Dell PowerEdge：グローバル ホット スペアでハード ドライブを割り当てる方法

注：この記事は、サーバー チュートリアル：「RAIDとディスク」（KB記事131039「PowerEdgeチュートリアル: サーバー上の物理ディスクおよびRAIDコントローラー(PERC)」）に記載されています。

グローバル・ホット・スペアは、ディスクグループの一部である使用されていないバックアップディスクです。ホットスペアはスタンバイモードに保たれます。仮想ディスクで使用されているハード ドライブに障害が発生すると、割り当て済みのホット スペアがアクティブになり、システムの割り込みやユーザーの介入なしに、故障したハード ドライブの代わりに作動し始めます。ホット スペアがアクティブ化されると、障害が発生したハード ドライブを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。

ホット スペアの割り当てを変更するには、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを選択します。複数のハード ドライブをグローバル ホット スペアとして割り当てることもできます。

ハード ドライブのグローバル ホット スペアの割り当てまたは割り当て解除を行う場合は、次の手順を実行します。
使用しているコントローラーがこの機能をサポートしているか確認する方法を教えてください。サポートされている機能を参照してください。

iDRAC設定を使用する

1. iDRAC Webインターフェイスで、次のメニューに移動します。「Overview（概要）」 > 「Storage（ストレージ）」 > 「Physical Disks（物理ディスク）」 > 「Setup（セットアップ）」。「Setup Physical Disk（物理ディスクのセットアップ）」ページが表示されます。
2. ［Controller］ドロップダウン メニューから、コントローラーを選択して、関連付けられているハード ドライブを表示します。
3. グローバル ホット スペアを割り当てるには、［Action-Assign to All］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Global Hotspare］を選択します。
4. グローバル ホット スペアを割り当て解除するには、［Action-Assign to All］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Unassign Hotspare］を選択します。
5. 「Apply Operation Mode（動作モードの適用）」ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。
6. 「Apply（適用）」をクリックします。

PERC BIOSコントローラを使用する

1. グローバルホットスペアを作成するには、次の手順を実行します。
2. 下矢印キーを押して、グローバル ホット スペアに変更するハード ドライブを選択します。
3. F2キーを押して、使用可能な操作のメニューを表示します。
4. 下矢印キーを押して［Make Global HS］を選択し、Enterを押します。 

OpenManage Server Administratorを使用する

1. 専用ホットスペアとして使用するディスクをコネクタ（チャネルまたはポート）表で選択します。コントローラによっては、1 つ以上のディスクを選択できます。専用ホット スペアとして選択したディスクが、専用ホット スペアとして設定されているディスク表に表示されます。
2. 準備が完了したら、「Apply Changes（変更の適用）」をクリックします。

iDRAC9の使用

1. iDRAC Webインターフェイスで、［Configuration］、［Storage Configuration］の順に移動します。
   ［Storage Configuration］ページが表示されます。
   iDRAC 5.10.00.00以降では、［Storage］タブをクリックします。

2. iDRAC 5.10.00.00より前のバージョンでは、［Controller］ドロップダウン メニューから、関連するハード ドライブを表示するコントローラーを選択します。

3. ［Physical Disk Configuration］をクリックします。
   そのコントローラーに関連付けられているすべてのハード ドライブが表示されます。
   iDRAC 5.10.00.00以降では、［Physical Disk］をクリックします。

4. グローバル ホット スペアを割り当てるには、［Action］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［AssignGlobal Hotspare］を選択します。

5. グローバル ホット スペアを割り当て解除するには、［Action］列のドロップダウン メニューから、1つまたは複数のハード ドライブの［Unassign Hotspare］を選択します。

6. ［Apply Now］をクリックします。
   要件に応じて、［At Next Reboot］または［At Scheduled Time］を適用を選択することもできます。設定は、選択した操作モードに基づいて適用されます。