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本ドキュメントでは、iDRAC7においてリモートコンソールリダイレクション画面を閉じる際に予期せぬ文字が表示される現象について説明します。
現象
iDRAC7のコンソールリダイレクション画面を閉じようとすると、ランレベル3でLinuxシステム(RedHat、SUSE、CentOSなど)が動作しているシステムのコマンドプロンプトに、コンソールリダイレクション画面を閉じてその後iDRAC7を通して新しいコンソールリダイレクションを確立する際に予期しない文字が表示されます。
回答
[Automatic System Lock(自動システムロック)]のチェックを外して変更を適用します。新しいコンソールリダイレクションセッションを開始して閉じます。これで予期しない文字は表示されなくなります。
メモ:このオプションはファームウェアバージョン1.31および1.35以上にあります。
補足
iDRAC7のコンソールリダイレクションセッションからランレベル3(コマンドラインのみ)のLinuxマシンで作業していると、セッションを閉じて新しいコンソールリダイレクションセッションを開始すると以下のようになります。
プロンプトのこの文字は、iDRACからコンソールリダイレクションセッションを閉じて新しいコンソールリダイレクション画面を開くと表示されます。
iDRAC7ファームウェア1.30.30には、「
Automatic System Lock(自動システムロック)」というオプションがあります。iDRAC7にログインし[Console(コンソール)]タブを開きます。ページ下のオプションが「
Automatic System Lock(自動システムロック)」で、デフォルトで有効になっています。
このオプションはファームウェア1.31および1.35にあります。
Linux環境で複数のTTYターミナルセッション(ALT F1、ALT F2、ALT F3など)を実行していると、最後に動作していたTTYターミナルセッションが閉じられていることが分かりました。TTY 6を使用していてiDRAC7コンソールリダイレクションセッションを閉じた場合、新しいセッションを開くと、TTY 6が閉じられTTY 5が表示されたままになります。TTY 5に予期しない文字が表示されます。
これはコンソールリダイレクションを閉じる際に画面をロックするよう設計されたセキュリティ対策で、お使いのワークステーションをロックする(Windowsキー+LまたはCtrl+Alt+DelとLockキー)のと同じです。iDRAC7はロックコマンドを送信します。これはGUIでのみ発生します。コマンドプロンプトセッションのみをロックする方法はありません。これが予期しない文字が表示される原因です。
以下の
Automatic System Lock(自動システムロック)に関する情報は、iDRAC7自身のヘルプセクションから引用したものです。
Automatic System Lock(自動システムロック)
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このオプションを選択し、仮想コンソールウィンドウを閉じたとき、またはネットワークの問題によって終了したときに、仮想コンソールが自動でリモートサーバーコンソールをロックできるようにします。クリアすることでこのオプションは無効になります。デフォルトでは有効になっています。 このオプションが有効になっていると、オペレーティングシステムは最後の仮想コンソールセッションを閉じた後のみ自動でロックされます。 このオプションを設定するには、iDRACの設定権限が必要です。 |
関連リンク
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