すべての仮想ディスク(Virtual Disk)は、2つのRAID Controller Module(以下RCM)のうちいずれか1つがオーナーとしてアサインされます。
オーナーRCMと仮想ディスク(Virtual Disk)の通信経路を"優先パス"、非オーナーRCMとの通信経路を"代替パス"と呼びます。
ホストサーバーとオーナーRCM間の通信経路に問題が発生すると、代替パスを利用して仮想ディスク(Virtual Disk)との通信を継続します。
この状態が発生すると、システムには「優先パスにない仮想ディスク(Virtual Disk not on Preferred Path)」が報告されます。
優先パスにない仮想ディスクの発生原因は様々な要因により発生します。
一般的なトラブルシューティング
Modular Disk Storage Manager(以下MDSM)の"サマリ"タブよりストレージアレイに注意が必要ですを選択します。
パスの変更方法
パスの変更を実施すると最大で3分間仮想ディスク(Virtual Disk)との通信が途絶えます。IOを止めた状態で実施してください。
PowerVault MD3000/3000iの場合
サポートタブを開きRAIDコントローラモジュールの管理を選択します。
仮想ディスクの再配置をクリックします。
表示されている内容を確認し、問題がなければはいをクリックします。
完了メッセージ確認後OKをクリックします。
完了メッセージ確認後OKをクリックします。
PowerVault MD32xx/MD32xxi/32xxf/36xx/36xxi/36xxfの場合
ファームウェアバージョン07.80.xx.xx以前(Gen2)
詳細設定 -> リカバリ -> 仮想ディスクの再配置の順にクリックします。
注意事項を確認し、問題がなければはいをクリックします。
完了メッセージ確認後OKをクリックします。
ファームウェアバージョン07.84.xx.xx以降(Gen3)
ストレージ -> 仮想ディスク -> 詳細設定 -> 仮想ディスクを再配置しますの順にクリックします。
注意事項を確認し、問題がなければはいをクリックします。
完了メッセージ確認後OKをクリックします。