文書番号: 000138783
PERC S1x0/S300には以下の制限があります。
電源投入後、"Press CTRL-R to Configure."と表示されたタイミングでCtrlキーとRキーを同時に押します。
RAID BIOSが起動したら、左上のVirtual Disks欄より仮想ディスクの状態を確認します。
ここではRAID ID、RAIDレベル、RAIDサイズ、RAIDステータス、キャッシュポリシーが表記されます。
ステータス | 状態 | 説明 |
---|---|---|
Ready | 正常 | 障害は発生していません。 |
Degraded | 冗長性欠如 | RAIDに参加しているディスクに障害が発生している、もしくはディスクが認識されていない可能性があります。 |
Failed | 失敗 | RAIDに参加している複数のディスクに障害が発生している可能性があります。 |
*無表記の場合はコントローラがRAIDを認識していません。RAIDが作成されていない可能性があります。
RAID BIOSが起動したら、右上のPhysical Disks欄より物理ディスクの状態を確認します。
ここでは物理ディスクID、ディスク容量、ディスクステータスが表記されます。
ステータス | 状態 | 説明 |
---|---|---|
Online | 正常 | いずれかのRAIDに参加していて、障害は発生していません。 |
Ready | 準備完了 | RAIDに参加していないディスクで、新規ボリュームの作成に利用できます。 |
Failed | 失敗 | いずれかのRAIDに参加していて、障害が発生している可能性があります。 |
Spare | ホットスペア | RAIDが冗長性を失った際に、Failedステータスの物理ディスクと自動的に代替されるスペアディスクです。 |
NonRAID | シンプルボリューム | RAID構成ではなく1本のみで動作するディスクです。 |
*無表記の場合はコントローラがRAIDを認識していません。RAIDが作成されていない可能性があります。
*DVDおよにCDドライブも表示される場合がありますが、これは正常な動作です。
PERC S1x0/S300のRAID BIOSからはリビルドすることができず、OMSAから操作する必要があります。
OMSAが導入されていない状態でRAIDに障害が発生した場合はリビルドできないため、RAIDの冗長性が欠損した状態でOMSAをインストールする必要があります。
リビルドはデータ欠損などのリスクが想定される作業のため、サーバー管理者にて作業前および日ごろからのデータおよびシステムのバックアップ作業を実施してください。
障害が発生したディスクを取り外し、新規のディスクを取り付けます。
メモ:構成によりサーバーのシャットダウン後、電源ケーブル類を外して作業する必要があります。
OMSAを起動し、左側ペインよりシステム -> ストレージ -> 該当RAIDコントローラ名 -> 該当コネクタの順に展開して物理ディスクをクリックします。
RAIDコントローラに認識されている物理ディスクの一覧が表示されたら、以下を参照し状況欄に"準備完了"と表示されたディスクをグローバルホットスペアに設定します。
メモ:"準備完了"はRAID BIOS上の物理ディスクステータスの"Ready"に相当するディスクです。
左側ペインより仮想ディスクをクリックすると、仮想ディスクに対するリビルドの進捗率を確認することができます。
関連リンク
Servers, PowerEdge
09 8月 2022
5
How To