文書番号: 000137082
紹介内容
対象コントローラ
電源投入後、"Press Ctrl-C to…"と表示されたタイミングでCtrlキーとCキーを同時に押します。
RAID BIOS画面が表示されたらEnterキーを押します。
RAID Propertiesを選択しEnterキーを押します。
View Existing Arrayを選択しEnterキーを押します。
接続されているディスクをすべてRAIDに構成している場合、自動的にステータス画面が表示されます。
ここにはRAIDレベル、RAIDステータスが表記されます。
上記「仮想ディスクステータス/障害確認」で表示された画面より確認できます。
ここには物理ディスクID、ディスク型番、RAID構成有無、ディスクステータス、S.M.A.R.T検知有無、ディスク容量が表記されます。
代表的なディスクステータス
ステータス |
状態 |
説明 |
---|---|---|
Primary/Secondary | 正常 | いずれかのRAIDに参加していて、障害は発生していません。 |
Missing | 認識不可 | ディスクが認識されていません。 |
Failed | 失敗 | アクセスできない、または障害が報告されました。 |
Offline | オフライン | RAIDメンバーのディスクとして機能していません。 |
Inactive | 非アクティブ | 非アクティブに設定されていて、障害の可能性があります。 |
SAS 5、6、PERC H200では、基本的に障害が発生したディスクを交換すれば自動的にリビルドが開始されます。
*上記で示す障害が発生したディスクとは、物理ディスクステータスが[Offline]になっている状態を示します。
*物理ディスクステータスが[Offline]以外でディスクを取り外した場合、データが消えてしまう可能性があります。
*障害発生の可能性が疑われる場合は事前にテクニカルサポートスタッフまでお問い合わせください。状況ヒアリングの上、RAID BIOS上での操作指示および必要に応じたハードウェア交換をご提案させていただきます。
障害が発生したディスクを取り外し、新規のディスクを取り付けます。
*構成によりサーバーのシャットダウン後、電源ケーブル類を外して作業する必要があります。
*物理ディスクステータスが"Offline"以外のディスクは、基本的にはRAID BIOS上で操作をしない限り取り外しはできません。
RAID BIOS画面が表示されたら、Status欄に"Syncd"と表示されていることを確認します。
ここでは画面の都合上Status欄に"Optimal"と表示されています。
*OpenManage Server Administrator(以下OMSA)が導入されている場合、OMSA上のストレージ項より同様の情報が確認できます。
*OMSAをサポート対象外のOS上へ導入する場合、弊社では一切の動作保証をしていません。その場合RAID BIOS上からのリビルドをお願いしています。
自動リビルドが開始されない場合、以下の手順に沿って障害ディスク交換後に手動でリビルドします。
Manage Virtual Diskを選択しEnterキーを押します。
Synchronize Mirrorを選択しEnterキーを押します。
確認画面が表示されたらYキーを押します。
交換後のディスクIDに"Failed"などの障害発生時のステータスがそのまま表示されてしまう場合があります。
これはRAIDコントローラ上に過去のディスクステータスが残り、そのまま表示されてしまっている状態です。
Verifyとは、ハードディスクのデータ領域をチェックしエラーを修正する機能です。
ハードディスクの全領域をチェックするため時間がかかります。
実施する場合は、業務時間に重ならないようダウンタイムを確保して実施してください。
注意事項
Verify手順
RAID BIOS画面が表示されたらSAS Topologyを選択しEnterキーを押します。
対象のコントローラを選択しEnterキーを押します。
診断対象の物理ディスクを選択し、Alt+Dキーを押します。
Verifyを選択しEnterキーを押します。
Verifyテストが開始されます。
関連リンク
Servers, PowerEdge
19 12月 2022
8
How To