その他のリソースの構成
このセクションでは、ストレージ以外のリソースについて説明します。
CPUリソース
VMware環境の場合は、仮想マシンの初期構成にCPU要件が示してあります。
Windows環境では、CPUの予約はパーセンテージで構成されています。Virtual Machine Reserveは、100%に設定されている必要があります。
注: DDOSでファイル システムを作成した後は、システム メモリーを減らさないでください。メモリーを減らすと、ファイル システムが使用できなくなります。
ネットワーク アダプタ
DDVEは、最大8台の仮想ネットワーク アダプターをサポートできます。
VMware環境では、OVAパッケージによって、デフォルトで2台のVMXNET3仮想ネットワーク アダプターが作成されます。DHCPは、DDVE内で、これら2個のインターフェイス上に自動的に構成されます。DHCPを、追加したインターフェイス上に手動で構成できます。
Windows環境では、最大2個のネットワーク インターフェイスに対して、DHCPが自動的に構成されます。DHCPを、追加したインターフェイス上に手動で構成できます。
KVMプラットフォームでは、参照スクリプトによって、デフォルトで2個の仮想ネットワーク アダプターが作成されます。DHCPは、DDVE内で、これら2個のインターフェイス上に自動的に構成されます。DHCPを、追加したインターフェイス上に手動で構成できます。
ディスク コントローラ
VMware環境の場合、DDVEでは、最大4台のVMware準仮想SCSIコントローラーをサポートしています。他のタイプのSCSIコントローラはサポートされません。
Windows環境の場合、DDVEでは、最大4台のMicrosoft SCSIコントローラーをサポートしています。
デフォルトでは、1台のSCSIコントローラーが構成されます。各コントローラー用のディスクの最大数は、vSphereの場合15台、Hyper-Vの場合64台です。環境で最大数を超えるディスクが必要な場合は、SCSI HBAコントローラーをDDVEシステムに追加できますが、HBAコントローラーのタイプを最初のHBAコントローラーのタイプから変更しないでください。誤って変更した場合は、仮想マシンをオフにして、元の設定を復元してください。
KVMプラットフォームの場合は、各virtio-SCSIコントローラーに最大256個のターゲットを割り当てることができ、各ターゲットには最大16,384個のLUNを割り当てることができます。したがって、理論上の制限は、コントローラーあたり4194304個のLUNとなります。
VMwareリソース プールおよびvAppコンテナー
DDVEシステムをリソース プールやvAppコンテナーに追加する場合は、デフォルトのメモリーおよびCPUリソース割り当ての設定を、オーバーライドしないでください。DDVE仮想マシンがリソースの最小要件を満たしていない場合、起動に失敗し、insufficient resourceメッセージがレポートされます。次の表に、リソースの最小要件の一覧を示します。
最小要件よりも少ないメモリーやCPUリソースで、より大きな容量を構成しようとする場合、システムにエラー メッセージが表示されます。設定を確認するには、vSphere Clientで[Virtual Machine Properties]ダイアログ ボックスのResourcesタブを開くか、system vresource show requirementsコマンドを使用します。
表 1. DDVEリソース予約
Resource |
最大8 TB |
最大16 TB |
16~32 TB |
最大48 TB |
最大64 TB |
最大96 TB |
コンピューティング リソース |
CPU |
2 x GHz vCPU |
4 x GHz vCPU |
8 x GHz vCPU |
メモリー |
8 GB |
16 GB |
24 GB |
36 GB |
48 GB |
64 GB |
共有 |
Normal |
制限 |
無制限 |
基盤となるストレージの要件 |
ランダムIOPS |
320 |
650 |
1280 |
1920 |
2560 |
3200 |
ランダムI/Oのレイテンシー |
14ミリ秒 |
シーケンシャル スループット |
80 MB/秒 |
160 MB/秒 |
320 MB/秒 |
480 MB/秒 |
640 MB/秒 |
960 MB/秒 |
RAID |
RAID 5/6または類似のフォールト トレランス ストレージ |
SCSIコントローラー |
Hyper-VとESXiの場合:最大4個のSCSIコントローラー。KVMの場合:Virtio-SCSI。 |
vNVRAMシミュレーション ファイル サイズ |
512 MB |
512 MB |
1 GB |
1 GB |
1 GB |
2 GB |
DD Cloud Tierサポートを使用した構成のvNVRAMサイズは、DD Cloud Tierを使用しない対応する構成と同じです。 |
システム ディスク |
- 250 GB のルート ディスク
- 10 GBのvNVRAMディスク
注: ルート ディスクとvNVRAMディスクはDDVEの導入に必要です。
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データ ディスク |
- 最初のデータ ディスクの最小サイズ:64 TB、Cloud 64 TB、96 TB、およびCloud 96 TBでは500 GiB、その他のすべての構成では200 GiB
- 以降のすべてのデータ ディスク:少なくとも100 GB以上
可能であれば、最低限必要なディスク サイズより大きなディスクを使用します。DDVEライセンスは、DDVEの最大容量と、ハイパーバイザーでサポートされる仮想ディスクの最大サイズを定義します。注: データ ディスク上の有効容量は、オーバーヘッド要件により、ディスクが作成されたときに指定された容量よりも少なくなります。 DDVEストレージ ガイドライン は、DDVEのストレージ オーバーヘッド要件に関する詳細情報を提供します。
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ネットワーク アダプタ |
最大8つのネットワーク アダプタ |