以下の例では、WindowsServer2012R2からWindowsSwever2022への更新を例としています。
その他のOSバージョンの場合は、画面のレイアウトが異なる場合がありますが、実施内容は同様です。
管理者権限を持つユーザーにてOSにログオンします。
スタートを右クリックし、コマンドプロンプト(管理者)をクリックします。
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。
dism /Online /Get-intl
実行結果にて"既定のシステム UI 言語"、および"インストールされている言語"を確認します。
*"既定のシステム UI 言語"が"en-US"である場合以下言語変更の対処は必要ありません。
"インストールされている言語"にて"en-US"が存在しない場合、以下を追加します。
*インターネットに接続できる環境が必要となります。
WinRE 環境でコマンドプロンプトを起動させるため、ファイル名を指定して実行に以下入力し再起動を実施します。
shutdown -r -o -t 0
*仮想マシンの場合:スタート>電源>Shift+再起動でも同様の操作となります。
"オプションの選択"の画面にて起動しますので、トラブルシューティングをクリックします。
"詳細オプション”画面にてコマンドプロンプトを選択します。
再起動後にコマンドプロンプト画面が表示されるため、"Administrator"を選択し、有効なパスワードを入力してWinRE環境のコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、"既定のシステム UI 言語"を"en-R2US"に変更します。
dism /Image:C:\ /Set-UILang:en-US
*WinRE環境のコマンドプロンプトは英語配列キーボードとなるため、日本語配列のキーボードでは、":"はShift + ;、"\"は]で入力します。
上記コマンドにて、"イメージにアクセスできません。イメージパスと、イメージのWindowsディレクトリが存在すること…"とエラーが表示された場合は、WinPEで起動した場合のシステムドライブのドライブレターが異なっている可能性があります。
その場合は、notepad
コマンドでメモ帳を開き、ファイル>名前を付けて保存でPCを選択し、システムドライブを確認の上でドライブレターを変更して再試行してください。
システムドライブのドライブレターの確認
notepad
を入力してメモ帳を開きます。"操作は正常に完了しました"と表示されたら、"Exit"と入力しコマンドプロンプトを閉じます。
続行をクリックし、システムを起動します。
管理者権限を持つユーザーにてログオンします。
DVDドライブに更新対象となるWndows Serverのインストールメディアを挿入し、DVDを読み込み起動させます。
"Get important update"にてDownload and install updates(recommended)を選択し、Nextをクリックします。
"Select Image"にて上書きインストール対象となるOSのイメージを指定します。
"Windows Server 2022 <対象Edition> (Desktop Experience)"を選択し、Nextをクリックします。
Application notice and license terms画面にてAcceptをクリックします。
Choose what to keep画面にて、既存の設定やデータを保持するか、引き継がないかの選択を求められるため、Keep personal files and appsを選択してNextをクリックします。
Ready to install画面にて、インストール対象OSイメージ、および既存の設定やデータの保持に関する選択に相違がないことを確認して、Installをクリックします。
Updateのチェックが入るため完了を待ちます。
再度設定内容に相違がないかを確認し、問題なければInstallよりアップグレードを開始します。
OSのインストールが開始しますので、完了を待ちます。
*完了までには時間がかかります。
言語は英語のままのため、日本語に変更します。
shutdown -r -o -t 0
dism /Image:C:\ /Set-UILang:ja-JP