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文書番号: 000138717


Dell EqualLogic: ファームウェアアップデート手順

概要: 本ドキュメントでは、Dell EqualLogic機種共通のファームウェアアップデート方法について説明します。 最新のPSシリーズファームウェアにつきましては、EqualLogicカスタマーサポートウェブサイトに随時更新されております。

文書の内容


手順

事前準備

  • FTPユーティリティ:コマンドプロンプトなど
  • シリアルケーブル:機器に同梱されていたストレートのシリアルケーブル
  • Telnet、SSHクライアントもしくはターミナルクライアント(ハイパーターミナル、TeratermProなど)

 

注意事項

サポートアカウントについて
最新ファームウェアのダウンロードにはEqualLogicサポートアカウントが必要です。
サポートアカウントを作成していない場合は以下の手順をご参照ください。
[Dell EqualLogic] EqualLogicユーザーアカウント登録方法

 

Version 7.x.x以降のファームウェアについて
Version 7.x.x以降のファームウェアより、更新用の.tgzファイルが32bit/64bitに分かれています。
機種ごとに適用するファイルが異なるため以下の表をご参照ください。
バージョンごとの詳細については、各ファームウェアのバージョンを選択後"Documentation"内にあるUpdating Firmware for Dell EqualLogicをクリックしダウンロードしてください。

PS4000 32-bit
PS5x00 32-bit
PS5x00E 32-bit
PS60x0 32-bit
PS6510 32-bit
PS-M4110 32-bit
PS41x0 64-bit
PS4210 64-bit
PS61x0 64-bit
PS6210 64-bit

 

段階的なアップデートについて
EqualLogicのファームウェアは、バージョンによっては段階を踏んでアップデートする必要があります。
以下のアップデートパス(一部抜粋)をご参照ください。
記載のないバージョンまたは詳細については、EqualLogicサポートサイト上のドキュメント"Updating FW"をご確認ください(アカウントが必要)。

Starting Versions Supported Update Versions
9.1.x Later 9.1.x releases
9.0.x Later 9.0.x releases
9.1.x releases
8.1.x Later 8.1.x releases
9.0.x releases
8.1.10以降は9.0.0~9.0.6へアップデートできません。
8.1.10以降をご利用の場合は9.0.7以降へアップデートしてください。
8.0.x Later 8.0.x releases
8.1.x releases
9.0.x releases
7.1.x Later 7.1.x release
8.0.x releases
8.1.x release(if not using FS Series applicances)
7.0.x 7.0.9 or later releases
7.1.x releases
8.0.x releases
8.1.x releases

 

同一グループ内でのファームウェア相違について
EqualLogic製品のファームウェアは同一グループ内で統一する必要があります。
既存のグループに新しいファームウェアを持つアレイを追加する場合、必ず既存アレイのファームウェアを事前にアップデートしてください。

 

マルチメンバーグループでのアップデートについて
同一グループ内に複数のアレイが存在する場合、1台ずつファームウェアをアップデートします。
1台のアップデートが完了したら、グループマネージャGUIまたはCLIからすべてのボリュームがオンラインであること、およびiSCSIイニシエータからボリュームへの接続が完了していることをご確認ください。

 

ホストアクセスとダウンタイムについて
ファームウェアのアップデートに伴い、必ず1回はアレイの再起動が必要です。
最新のリリースノートでは、お使いのオペレーティングシステムとiSCSIイニシエータとの再接続時に途絶を引き起こさないよう、再接続までの間隔を修正する方法が記載されています。
また、各アプリケーションでのI/O遅延の許容時間についても確認する必要があります。
もし上記の設定内容およびアプリケーションでのI/O遅延回避方法が不明な場合は、システム停止状態での作業が推奨されます。
接続ホストをシャットダウンしてアップデート前にグループへのアクセスを切断し、アップデートが完了後にホストを起動して各ボリュームへの接続を再開します。

 

データのバックアップ時間帯について
通常のバックアップ取得(SnapShot/Clone/Replication)はストレージアレイのメンテナンスに必須ですが、ファームウェアアップデートの時間帯と重複しないようすべてのバックアップが完了していることを確認の上で実施することが推奨されます。

 

ファームウェアアップデート手順

  1. ネットワークアドレスの確認

    • アレイの有効なネットワークインターフェイスのIPアドレス(例:Ethernet Port#0)を確認します。
      グループIPアドレスは使用しません。
    • 接続ホストからFTPアクセスが可能であること、およびアレイのIPに対してpingが通ることを確認します。
  2. ファームウェアの入手

    1. インターネットブラウザよりEqualLogicウェブサイトにアクセスしログインします。
      アカウントがない場合は作成します。
    2. ログイン後、Downloads -> Firmwareの順に選択しダウンロードするファームウェアのバージョンをクリックします。
      Acceptをクリックしファイルのダウンロードダイアログが表示されたら、アレイにFTPアクセスできるホスト上に保存します。
      容量は約12MB程度です。
    3. Zipファイルを任意のディレクトリに解凍します。
      拡張子.tgzのファイルが次のステップでアレイにコピーするものです。
      *リリースノートを事前に確認することが推奨されます。
  3. アレイへのファームウェアキットのコピー
    アレイに接続されたホストからFTP経由でファームウェア(.tgz)をコピーします。
    SLN264356_ja__2SLN264356_1

  4. アレイへのログイン
    アクティブ側のコントロール・モジュールにシリアルケーブルを接続するか、有効なネットワークインターフェイスのIPアドレス(例:Ethernet Port#0)にtelnetもしくはSSH接続をします。
    グループIPアドレスは使用しません。
    Read/Write権限のあるアカウント(grpadmin等)でアレイにログインします。

  5. ファームウェアの適用
    CLIにてupdateコマンドを実行します。
    デュアルコントローラ搭載のアレイの場合はセカンダリ側にも自動で適用されます。
    SLN264356_ja__3SLN264356_2

    E-Mail Event Notificationsの設定がされており、なおかつ有効なネットワーク設定がされている場合、ファームウェアアップデート完了後に指定のメールアドレス宛に完了メールが届きます。
    SLN264356_ja__4SLN264356_3

  6. アレイの再起動
    アップデート完了後、restartコマンドを実行しアレイを再起動します。
    再起動が完了しないかぎり、コントローラ・モジュールへの最新ファームウェアの反映はされません。
    SLN264356_ja__5SLN264356_4

  7. ファームウェアバージョンの確認
    グループマネージャGUI左ペインよりメンバー(アレイ)名 -> コントローラタブの順に選択しバージョンを確認します。
    CLIコマンドからもメンバー(アレイ)名を指定することにより確認できます。
    *デュアルコントローラ搭載のアレイは、両コントローラ・モジュールで統一のファームウェアバージョンでなくてはなりません。
    *再起動後に片方のコントローラにしか新しいバージョンが適用されていない場合はテクニカルサポートまでご連絡ください。
    SLN264356_ja__6SLN264356_5

  8. 他メンバーへの適用
    同一グループ内に他メンバーが存在する場合は、上記3.~7.の手順をくり返します。
    アップデートを実施したアレイのステータスが正常であることを確認してから次のアレイをアップデートしてください。

  9. 接続ホストの起動
    接続ホストを停止していた場合は起動させ、各ボリュームへのアクセスが正常にできることを確認します。

 

文書のプロパティ


影響を受ける製品

Servers, Legacy Storage Models

最後に公開された日付

19 12月 2022

バージョン

8

文書の種類

How To