お使いのシステムのサービス タグがわからない場合は、
Easy Restore機能を使用します。Easy Restore機能を使用すると、
システム ボードを交換した後にシステムのサービス タグ、ライセンス、UEFI設定、システム構成データを復元できます。すべてのデータは、バックアップ フラッシュ デバイスに自動的にバックアップされます。BIOSがバックアップ フラッシュ デバイスで新しいシステム ボードとサービス タグを検出した場合、BIOSはユーザーにバックアップ情報の復元を求めるプロンプトを表示します。
注:この機能は、第13世代以降のサーバーで使用できます。
- サービス プロファイルの保存場所
- 保存される情報
- サーバー プロファイルのフル バックアップの実施方法
- Easy Restoreを使用したサービス タグの復元
- Easy Restoreに失敗した場合の手動でのサービス タグの入力
1.サービス プロファイルの保存場所
Easy Restore Storageは、サーバーの前面パネルまたは管理ライザーの一部(ブレード サーバーの場合)です
2.保存される情報
システム サービス タグ
すべてのライセンス
UEFI診断
システム構成設定(BIOS、iDRAC、およびNIC)
OEM ID(パーソナリティ モジュール)
3.サーバー プロファイルのフル バックアップの実施方法
このソリューションはハードウェア設定に加えて実際のファームウェア バージョンをバックアップおよび復元するため、お客様はiDRAC6およびiDRAC7で行うのと同様に、iDRAC8を使用してフル システム バックアップを実行することも選択できます。Easy Restoreでは、サイズの制限によりファームウェア ドライバーは実行されません。
4.Easy Restoreを使用したサービス タグの復元
1.システムの電源を入れます。
BIOSが新しいシステム ボードを検出し、サービス タグがバックアップ フラッシュ デバイスに存在する場合、BIOSはそのサービス タグ、ライセンスのステータス、およびUEFI診断バージョンを表示します。
次のいずれかを実行します。
- Yを押して、サービス タグ、ライセンス、および診断情報を復元します。
- Nを押して、Lifecycle Controllerベースの復元オプションに移動します。
- <F10>を押して、以前に作成したハードウェア サーバー プロファイルからデータを復元します。
復元プロセスが完了すると、BIOSはシステム構成データの復元を求めるプロンプトを表示します。
次のいずれかを実行します。
- Yを押して、システム構成データを復元します。
- Nを押して、デフォルトの構成設定を使用します。
復元プロセスが完了すると、システムが再起動します。
5.Easy Restoreが機能しない場合のサービス タグの手動設定
Easy Restoreでサービス タグの復元に失敗した場合は、システム セットアップを使用してサービス タグを手動で設定します。この方法は、13Gおよび14G PowerEdgeサーバーで機能します。
- システムの電源を入れます。
- F2キーを押して、「System Setup」と入力します。
- [Service Tag Settings]をクリックします。
- サービス タグを入力します。
- [OK]をクリックします。
重要:
- サービス タグは、[Service Tag]フィールドが空の場合にのみ入力できます。
- サービス タグを入力した後は、更新または変更することはできません。正しいサービス タグを入力していることを確認します。
- サービス タグの入力が正しくない場合は、正しいサービス タグを入力するためにシステム ボードを交換する必要があります。