文書番号: 000139714
12Gサーバーに導入されたシリーズ8 RAIDコントローラーのTTYデバッグ ログにI2Cメッセージが表示されても、原因はハードウェア障害ではない場合があります。
I2Cバスには次の3種類があります。
H310がデータ トランザクションでビジー状態の場合、特にJBODとVDの両方が同時にアクセスしている場合、I2CはCEMから5秒間隔で割り込みを行います(この段階では機能的な問題はない)。割り込みが失敗すると、以下のようなイベントが発生します。
起動のたびに、iDRACはRAIDコントローラーと通信して、インベントリー、ステータスなどの機能を実行する必要があります。RAIDコントローラーとiDRACとの間の通信は、I2Cと呼ばれるバスを介して行われます。
開発時にRAIDコントローラーのログに問題の解決に役立つメッセージが複数記録されますが、これらのメッセージの多くは最後に削除されていません。
たとえば、次のようなメッセージがよく表示されます。
09/04/12 18:55:37: I2C 1 reset!
09/04/12 18:55:42: I2C 1 reset!
09/04/12 18:55:42: I2C 1 reset!
09/04/12 18:55:43: I2C 1 reset!
09/07/12 20:42:46: One Wire Device detected fd000002aa470533
09/07/12 20:42:46: EepromInit: Family=33, SN=0547aa020000
09/07/12 20:42:46: One Wire Device detected fd000002aa470533
09/07/12 20:42:46: One Wire Device detected fd000002aa470533
09/07/12 16:00:34: ds1961s_ReadMemoryAuthenticated: EEprom CRC error in Reading AUTHENTICATED data
I2Cの性質を考えると、I2Cデバイスの検出とネゴシエーションに関するTTYログ エントリーが数千個ある可能性もあります。
これらのメッセージには害がなく、RAIDコントローラーまたはiDRACが誤動作していることを示すものではありません。これらのメッセージに基づいて、ハードウェアを交換する必要はありません。
PERC 8シリーズ コントローラーの新しいファームウェア(20.12.1-0002以降のリビジョン)を使用すれば、これらのTTYログ メッセージをフィルタリングして、TTYログのI2Cメッセージを改善(削減)することができます。
Servers, PowerEdge, PowerVault
21 2月 2021
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