Dell PowerEdgeシステムでは、システムに関する包括的な情報に加えて、Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)は、ホストで実行されているオペレーティング システムに関する有用な情報を提供します。これらのうち、ホスト システムとホスト システムで実行されているオペレーティング システムの識別に役立つ可能性のある 3 つの情報が利用可能になります。
- ホスト名
- OS 名
- オペレーティングシステムバージョン
Linuxベースのオペレーティング システムでは、この情報は、通常OSにインストールされるDell
OpenManage Server Administrator (OMSA)によってiDRACに渡されます。
これらの情報をLinuxから設定できるようにする機能をipmitoolに追加しました。
ipmitool-1.8.12 以降では、これらの値を処理するための新しいコマンドがサポートされています。次の例では、その使用方法を説明します。
- ipmitool mc setsysinfo system_name "prod1.example.com
- ipmitool mc setsysinfo os_name "Fedora"
- ipmitool mc setsysinfo delloem_os_version "19 (シュレーディンガーの猫) 3.11.6-200.fc19.x86_64"
OSが起動するたびにこれらの値を簡単に設定できるように、システム起動時にIPMIコマンドを使用してこれらの値を設定できるスクリプト「
exchange-bmc-os-info」をまとめました。
更新された ipmitool ユーティリティと起動スクリプトは Fedora 18 以降で利用できます。
設定方法は次のとおりです。
- Fedora 18 以降を実行しているシステムでは、標準の Fedora yum リポジトリが構成されていることを確認します。
- 起動スクリプト/systemdユニットを含む「exchange-bmc-os-info」RPMをインストールします。Yum は依存関係を解決し、他の RPM (特に ipmitool) をインストールするように求めます。
- # yum install exchange-bmc-os-info
- exchange-bmc-os-infoのインストールが正常に完了したら、サービスを開始してiDRACのOS情報を設定します。
- # systemctl start exchange-bmc-os-情報
- オプションとして、システムが起動するたびに次のようにOSのホスト名、名前、バージョンをアップデートすることを選択できます。
- # systemctl enable exchange-bmc-os-情報
セットアップが完了すると、システムのiDRAC Webコンソールでホスト名、OS名、バージョンを表示できるようになります。
- iDRAC Webインターフェイスを開き、ログインします。
- [System]-> [Properties]に移動します。
- [サーバー情報]で、次のフィールドに情報が設定されていることを確認します。
- システム ホスト名
- オペレーティングシステム
- オペレーティング システムのバージョン
我々は、ipmitool mc getsysinfoを使用することができます... をクリックして、これらの値をローカルまたはリモート(IPMITOOL LAN)で取得します。
iDRACでのOS情報の設定方法をシンプルにするのに役立つことを願っています。これをどのように改善できるかについてのフィードバックを歓迎します。本件に関するご質問/コメント/フィードバックがございましたら、お気軽に次のアドレスに投稿してください
https://lists.us.dell.com/
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iDRACの情報をLinux OSで使用する方法については
、次の 記事を参照してください。