RAM | スワップ スペース |
1.5GB~16GB | RAMの容量と等しい |
16GB以上 | 16 GB |
ソフトウェアのインストール場所 | 最小ディスク容量の要件 |
Gridインフラストラクチャ ホーム | 8 GB以上のディスク容量 |
Oracleデータベース ホーム | 6.4 GB以上のディスク容量 |
共有ストレージ ディスク容量 | データベースおよびフラッシュ リカバリー領域のサイズ |
以下に、ローカルHDDのキックスタート ファイルを使用してRHEL 7をインストールする際に、1.2 TB以上の容量が利用可能な場合に、推奨されるディスク パーティショニング スキームのエントリーを示します。
part /boot --asprimary --fstype="xfs" --ondisk=sda --size=1024
part pv.1 --size=1 --grow --ondisk=sda --asprimary
volgroup rhel7 pv.1
logvol / --name=root --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=51200
logvol swap --fstype swap --name=swap --vgname=rhel7 --size=17408
logvol /home --name=home --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=51200
logvol /var --name=var --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=20480
logvol /opt --name=opt --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=20480
logvol /tmp --name=tmp --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=5120
logvol /u01 --name=u01 --fstype=xfs --vgname=rhel7 --size=1 --grow
Gridとデータベースをインストールする前に、Oracleデータベースのインストール用環境を設定するDell EMCの以下の
導入スクリプトをインストールしてください
GRID/DBのインストールを実行する前に、前提条件となるすべてのrpmをインストールする必要があります。
手順1:
ローカルのyumリポジトリーをセットアップして、GRID/DBインストールを実行するために、依存RPMの残りの部分を自動的にインストールします
mkdir /media/myISO
mount -o loop myISO.iso /media/myISO
[local]
name=Local Repository
baseurl=file:///media/myISO
gpgcheck=0
enabled=0
yum -y install httpd --enablerepo=local
[myRepo]
name=RHEL 7.x Base ISO DVD
baseurl= http://reposerver.mydomain.com/myISO
enabled=1
gpgcheck=0
例:rpm -ivh
yum localinstall -y
手順3:
yum install –y compat-libstdc++.i686
yum install –y compat-libstdc++.x86_64
dell-redhat-rdbms-12cR2-preinstall-2018.06-1.el7.noarch.rpm
dell-redhat-rdbms-utilities-2018.06-1.el7.noarch.rpm
dell-redhat-rdbms-12cR2-preinstall-2018.06-1.el7.noarch.rpmは、次の操作を実行するように設計されています
yum localinstall –y dell-redhat-rdbms-utilities-2018.06-1.el7.noarch.rpm
各ノードでパブリック ネットワークを設定するには、次の手順に従います。
NAME="Oracle Public"
DEVICE= "em1"
ONBOOT=yes
TYPE= Ethernet
BOOTPROTO=static
IPADDR=<routable IP address>
NETMASK=<netmask>
GATEWAY=<gateway_IP_address>
hostnamectl set-hostname <host-name>
ここで、<host-name>はインストールに使用しているホスト名です。
次の例では、新しいOracle 12c GridインフラストラクチャのインストールでHAIPを使用して冗長相互接続を有効にする手順について説明します。
DEVICE=em2
BOOTPROTO=static
HWADDR=
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
IPADDR=192.168.1.140
NETMASK=255.255.255.0
DEVICE=em3
HWADDR=
BOOTPROTO=static
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
IPADDR=192.168.1.141
NETMASK=255.255.255.0
nmcli connection reload
nmcli device disconnect em2
nmcli connection up em2
Oracle Flex ASMは、Oracle Clusterwareと同じプライベート ネットワークを使用するか、または独自の専用プライベート ネットワークを使用することができます。各ネットワークは、パブリック、プライベート + ASM、プライベート、ASMに分類できます。
クラスター ノードのIPアドレスは、次のオプションのいずれかを使用して設定できます。
Oracle(GNSなし)を使用してOracle 12c RACをセットアップするには、次の条件に従います。
以下の表は、さまざまなインターフェイス、IPアドレスの設定、およびクラスターの解決方法について説明しています。
インターフェイス
|
タイプ
|
解決策
|
Public(パブリック)
|
スタティック
|
DNS
|
プライベート
|
スタティック
|
不要
|
ASM
|
スタティック
|
不要
|
ノード仮想IP
|
スタティック
|
不要
|
SCAN仮想IP
|
スタティック
|
不要
|
DNSサーバーの設定
DNS(GNSなし)を使用してOracle 12cクラスターのDNSサーバーで変更を設定するには、次の手順に従います。
DNSサーバーでSCAN名の解決方法を設定します。ラウンド ロビン ポリシーを使用してDNSサーバーに設定されたSCAN名は、3つのパブリックIPアドレスへの解決をする必要があります(推奨)。ただし、最小要件は1つのパブリックIPアドレスです。
例:
scancluster IN A 192.0.2.1
IN A 192.0.2.2
IN A 192.0.2.3
ここで、scanclusterはOracle Gridのインストール時に指定されたSCAN名です。
DNSクライアントの設定
名前解決のためにクラスター ノードで必要な変更を設定するには、次のようにします。
nmcli connection modify ipv4.dns ipv4.dns-search
例:hosts: dns files nis
Oracle RACには、Oracle Cluster Registry(OCR)、投票ディスク、Oracle Databaseファイル、およびフラッシュ リカバリー領域(FRA)を保存するための共有LUNが必要です。次の表は、Oracle 12cデータベースで推奨される標準的なストレージ ボリューム設計を示しています。
データベース ボリューム タイプ/目的 | ボリュームの数 | ボリューム サイズ |
OCR/VOTE | 3 | 各50GB |
データ | 4 | 各250GB1 |
REDO2 | 2 | 各50 GB以上 |
FRA | 1 | 100GB3 |
TEMP | 1 | 100GB |
Device Mapperマルチパスの目的は、複数のI/Oパスを有効にしてパフォーマンスを向上させ、一貫性のある命名を提供することです。マルチパスは、I/Oパスを1つのDevice Mapperパスに統合し、I/Oを適切にロード バランシングすることで、これを実現します。このセクションでは、Dell PowerEdgeサーバーでDevice Mapperのマルチパスを設定する方法について、ベスト プラクティスを示します。Device Mapperとマルチパス ドライバーが、以下に示されている以降のバージョンであることを確認します。
device-mapper-multipath
device {
vendor XtremIO
product XtremApp
path_grouping_policy multibus
path_checker tur
path_selector "queue-length 0"
rr_min_io_rq 1
user_friendly_names yes
fast_io_fail_tmo 15
failback immediate
}
/usr/lib/udev/scsi_id -g -u -d /dev/sdX
multipaths {
multipath {
wwid <out put of step4 for volume1>
alias alias_of_volume1
}
multipath {
wwid <out put of step4 for volume2>
alias alias_of_volume2
}
}
Service multipathd restart
multipath -ll
このセクションでは、パーティション ユーティリティーを使用して、ディスク全体にまたがるボリューム/仮想ディスク上に単一のパーティションを作成する方法について説明します。
次のコマンドを実行して、device-mapperを使用して設定された各データベース ボリュームをパーティション化します。
$> parted -s /dev/mapper/<volume1> mklabel msdos
$> parted -s /dev/mapper/<volume1> primary 2048s 100%
必要なすべてのボリュームについて、この手順を繰り返します
systemctl restart multipathd.service
Red Hat Enterprise Linux 7.xには、システムがデバイス ノードの権限を適切に管理できるように、udevルールを使用する機能があります。この例では、OSによって検出されたLUN/ボリュームに対して適切に権限を設定することを示しています。udevルールは列挙された順序で実行されることに注意してください。権限を設定するためのudevルールを作成する場合は、ファイル名の先頭にプレフィックス60-を、末尾に.rulesを含めてください。
#---------------------udevルールの内容の開始------------------------#
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_OCR1p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_OCR2p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_OCR3p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_DATA1p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_DATA2p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_DATA3p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_DATA4p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_REDO1p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_REDO2p?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_FRA?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
KERNEL=="dm-*", ENV =="C1_TEMP?", OWNER:="grid", GROUP:="asmadmin", MODE="0660"
インストール手順中に障害が発生しないように、すべてのノードを同一のシステム クロック設定で構成します。ノードのシステム クロックを、Oracle 12cに内蔵されたCTSS(Cluster Time Synchronization Service)で同期します。CTSSを有効にするには、次の順序でコマンドを実行し、オペレーティング システムのネットワーク タイム プロトコル デーモン(ntpd)サービスを無効にします。
特に指定のない限り、次の手順はクラスター環境のノード1に適用されます。
特に指定のない限り、次の手順はクラスター環境のノード1に適用されます。
<CD_mount>/runInstaller
このセクションでは、データベース ファイルおよびフラッシュ リカバリー領域(FRA)用にASMディスク グループを作成する手順について説明します。
SQL> ALTER DISKGROUP REDO ALTER TEMPLATE onlinelog ATTRIBUTES (fine)
SQL> ALTER DISKGROUP TEMP ALTER TEMPLATE tempfile ATTRIBUTES (fine)
特に指定のない限り、次の手順はクラスター環境のノード1に適用されます。
Redoログ グループ番号 | スレッド番号 | ディスク グループの場所 | Redoログ サイズ |
1 | 1 | +REDO1 | 5 GB |
2 | 1 | +REDO2 | 5 GB5 GB |
3 | 1 | +REDO1 | 5 GB |
4 | 1 | +REDO2 | 5 GB |
5 | 2 | +REDO1 | 5 GB |
6 | 2 | +REDO2 | 5 GB |
7 | 2 | +REDO1 | 5 GB |
8 | 2 | +REDO2 | 5 GB |