 netmask 255.0.0.0 up root@WR-IntelligentDevice:~# route add default gw 100.106.47.8 wwan0 root@WR-IntelligentDevice:~# echo nameserver 198.224.157.135 >>/etc/resolv.conf root@WR-IntelligentDevice:~# minicom -D /dev/ttyACM0 Welcome to minicom 2.7 OPTIONS: I18n Compiled on Dec 17 2015, 16:20:45. Port /dev/ttyACM0, 21:33:05 Press CTRL-A Z for help on special keys at+cgdata="M-RAW_IP",3 CONNECT OK ^ A X Y root@WR-IntelligentDevice:~# ping 8.8.8.8 PING 8.8.8.8 (8.8.8.8) 56(84) bytes of data. 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=1 ttl=52 time=36.9 ms 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=3 ttl=52 time=33.5 ms 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=4 ttl=52 time=31.2 ms 64 bytes from 8.8.8.8: icmp_seq=5 ttl=52 time=32.6 ms ^C --- 8.8.8.8 ping statistics --- 5 packets transmitted, 4 received, 20% packet loss, time 4004ms rtt min/avg/max/mdev = 31.276/33.585/36.903/2.078 ms
WWAN0接続の無効化
At+gmi (to make sure it is the Telit module) At+cgatt=0 (Response should be NO CARRIER) AT+cgatt=1
root@WR-IntelligentDevice:~# minicom -D /dev/ttyACM0 Welcome to minicom 2.7 OPTIONS: I18n Compiled on Dec 17 2015, 16:20:45. Port /dev/ttyACM0, 21:33:05 Press CTRL-A Z for help on special keys at+cgact=0,3 OK ^A X Y root@WR-IntelligentDevice:~# ifconfig wwan0 down
HE910(HSPA+)WWAN接続の構成
説明:ハードウェア インストール ガイドに従って、HE910モジュールと、対応するキャリアSIMカードをシステムにインストールします。ハードウェア モジュールおよびSIMがインストールされたら、次の手順に従って3G HSPA+接続をアクティブ化します。
root@WR-IDP-XXXX:~# cat /etc/config/network ... config interface 'wwan' option ifname '3g-wwan' option proto '3g' option device '/dev/ttyACM0' option ppp_redial 'demand' option defaultroute '1' option peerdns '1' option service 'umts_first' option sconnservice 'UMTS' option dialnumber '*99***1#' config device 'modem_cell' option name 'modem_cell' option present 'Yes' option protoall '3g' option pppddev '/dev/ttyACM0' option statedev '/dev/ttyACM3' option Manufacturer 'Telit' option Product 'HE910' option Vendor '1bc7' option ProdID '0021' option SerialNumber '357164040868450' option Rev '12.00.004' config device 'sim_card' option name 'sim_card' option present 'No
root@WR-IDP-XXXX:~# uci set network.wwan.apn="3gnet" root@WR-IDP-XXXX:~# uci commit network root@WR-IDP-XXXX:~# uci get network.wwan.apn3gnet
wwanインターフェイスを再起動します: root@WR-IDP-XXXX:~# ifdown wwan ; ifup wwan
または、
すべてのインターフェイスを再起動します: root@WR-IDP-XXXX:~# systemctl restart netifd
[ WWAN]タブを開きます。まずAPNを設定し、次に[ 保存して適用]ボタンをクリックし、サンプルのLuCiウェブ インターフェイスに示されているように変更を適用します。
root@WR-IDP-XXXX:~# ifconfig 3g-wwan 3g-wwanLink encap:Point-to-Point Protocol inet addr:10.3.203.207 P-t-P:10.3.203.207 Mask:255.255.255.255 UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:238 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:322 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:3 RX bytes:35017 (34.1 KiB) TX bytes:35054 (34.2 KiB)
開発者用ポータルは、Intel MarketplaceでEdge Gateway 5000に登録し、ソフトウェア パッケージ アップデート リポジトリに接続するための資格情報を取得するために使用します。以下は、Wind River Linux IDPを使用するEdge Gatewayの開発者向けソリューションに必要となる2つの主要URLです。
Wind River Linux OSイメージ ベースのEdge Gateway 5000ソリューション向けの開発方法とビルトインの開発者ハブを利用する方法に関する詳細なドキュメントの一部を www.intel.com/gatewaytrainingで利用できます。詳しくは当該サイトを参照してください。
次の手順には、Wind River Linux IDP 3.1ベースのOSイメージを持つEdge Gateway 5000製品を受け取ったら従うべき基本的なガイドラインを示しています。
以下は、上記の手順で説明した開発者ハブ ウェブ インターフェイスのサンプル スクリーンショットの一部です。
シリアル ポートのマッピング
Edge Gateway I/OモジュールGPIOマッピング
Edge Gateway I/Oモジュール ベースのGPIOマッピング
説明:Edge Gatewayの外部I/OモジュールのGPIOは、PICマイクロコントローラの後ろにあります。PICマイクロコントローラは、USB-HIDデバイスとしてホスト システムとホストOSに公開されます。GPIOとの通信のために開発されたソフトウェア アプリケーションは、GPIOモジュールと通信するために、以下の参照資料で定義されているプロトコルを使用することがあります。I/OモジュールのGPIOと通信する工場出荷時のOSイメージには、利用可能なネイティブ アプリケーション ソフトウェアはありません。
I/OモジュールのGPIOマッピングと参照資料は、個別のテクニカル シートと記事として提供されます。また、ユーザー/カスタマーの参照資料はサポートWebポータルでリリースされます。
Edge Gateway I/OモジュールPCle拡張マッピング
説明:Edge Gatewayの外部I/OモジュールのPCIeスロットは、ホストPCIeバスから直接動かします。これは汎用PCIe拡張であるため、Wind River Linux OSイメージにはPCIeデバイス固有のドライバは組み込まれていません。このスロットで特定のPCIeカードを使用する場合は、そのPCIeカードのベンダーに、Linuxドライバがあるかどうか、それがカーネル モード ドライバかどうかを問い合わせます。そうしたドライバは、Edge Gatewayの工場出荷時のWind River Linux OSイメージで3.14 Linuxカーネル バージョンを使用するWind River Linux OS環境への移植が必要となる場合があります。
Edge Gateway Zigbeeモジュール機能
説明:Edge Gatewayは、任意のアドオン ハードウェアとして、USB Zigbeeドングルをサポートしています。Zigbeeドングルがシステム上にある場合、USBデバイスとしてOSに列挙され、Wind River Linuxホストのcdc _acmカーネル ドライバ レイヤーを通してアクセスします。工場出荷時のOSイメージには、このデバイスのZigbeeプロトコルを実行するためのネイティブ アプリケーション ソフトウェアがありません。Zigbeeモジュールとの基本的な通信は、minicom端末インターフェイス アプリケーションを使用するか、Zigbeeドングルから基本情報を取得して検証できます。
root@WR-IDP-XXXX:~# minicom –D /dev/ttyACM6下のスクリーンショットは、Zigbee USBドングルが/dev/ttyACM6ポートで列挙される際の、Zigbeeドングルからの応答を示しています。
Edge Gateway CAN モジュール機能
説明:Edge Gatewayは、Edge Gateway内部に取り付けられているオプションのCANモジュールをサポートします。CAN モジュールは、OS では USB デバイスとして、Wind River Linux ホストの Linux カーネルドライバレイヤでは USB HID デバイスとして列挙されます。このデバイスには、CAN プロトコルを実行するための、工場出荷時に OS にインストールされたネイティブアプリケーションソフトウェアがありません。
Edge Gateway上のCANモジュールの存在は、Linuxプロンプトで「lsusb」コマンドを発行し、「Microchip Technology Inc.」ベースのデバイスを検索することで識別できます。
CAN 通信プロトコルとソフトウェア API リファレンスについては、本マニュアルとは別のリファレンスおよび記事で説明されています。