メイン コンテンツに進む
  • すばやく簡単にご注文が可能
  • 注文内容の表示、配送状況をトラック
  • 会員限定の特典や割引のご利用
  • 製品リストの作成とアクセスが可能
  • 「Company Administration(会社情報の管理)」では、お使いのDell EMCのサイトや製品、製品レベルでのコンタクト先に関する情報を管理できます。

Windows Server: OSインプレースアップグレード手順

概要: Windows Server OSの設定を引き継いだ状態でOSバージョンをアップグレードする方法について説明します。

この記事は次に適用されます:   この記事は次には適用されません: 

手順

注意事項
Windows Serverのインプレースアップグレードは、弊社ではサポートしておりません。
本記事は、一般的な実施手順となり、問題発生時のトラブルジュートにつきましては対応しかねます。
このため、既に実稼働・運用を実施しているサーバーのインストールアップグレードの実施は推奨致しません。
実施の際は、不測のトラブルを未然に防止する為に、既存環境のバックアップを行い検証の上、本番環境での実施をお願いいたします。

 

事前準備

  • 既存OSの言語が"既定のシステム UI 言語"として、en-USである必要があります。
    *システム言語が"日本語(ja-JP)"の環境では設定を引継ぐことができないため、事前に”英語(en-US)”に変更する必要があります。
  • アップグレードされるバージョンのOSインストールメディアをご用意ください。
    *Microsoftの評価版メディアでは設定を引き継ぐことはできないため、必ずOEM版/製品版のメディアをご準備ください。

 

インプレースアップグレード手順

以下の例では、WindowsServer2012R2からWindowsSwever2022への更新を例としています。
その他のOSバージョンの場合は、画面のレイアウトが異なる場合がありますが、実施内容は同様です。

 

既存OSの言語の確認と変更

  1. 管理者権限を持つユーザーにてOSにログオンします。

  2. スタートを右クリックし、コマンドプロンプト(管理者)をクリックします。

  3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
    dism /Online /Get-intl

  4. 実行結果にて"既定のシステム UI 言語"、および"インストールされている言語"を確認します。
    *"既定のシステム UI 言語"が"en-US"である場合以下言語変更の対処は必要ありません。

  5. "インストールされている言語"にて"en-US"が存在しない場合、以下を追加します。
    *インターネットに接続できる環境が必要となります。

    1. スタート右クリック -> コントロールパネルを開きます。
    2. コントロールパネル(カテゴリ表示)で、"時計、言語、および地域"内の言語の追加をクリックします。
    3. "言語の設定の変更"画面で、言語の追加をクリックし"English(英語)"を選択し開くをクリックします。
    4. リストからEnglish(Unaited States)/英語(米国)を選択し追加をクリックします。
    5. 言語の一覧画面より、Englishの右側にあるオプションをクリックします。
    6. 言語のオプション画面にて、"言語パックをダウンロードしてインストールします"がある場合はクリックしインストールを実施します。
      *言語のオプション画面表示には、時間がかかる場合がございます。
      *"言語パックのアンインストール"の表示である場合はこの手順は不要です。
    7. インストールの完了を待ち、"インストールの完了"が表示されましたら閉じるをクリックします。
  6. WinRE 環境でコマンドプロンプトを起動させるため、ファイル名を指定して実行に以下入力し再起動を実施します。
    shutdown -r -o -t 0
    *仮想マシンの場合:スタート>電源>Shift+再起動でも同様の操作となります。

  7. "オプションの選択"の画面にて起動しますので、トラブルシューティングをクリックします。

  8. "詳細オプション”画面にてコマンドプロンプトを選択します。

  9. 再起動後にコマンドプロンプト画面が表示されるため、"Administrator"を選択し、有効なパスワードを入力してWinRE環境のコマンドプロンプトを起動します。

    *パスワードは英語配列キーボード入力です。
    *Hyper-V上のWindowsServer2012では、この画面でキーボード操作不可となります。
    回避策として、2012R2以降のOSメディアから起動し、Shit+F10でコマンドプロンプトを起動してください。

  10. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、"既定のシステム UI 言語"を"en-R2US"に変更します。
    dism /Image:C:\ /Set-UILang:en-US
    *WinRE環境のコマンドプロンプトは英語配列キーボードとなるため、日本語配列のキーボードでは、":"はShift + ;、"\"は]で入力します。

    上記コマンドにて、"イメージにアクセスできません。イメージパスと、イメージのWindowsディレクトリが存在すること…"とエラーが表示された場合は、WinPEで起動した場合のシステムドライブのドライブレターが異なっている可能性があります。
    その場合は、notepadコマンドでメモ帳を開き、ファイル>名前を付けて保存でPCを選択し、システムドライブを確認の上でドライブレターを変更して再試行してください。

    システムドライブのドライブレターの確認

    1. コマンドプロンプトにnotepadを入力してメモ帳を開きます。
    2. ファイルから、名前を付けて保存を選択します。
    3. "PC"を選択し、表示された画面でシステムドライブのドライブレターを確認します。
  11. "操作は正常に完了しました"と表示されたら、"Exit"と入力しコマンドプロンプトを閉じます。

  12. 続行をクリックし、システムを起動します。

 

OSのアップグレードインストール手順

  1. 管理者権限を持つユーザーにてログオンします。

  2. DVDドライブに更新対象となるWndows Serverのインストールメディアを挿入し、DVDを読み込み起動させます。

  3. "Get important update"にてDownload and install updates(recommended)を選択し、Nextをクリックします。

  4. "Select Image"にて上書きインストール対象となるOSのイメージを指定します。
    "Windows Server 2022 <対象Edition> (Desktop Experience)"を選択し、Nextをクリックします。

  5. Application notice and license terms画面にてAcceptをクリックします。

  6. Choose what to keep画面にて、既存の設定やデータを保持するか、引き継がないかの選択を求められるため、Keep personal files and appsを選択してNextをクリックします。

  7. Ready to install画面にて、インストール対象OSイメージ、および既存の設定やデータの保持に関する選択に相違がないことを確認して、Installをクリックします。

  8. Updateのチェックが入るため完了を待ちます。

  9. 再度設定内容に相違がないかを確認し、問題なければInstallよりアップグレードを開始します。

  10. OSのインストールが開始しますので、完了を待ちます。
    *完了までには時間がかかります。

  11. 言語は英語のままのため、日本語に変更します。

    1. WinRE環境でコマンドプロンプトを起動させるため、ファイル名を指定して実行(Run)に以下入力し再起動を実施します。
      shutdown -r -o -t 0
      *実行されない場合は、スタート>電源>Shift+再起動にて実施してください。
    2. "Choose an option"の画面にて起動しますので、troubleshootトラブルシューティングをクリックします。
    3. "Advanced options”画面にて"Command Prompt"を選択します。
    4. 再起動後、コマンドプロンプト画面が表示されたら、"Administrator"を選択し、有効なパスワードを入力してWinPE環境のコマンドプロンプトを起動します。
      *パスワードは英語配列キーボード入力です。
    5. コマンドプロンプトで以下コマンドを実行し、"既定のシステム UI 言語"を"ja-JP"に変更します。
      dism /Image:C:\ /Set-UILang:ja-JP
      *WinRE環境のコマンドプロンプトは英語配列キーボードとなるため、日本語配列のキーボードでは、":"はShift + ;、"\"は]で入力します。

 

対象製品

Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019, Microsoft Windows Server 2022, Microsoft Windows 2012 Server, Microsoft Windows 2012 Server R2
文書のプロパティ
文書番号: 000213831
文書の種類: How To
最終更新: 17 10月 2023
バージョン:  4
質問に対する他のDellユーザーからの回答を見つける
サポート サービス
お使いのデバイスがサポート サービスの対象かどうかを確認してください。
文書のプロパティ
文書番号: 000213831
文書の種類: How To
最終更新: 17 10月 2023
バージョン:  4
質問に対する他のDellユーザーからの回答を見つける
サポート サービス
お使いのデバイスがサポート サービスの対象かどうかを確認してください。