SSDキャッシュ階層の管理
DDVEシステム用のSSDキャッシュ階層では、フラッシュ テクノロジーを使用して、ファイル システム メタデータのキャッシュ階層を作成します。SSDキャッシュは、メタデータとデータ アクセスを高速化する、低レイテンシーで1秒あたりのI/O操作の回数(IOPS)が多いキャッシュです。
注: Hyper-VおよびKVMに必要な最小ソフトウェア バージョンは、DDOS 6.2.x.xです。
SSDキャッシュ階層は、ファイル システムのSSDキャッシュ ストレージを提供します。SSDにファイル システム メタデータをキャッシュすることで、従来のワークロードとランダム ワークロードの両方のI/Oパフォーマンスが向上します。
キャッシュ階層が最初に作成され、キャッシュ階層がファイル システムの実行中に追加された場合は、ファイル システムの再起動が必要になります。ファイル システムを無効にすることなく、ライブ システムにキャッシュを追加できます。ファイル システムがない場合、または有効でない場合は、キャッシュ階層を追加した後にファイル システムを作成または有効化すると、SSDキャッシュがアクティブ化されます。
注:
- アクティブ階層で暗号化が有効になっている場合、データ キャッシュとDMキャッシュは有効になりません。
- 残りのスペア ブロック数がゼロに近づいた場合、SSDは読み取り専用状態になります。DDOSはそのドライブを読み取り専用キャッシュとして扱い、アラートを送信します。
DDVEにSSDキャッシュ階層を使用している場合は、SSDキャッシュ階層の要件とキャッシュ階層ストレージのベスト プラクティスおよび制限を順守していることを確認してください。