第11世代に該当するPowerEdgeサーバーについては以下の記事をご参照ください。
Dell PowerEdgeサーバが属する世代を識別する方法
目次
iDRACのデフォルト
Integrated Dell Remote Access Controller 6(iDRAC6)の概要
EBSとは DRACの説明ビデオ
iDRAC6を使用すると、システムがダウンしているときでもリモートでDellシステムの監視、トラブルシューティング、修復ができます。
iDRAC6 には、コンソールリダイレクト、仮想メディア、仮想 KVM、スマートカード認証、シングルサインオンなど豊富な機能が揃っています。
管理ステーションとは、システム管理者がiDRAC6を備えたDellシステムをリモート管理するシステムを指します。
監視されるシステムのことを、管理下システムと呼んでいます。
また、オプションで管理ステーションと管理下システムにDell OpenManageソフトウェアをインストールできます。
管理下システムソフトウェアなしではRACADMをローカルで使用できず、iDRAC6は前回のクラッシュ画面をキャプチャできません。
iDRAC6の詳細については以下をご参照ください。
iDRACの詳細についてはiDRACユーザーガイドをご参照ください。
iDRACがインストールされているかどうかの確認
R710、T610、R610、R810、R910には、デフォルトでiDRACがインストールされています。
iDRAC ExpressとiDRAC Enterpriseの違い
T110、R210、R310、T310、R410、T410、R510には次のオプションが搭載されています。
iDRACがインストールされていることを確認するには、次のエントリを確認します(図1)。POSTプロセスの終了近くに表示されます。
図1:iDRACがインストールされているかどうかの確認
iDRACで使用可能な機能の確認 iDRACには、機能のレベルが異なる3つのバージョンがあります(すべての11世代システムには、デフォルトでベースボードマネジメントコントローラ(BMC)が搭載されています)。
iDRAC 6 を使用するためのシステムの設定
iDRAC6を使用するようにシステムを設定するには、iDRAC6設定ユーティリティを使用します。
iDRAC6設定ユーティリティを実行するには、次の手順に沿って進めます。
メモ:手順を開始する前に、システムのファームウェアをアップデートすることをお勧めします。方法については、"iDRACを最新の状態に保つ"を参照してください。
システムの電源を入れるか、再起動します。
POST中にプロンプトが表示されたらCtrl+Eキーを押します。押す前にオペレーティングシステムのロードが開始された場合は、システムの起動が完了するのを待ってからもう一度システムを再起動し、この手順を実行してください。
内蔵ネットワークアダプタ(ネットワークカード)を構成します。方向キーを使用してLANパラメータを選択し、Enterキーを押します。NICの選択が表示されます。方向キーを使用して、次のいずれかのNICモードを選択します。
DHCPまたは静的IPアドレスソースを使用するようにネットワークコントローラLANパラメータを設定します。
Escキーを押します。
変更を保存して終了を選択します。
Webインターフェイスへのアクセス
Webインターフェイスにアクセスします。iDRAC6のWebインターフェイスにアクセスするには、次の手順に従います。サポートされているWebブラウザのウィンドウを開きます。IPv4アドレスを使用してウェブインタフェースにアクセスする場合は手順2.へ進みます。IPv6アドレスを使用してウェブインタフェースにアクセスする場合は手順3.へ進みます。
IPv4アドレスを使用してWebインターフェイスにアクセスします。IPv4が有効になっている必要があります。ブラウザのアドレスバーに"https://iDRACのIPv4アドレス"を入力しEnterキーを押します。
IPv6アドレスを使用してウェブインタフェースにアクセスするには、IPv6が有効になっている必要があります。ブラウザのアドレスバーに"https://iDRACのIPv6アドレス"を入力しEnterキーを押します。
デフォルトHTTPSポート番号(ポート443)が変更されている場合は、"https://iDRAC6 IPアドレス:ポート番号"を入力します。
*ポート番号はHTTPSポート番号
アドレスバーに"https://iDRAC IPアドレス"を入力しEnterキーを押します。デフォルトHTTPSポート番号(ポート443)が変更されている場合は、"https://iDRAC IPアドレス:HTTPSポート番号"を入力します。iDRAC6ログインウィンドウが表示されます。Webインターフェイスを使用したiDRAC6へのログインを設定します。
iDRAC6ユーザーまたはMicrosoft Active Directoryユーザーとしてログインできます。iDRAC6ユーザーのデフォルトのユーザー名とパスワードは、それぞれrootおよびcalvinです。iDRAC6にログインするには、システム管理者からiDRACへのログイン権限が与えられている必要があります。
iDRACへのログイン
ユーザー名フィールドに、次のいずれかを入力します。
パスワード フィールドに、iDRAC6のユーザーパスワードまたはActive Directoryのユーザーパスワードを入力します。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。
ドメインロップダウンボックスから、このiDRACを選択してiDRAC6ユーザーとしてログインするか、利用可能ないずれかのドメインを選択してActive Directoryユーザーとしてログインします。
*Active Directoryユーザーの場合、ユーザー名の一部としてドメイン名を指定した場合は、ドロップダウンメニューからこのiDRACを選択します。
OKをクリックするかEnterキーを押します。
vFlashの使用
Dell vFlashメディアカードは、iDRAC6 Enterpriseカードを取り付け済みのシステムに機能を追加します。Dell vFlashメディアはデル製8 GB SD(Secure Digital)カードで、iDRAC6 Enterprise付属カードに挿入します。このホワイトペーパーでは、vFlashのセットアップと使用の方法について説明しています。
iDRACを最新の状態に保つ
Dell Remote Access Controllerの現在のバージョンは、次のとおりです。iDRAC6 - v1.80モノリシック(スタンドアロンサーバ)、v3.32モジュラー(ブレード)、2011年11月リリース
Dell Idrac ファームウェアのアップグレード手順については、こちらをクリックしてください。
Dell Lifecycle Controllerは、ローカルとリモートの両方に配置されたサーバに対して、プロビジョニング、導入、パッチ適用、アップデートから処理およびユーザーのカスタマイズにいたるまでのサーバーライフサイクル管理をシンプル化します。
Dell Lifecycle Controllerは、第11世代PowerEdgeサーバーから始まるDell Remote Access ControllerまたはiDRAC(Express、EnterpriseおよびvFlash)の一部として提供されています。
Lifecycle Controllerにより、タスクの達成に必要な時間と手順の数が減り、エラーが発生する可能性が低減し、サーバーとアプリケーションのアップタイムとセキュリティが向上するためIT管理がより効率的になります。
主要システム管理コンソール(Microsoft System Center Configuration Manager、BMC Software BladeLogic Operations Manager、Symantec Deployment Solution、Dell Management Consoleなど)により、機能を提供するDell Lifecycle Controllerが、それらのコンソールがインストールされている既存のインフラストラクチャに統合されています。
デルがLifecycle Controllerを開発した理由
デルは一般的な管理タスクとそれらに関連する非効率性を調査し、管理タスクに時間がかかっていた原因はツールでなく、それらのタスクのデリバリ方法にあったといういくついかの興味深い点を発見しました。プロビジョニング、導入、更新などの最も一般的なアクティビティには複数のツール、複数のメディア形式、およびWebでのドライバやファームウェアなどの最新の有効化ツールの検索が必要でした。
この従来のデリバリモデルにより時間の活用が非効率的になり、エラーが発生する可能性とセキュリティリスクにさらされる可能性があることがわかりました。
次のビデオで、「Lifecycle Controller」のパワーを実際にご覧いただけます。
Dell Repository Manager
Dell Repository Manager(DRM)は、IT管理者のシステムアップデートの管理を容易にするアプリケーションです。
これらのバンドルおよびリポジトリは、複数のファームウェアアップデートの同時展開を可能にします。
詳細なインストール情報、ホワイトペーパー、ビデオ、その他については、"Dell Repository Manager"をご参照ください。
Repository ManagerのHow-Toビデオ
Lifecycle Controllerで報告されている一般的な問題