ストレージのパフォーマンス評価
仮想ディスクのパフォーマンスのベンチマーク テストを管理します。
ストレージのパフォーマンスは、次の2つの方法で評価することができます。
- DDSMでDATを使用する
- DDOS CLIでdisk benchmarkコマンドを使用する
DAT
DATは、DDSM構成ウィザードの一部というだけでなく、新しいデバイスを追加するプロセスの一部として実行することで、DDVEインスタンス上のファイル システムを拡張できます。
注: ファイル システムを拡張する前にDATを実行するには、アクティブなストレージ階層に追加するデバイスが少なくとも1つ存在する必要があります。また、ベンチマークは仮想ディスクが存在しない場合は実行しないでください。
DDSMで、をクリックします。
Configureをクリックしてアクティブ階層にデバイスを追加するか、アクティブ階層にすでにデバイスを追加している場合はNextをクリックします。
DATを実行して、基盤となるストレージ パフォーマンスを分析します。
ディスクのベンチマーク
disk benchmark requirements現在構成されている推奨パフォーマンス特性を、ディスク容量別に表示します。
disk benchmark start
<dev-list>1つまたは複数のデータ ディスクで、パフォーマンスのベンチマーク テストを連続または並列で開始します。
- 指定したデバイスを1台ずつ順番にテストするには、dev[3-5]+dev7+dev[10-12]
を指定します。
- 指定したデバイスを並列にテストするには、dev(3-5) dev7 dev(10-12)
を指定します。
dev3をテストします。このテストが完了したら、dev4をテストします。
# disk benchmark start dev[3-4]
dev3とdev4を並列でテストします。
disk benchmark start dev(3-4)
2つの連続したテストを並列で開始します。2つの連続したテストでは、dev3の後にdev4が続き、dev5の後にdev6が続きます。
# disk benchmark start dev(3-4) dev(5-6)
disk benchmark show {[[detailed]
test-id] | all | requirements}
ディスク パフォーマンスのベンチマーク テスト結果を出力して、テストした構成の推奨容量のレポートを作成します。引数なしの場合、このコマンドは、すべてのディスクの最新のテストに関する情報を出力します。test-idを指定すると、単一のテストについての情報が表示されます。allを指定すると、前回実行したテストの表と現在実行しているテストの表が表示されます。requirementsを指定すると、パフォーマンス目標の表が表示されます。
注: disk benchmark showコマンドでは、ホスト システム上のストレージ性能テストの結果が表示されます。これにより、ホストでサポートできるDDVE容量構成を決定できます。
disk benchmark startストレージ パフォーマンスのテストを実施します。
disk benchmark stop
すべてのテストの実行を停止します。
disk benchmark watch
進行中のすべてのテストの継続的な結果を表示します。
ディスクのベンチマーク(SSDキャッシュのパフォーマンス)
disk benchmark start
<dev-list> cache
<dev-list>1つまたは複数のキャッシュ デバイスに対してパフォーマンスのベンチマーク テストを開始します。ここで、cache <dev-list>はオプションの引数です。
注: キャッシュ デバイスの<dev-list>引数は並列で記述されています。キャッシュ デバイスの連続テストは制限されていて、サポートされていません。
キャッシュ デバイスの並列テスト(サポート対象):
# disk benchmark start dev5+dev6+dev7 cache dev3:dev4
キャッシュ デバイスの連続テスト(サポート対象外):
# disk benchmark start dev5+dev6+dev7 cache dev3+dev4
# disk benchmark show requirements
<cache>キャッシュ容量に対して現在構成されている推奨パフォーマンス特性を表示します。ここで、<cache>はオプションの引数です。