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文書番号: 000141960


[Open Networking switch] ONIEマネジメントポートのIPアドレス設定手順

概要: 本ドキュメントでは、S-Seriesスイッチ製品のONIE(Open Network Install Environment)上でスイッチのマネジメントポートのIPアドレスを設定する手順について説明します。

文書の内容


手順

紹介内容
1. 対象製品
2. IPアドレス設定手順
3. IPアドレス確認手順
4. デフォルトゲートウェイの設定・確認手順


 

対象製品

・ PowerSwitch S3048-ON
・ PowerSwitch S4048-ON
・ PowerSwitch S4048T-ON
・ PowerSwitch S6000-ON
・ PowerSwitch S6010-ON
・ PowerSwitch S6100-ON
・ PowerSwitch Z9100-ON
・ PowerSwitch S4100-ONシリーズ
・ PowerSwitch S4200-ONシリーズ
・ PowerSwitch S5200-ONシリーズ
 

IPアドレス設定手順


1. スイッチにシリアルコンソールポート経由で接続します。
*接続方法については以下ナレッジをご参照ください。
Open Networking switch: シリアルコンソール接続手順
https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000142296/

2. スイッチの電源を切り再度電源を投入します。

3. スイッチ再起動後、以下画面が表示された際キーを入力します。

・ S3048-ON, S4048T-ON, S4048-ON, S6000-ON, S6010-ON, S6100-ON, Z9100-ONの場合

ターミナルソフトウェア上に「Press Esc to stop autoboot」と表示されたら5秒以内に[ESC]キーを押します。


GRUBメニューが表示されたら、[ONIE]を選択し[Enter]キーを押します。
image.png


・ S4100-ONシリーズ, S4200-ONシリーズ, S5200-ONシリーズの場合

GRUBメニューにて、[ONIE]を選択し[Enter]キーを押します。
image.png


4. ONIEメニューが表示されたら行う作業に応じて、メニューから選択します。

・ スイッチOSインストールのインストールを行う場合は「ONIE: Install OS」を選択します。
image.png
【注意】
[Install OS]を選択した場合、BIOSレベルでのbootデバイス参照順が変化し、
OSインストール完了までスイッチOSが起動できない状態となりますので、OSインストール時以外は選択しません。
[Uninstall OS]を選択した場合、スイッチOSが削除されてしまう為、再インストールが必要となります。

・ CPLD/BIOS/BMC/DiagOSのアップデートを行う場合は「ONIE: Rescue」を選択します。
image.png

 
・ ONIEのアップデートを行う場合は「ONIE: Update ONIE」を選択します。
image.png 

5. [ONIE: Install OS]または[ONIE: Update ONIE]を選択時は、ONIEプロンプトが表示された際に以下のコマンドを入力します。
  ※[ONIE: Rescue]を選択時はこの手順をスキップしてください。

コマンド:onie-discovery-stop

image.png


6. ifconfigコマンドを使用してeth0インターフェイスにIPアドレスを設定します。
ここではIPアドレス192.168.1.1/24を設定し進めています。
*Dell PowerSwitch製品のマネジメントポートはeth0インターフェイスに該当します。
*マネジメントポートが管理ネットワークに接続されていることをご確認ください。
工場出荷状態ではeth0インターフェイスのDHCPクライアント機能が有効になっています。
image.png


7. 管理ネットワークに存在するホストに対してPingを実行し、疎通があることを確認します。
*Pingを停止する場合は[Ctrl]+[C]キーを押します。

コマンド: ping xxx.xxx.xxx.xxx

 

IPアドレス確認手順


1. ONIEプロンプト上で以下のコマンドを実行します。
コマンド:ifconfig eth0

2. inet addrから始まる行にIPアドレスおよびサブネットマスクが表示されます
image.png

 

デフォルトゲートウェイの設定・確認手順


1. ONIEプロンプト上で以下のコマンドを実行します。
コマンド:route add default gw
ここではデフォルトゲートウェイ192.168.1.254を設定し進めています。



2. 以下のコマンドを実行しデフォルトゲートウェイを確認します。
コマンド:route –n

[Destination]が0.0.0.0になっているものがデフォルトゲートウェイを示します。
image.png

以上でONIEマネジメントポートのIPアドレス設定作業は完了です。

文書のプロパティ


影響を受ける製品

Networking

最後に公開された日付

19 12月 2022

バージョン

7

文書の種類

How To