文書番号: 000133050
システムログにはハードウェアに関する基本的なイベントが記録され、ライフサイクルログにはシステムログに加えて新規ハードウェアの増設、抜去、ファームウェアの更新など、ハードウェア全般に関するイベントが記録されます。
障害分析をおこなう場合は両ログを取得いただくことをお勧めします。
*ライフサイクルログはiDRAC7以降のシステムで取得できるログのため、iDRAC6では取得できません。
紹介内容
iDRAC6の場合
ブラウザに"https://iDRACのIPアドレス"を入力しiDRACにアクセスします。
*デフォルトユーザー名:root、デフォルトパスワード:calvin
iDRACコンソールが起動したらログタブを開きます。
システムイベントログが表示されたらページの下までスクロールし名前を付けて保存をクリックします。
保存をクリックし任意の場所に保存します。
ログの内容を確認するには保存先の.csvファイルを開きます。
iDRAC7/iDRAC8の場合
ブラウザに"https://iDRACのIPアドレス"を入力しiDRACにアクセスします。
*デフォルトユーザー名:root、デフォルトパスワード:calvin
iDRACコンソールが起動したら左側ペインのログをクリックします。
*iDRAC7において現在のファームウェアバージョンが1.4以前の場合は上部にあるログタブを開きます。
システムイベントログが表示されたらページの下までスクロールし名前を付けて保存をクリックします。
保存をクリックし任意の場所に保存します。
ログの内容を確認するには保存先の.csvファイルを開きます。
Webブラウザを利用する場合
ブラウザに"https://iDRACのIPアドレス"を入力しiDRACにアクセスします。
*デフォルトユーザー名:root、デフォルトパスワード:calvin
左側ペインのログをクリックし、右画面よりLifecycleログをクリックします。
ログフィルタ欄より、オプション横のエクスポートをクリックします。
テスト欄のファイルの場所よりローカルを選択し任意のフォルダにログを保存します。
CIFS、NFSいずれかのネットワーク領域に保存する場合は"ネットワーク"を選択し各種必要項目を入力します。
エクスポートをクリックします。
保存をクリックし任意の場所に保存します。
ログの内容を確認するには保存先の.csvファイルを開きます。
RACADMを利用する場合
RACADM(Remote Access Controller Admin)ユーティリティは、PowerEdgeサーバーのiDRACに対してリモート、ローカルで利用可能なコマンドラインツールです。
iDRACのGUI操作と同等の機能を提供します。
RACADMを利用するためにはDRAC ToolsをインストールするかiDRACにSSH接続します。
ここではこの2種類の方法について説明します。
方法1:DRAC Toolsを利用する場合
DRAC ツールをシステムにインストールします。
インストール方法は「DRAC Tools(RACADM)」です
コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Linux)上で以下のコマンドを実行します。
racadm -r "iDRAC IPアドレス" -u "iDRACユーザーネーム" -p "iDRACパスワード" lclog export -f "ログファイル名".xml
コマンド入力例:racadm -r 192.168.1.120 -r root -p calvin lclog export -f lclog.xml
*ローカルのiDRACに対してRACADMを利用する場合、IPアドレス、ユーザー名、パスワードの入力は不要です。
*ログを保存するパスの指定はできません。ファイル名のみ入力してください。
ログはコマンドプロンプトまたはターミナルを実行したディレクトリに保存されます。
Windowsの場合、デフォルトのパスは"C:\Users\実行ユーザー名"です。
ログの内容を確認するには保存先の.xmlファイルを開きます。
方法2:SSH接続を利用する場合
ターミナルソフトを利用してiDRACにSSH接続します。
ログインが正常に完了すると"/admin1->"メッセージが表示されプロンプトが点滅します。
ターミナルソフト利用時は以下のように設定します。
ターミナルソフトウェアのログ記録機能を有効にします。
以下のコマンドを実行します。
コマンド:/admin1-> racadm lclog view
すべての出力が完了したらターミナルソフトウェアを終了します。
ログの内容を確認するには保存先の.txtファイルを開きます。
関連リンク
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04 12月 2023
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