文書番号: 000143951
事前に現在の各バージョンを確認します。
任意のCVMにログインし、以下のコマンドよりTeratermなどのログ保存機能を使用して結果をテキストに保存します。
$ allssh ncli -v
$ ncli ms ls
$ allssh cat /home/nutanix/foundation/foundation_version
$ hostssh "rpm -qa | grep -i ptagent"
$ hostssh "rpm -qa | grep -i ism"
確認した各種バージョンとPhoenix ISOを入手する必要があることをテクニカルサポートにご連絡ください。
担当よりPhoenix ISOとAHYインストール用ISOのダウンロードリンクをお伝えします。
手順1:BOSSにAHVをインストールする
iDRACのWebコンソールにアクセスし、ユーザー名、パスワードを入力して送信をクリックします。
画面上部の設定タブを開き、仮想コンソール画面右にある仮想コンソールの起動をクリックします。
事前準備でダウンロードしたAHVのインストール用ISOをマウントします。
Javaコンソールの場合
HTML5コンソールの場合
仮想CD/DVDメディアをブートデバイスとして指定します。
Javaコンソールの場合:メニューバーより次の起動→仮想CD/DVD/ISOの順に選択します。
HTML5コンソールの場合:メニューバーより開始→仮想CD/DVD/ISOの順に選択します。
システムの電源を入れます。
AHVのインストーラが起動します。
Auto Installがデフォルトで選択されているため、3秒経過すると自動でインストールが開始されます。
AHVのインストール完了後、システムは自動でシャットダウンされます。
Javaコンソールの場合
HTML5コンソールの場合
手順2:AHVホストのCVMを復旧する
iDRACの仮想コンソールを起動します。
事前準備でダウンロードしたPhoenix ISOをマウントし、手順1の4を参照してブートデバイスとして指定します。
システムの電源を入れます。
Phoenixのインストーラが起動したら、旧Phoenixの場合はConfigure Hypervisorのみにチェックを入れてStartを選択します。
新Phoenixの場合はConfigure Installed Hypervisorを選択します。
旧Phoenix
新Phoenix
CVMのインストール完了後、「Please enter 'Y' to reboot now (Y/N)」と表示されたら、手順1の8を参照し仮想メディアを切断します。
仮想メディアの接続が解除されたら、Yキーを押してシステムを再起動します。
AHVが起動し、しばらくすると自動的に再起動します。
1度目の再起動完了後、そのまま20分以上待機します。
AHVのコンソール上で、root@ahv# ifconfig br0
を利用してbr0インターフェースが存在することを確認します。
出力例:
br0 Link encap:Ethernet HWaddr 24:6E:96:AB:CD:EF
inet addr:10.10.100.15 Bcast:10.10.255.255 Mask:255.255.0.0
inet6 addr: fe80::266e:96ff:fedb:f8a0/64 Scope:Link
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:103092 errors:0 dropped:1670 overruns:0 frame:0
TX packets:967 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1
RX bytes:9105177 (8.6 MiB) TX bytes:261459 (255.3 KiB)
手順3:AHVのネットワーク設定を復元する
AHVのネットワークインターフェイス(ethX)が変更されていないか確認します。
iDRAC仮想コンソールよりAHVにログインし、ethXのIPv4 MACアドレスを確認します。
AHVにはユーザー名root、パスワードnutanix/4uでログインできます。
ifconfig | less
コマンドを利用してethXのIPv4 MACアドレスを確認します。
キーボードの上下キーで画面をスクロールできます。
iDRAC Webインターフェイスよりシステムタブを開き、ネットワークデバイスを選択します。
10GbpsでリンクアップしているNICのMACアドレスのうち、手順a.で確認したMACアドレスと一致するネットワークインターフェイス(ethX)を確認します。
AHVの外部ネットワークインターフェース(br0)のIP設定をオリジナルの値に変更します。
/root/nutanix-network-crashcart/network_configuration
コマンドを入力します。
root@ahv# /root/nutanix-network-crashcart/network_configuration
AHVのネットワーク設定画面が表示されたら、以下の通りオリジナルのネットワーク設定を入力し、画面下部のDoneにカーソルを移動してEnterキーを押します。
vi /etc/resolv.conf
コマンドを利用してName Serverを変更します。
入力値が不明の場合は他AHVの値をご参照ください。
入力例:
nameserver 10.10.0.2←Name Server(DNS)の値を入力
search dell.local←DNSサフィックスを入力
service network restart
コマンドを利用してネットワークサービスを再起動します。
root@ahv# service network restart
Nutanixクラスタ内の別CVMより、設定したCVM/AHVに対してpingの応答があるか確認します。
ネットワークが正しく設定されていれば応答が正しく返ってきます。
AHVのホスト名を変更します。
手順5.でネットワーク設定は復旧しているため、作業対象のAHVにSSHでログインします。
vi /etc/sysconfig/network
コマンドより/etc/sysconfig/networkを元のホスト名に変更します。
root@ahv# vi /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
HOSTNAME=<元のホスト名>
vi /etc/hostname
コマンドより/etc/hostnameを元のホスト名に変更します。
root@ahv# vi /etc/hostname
<元のホスト名>
hostname
コマンドより元のホスト名を入力します。
root@ahv# hostname <元のホスト名>
設定を反映させるためAHV上のCVMでAcropolisサービスを再起動します。
出力例:
# ssh nutanix@192.168.5.254
FIPS mode initialized
Nutanix Controller VM
nutanix@192.168.5.254's password: ←CVMのパスワードを入力します
Last login: Fri Jul 20 19:29:00 2018 from 192.168.5.1
nutanix@NTNX-CVM:~$
nutanix@CVM$ genesis stop acropolis; cluster start
環境に応じてCVMのホスト名を変更します(オプション)。
参考サイト(Nutanix Portalアカウントが必要です)
How to Modify the Hostname of the Controller VM
http://portal.nutanix.com/kb/3517
手順4:Nutanix Clusterのステータスを確認する
任意のCVMにSSHでログインします。
すべてのノードのGenesisサービス、Acropolisサービスを、以下のコマンドを順に実行して再起動します。
allssh genesis stop acropolis
cluster start
cluster restart_genesis
nutanix@NTNX-CVM:~$ cluster status
を利用してNutanix Clusterのステータスを確認します。
すべてのメンバーのサービスがUPとなっていることを確認します。
一部サービスがDownの場合、数分待ってUPに変わることを確認します。
WebブラウザよりNutanix Clusterにログオンし、ホーム画面よりAlertsをクリックします。
解決済みのCriticalのイベントにチェックを入れ、上部のResolveをクリックすることでEventを削除します。
ホーム画面よりVMを選択し、TableをクリックしてInclude Controller VMsにチェックを入れます。
CVMのメモリ割り当てが他CVMと同一の値に戻っていることを確認します。
値が異なる場合、別途変更方法をご案内いたしますのでテクニカルサポートまでご連絡ください。
ホーム画面に戻り、Data Resiliency Status欄にOKと表示されていることを確認します。
Dell EMC XC Series XC640 Appliance, Dell EMC XC Series XC6420 Appliance, Dell EMC XC Series XC740xd Appliance, Dell EMC XC Series XC940 Appliance
19 12月 2022
6
How To