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Dell EMC PowerVault ME4 Series ストレージ システム 管理者ガイド

レプリケーションの前提条件

ボリュームを複製するには、まずピア接続とレプリケーション セットを作成する必要があります。ピア接続では、ローカル システムとリモート システムの間で双方向通信が確立されます。両方ともFCまたはiSCSIポートと仮想プールを必要とします。システムは、ローカル システム上のホスト ポートをリモート システム上のユーザー指定のホスト ポートに接続し、次に情報を交換し、長期間の通信パスを帯域内に設定することによって、ピア接続を確立します。通信経路は2個のシステム間のピア接続を確立するため、レプリケーションはどちらの方向にも発生する可能性があります。

ピア接続を作成する前に、ホスト ポートのアドレスが使用可能であることを確認するには、query peer-connection CLIコマンドを使用します。このコマンドによって、2つのシステム間の相互接続、ライセンス、およびプール構成などのリモート システムの情報が取得されます。このコマンドの詳細については、『Dell EMC PowerVault ME4 Series Storage System CLI Guide』を参照してください。ピア接続の詳細については、「ピア接続の作成」、「ピア接続の削除」、および「ピア接続の変更」を参照してください。

ピア接続を作成した場合、レプリケーション セットを作成できます。レプリケーション セットは、ピア接続を介して複製するプライマリ システムとして知られるピア接続の1個のシステム上のボリューム グループ(以降、ボリュームと呼ぶ)内のボリューム、スナップショット、または複数のボリュームを指定します。レプリケーション セットを作成すると、レプリケーションに必要なインフラストラクチャとともに、対応するボリュームがセカンダリ システムとして知られるピア接続の他のシステムに自動的に作成されます。インフラストラクチャは、レプリケーション操作に使用される内部スナップショットで構成されます。
  • キュー ポリシーがDiscardに設定されている場合、プライマリボリュームとセカンダリ ボリューム用に2つの内部スナップショットが使用されます。または、キュー ポリシーがQueue Latestに設定されている場合、3個の内部スナップショットを使用します。
  • キュー ポリシーをDiscardに設定している場合、プライマリボリュームとセカンダリ ボリューム用に2個の内部スナップショットが使用されます。キュー ポリシーがQueue Latestに設定されている場合、3個の内部スナップショットを使用します。各内部ボリューム グループには、基本ボリューム グループ内のボリューム数に等しい数のボリュームが含まれています。

内部スナップショットおよび内部ボリューム グループは、システムの制限値にカウントされますが、表示されません。

レプリケーション セットにボリューム グループを使用すると、複数のボリュームが同時に同期化されるようにすることができます。ボリューム グループが複製されると、すべてのボリュームのスナップショットが同時に作成されます。その際、スナップショットは、コンシステンシー グループとして機能し、ボリューム グループの整合性のとれたコピーを保証します。その後、スナップショットはグループとして複製されます。スナップショットのサイズが異なる場合でも、すべてのスナップショットが複製されるまで、レプリケーションは完了しません。

レプリケーション セットの場合、primaryという用語は、ソース ボリュームとそれが存在するシステムに使用されます。secondaryという用語は、リモート コピーと、それが存在するシステムに使用されます。セカンダリ ボリュームは、複製が最後に発生したときからのプライマリ ボリュームの正確なコピーを意味します。その時点の内容が一致することを保証するために、レプリケーション以外のセカンダリ ボリュームのマッピング、ロールバック、変更はできません。

セカンダリ ボリュームを変更することはできませんが、セカンダリ ボリュームのスナップショットを作成して、ボリュームやスナップショットと同様にマッピングやロールバックなどの処理をすることができます。定期的にスナップショットを作成して、バックアップまたはアーカイブのレプリケーションの履歴を維持したり、レプリケーション セットのスナップショット履歴を有効にすることができます。これらのスナップショットは、ディザスタ リカバリにも使用できます。レプリケーション セットの詳細については、「レプリケーションのトピックからレプリケーション セットを作成する」、「ボリュームのトピックからレプリケーション セットを作成する」、「レプリケーション セットを変更する」、「レプリケーション セットを削除する」を参照してください。


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