はじめにお読みください
本ドキュメントでは、ESXi 6.xとBOSSの組み合わせで発生するESXiホストとの接続障害について、詳しい現象とその対処方法について説明します。
第14世代の製品において、ESXi 6.0 / 6.5 / 6.7とBOSSの組み合わせにおいてESXiホストとの接続障害が発生する場合があります(ホストが切断状態 / 応答なし、PSODなど)。
修正が含まれるファームウェア / ドライバにアップデートします。ESXiのバージョンにより対処方法が異なります。
ESXi 6.0の場合
BOSSのファームウェアアップデートに加えて、修正済みsata-ahciドライバを含むESXi 6.0のパッチを適用する必要があります。
ESXi 6.5 / 6.7の場合
BOSSのファームウェアアップデートのみ。ESXiのパッチ適用は不要です。
修正が含まれるバージョンは以下の通りです。
BOSSのファームウェア:2.5.13.3016以上
sata-ahciドライバ:3.0-27vmw.600.3.104.9919195(ESXi 6.0のみ)
上記のバージョンを満たしているノードで現象が発生した場合、デルテクニカルサポートまでご連絡ください。
以下の必要なファイルをダウンロードします。
対象ノードをメンテナンスモードに移行します。
vSphere Web Clientにて該当ノード上で稼働しているCVM以外の仮想マシンをシャットダウンするか、手動で別のノードに移行します。
該当ノード上のCVMにSSHでログインし、$ cvm_shutdown -P now
コマンドよりCVMをシャットダウンします。
vSphere Web Clientにて、該当ノード上でメンテナンスモードへの切り替えを選択します。
iDRAC Webインターフェイスを利用したファームウェアアップデート手順を参照しBOSSファームウェアをアップデートします。
ノードを再起動します。
vSphere Web Clientにて該当のノードを右クリックし、電源→再起動の順に選択します。
ノード再起動後メンテナンスモードを解除します。
vSphere Web Clientより手動でCVMの電源を入れます。
CVMにSSHでログインし、$ ncli cluster status | grep -A 15 cvm_ip_addr
コマンドよりcluster servicesを起動します。
ノード再起動後iDRACのWebインターフェイスにアクセスし、ストレージタブ→コントローラの順に選択すると、アップデートされたBOSSのバージョンを確認することができます。