以下のガイドラインに従って、次のエラー メッセージを解決します。
ブート シーケンスがレガシー モードに設定されているか、オペレーティング システムがレガシー モードでインストールされている場合、「No boot device Found」エラーが表示されます。
No boot device foundエラー
オペレーティング システムのインストール後に、「No boot device found」というエラーが表示されることがあります(図1)。
このエラーは、デバイスBIOSブート シーケンスがレガシー モードに設定されている場合に発生します。
図1: No boot device foundエラー
レガシー モードでオペレーティング システムをインストールした場合、システムを再起動するとエラー メッセージが表示されます。BIOS設定をUEFIに戻しても、この障害から回復することはできません。オペレーティング システムを再インストールする必要があります。
注:
- これらの特定のDell製システムでは、UEFI起動モードのWindows 10以上とLinuxオペレーティング システムのみがサポートされています。
- オペレーティング システムを再インストールする前に、BIOSでUEFIモードが有効になっていることを確認します。
- 光学ドライブを使用したオペレーティング システムのインストールは、ブート メニューに光学ドライブ オプションがないため、レガシー モードではサポートされていません。
- 上記のDell製システムには、第7世代Coffee Lakeプロセッサー(およびそれ以降)が搭載されています。システムは、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI)起動環境でのみ起動するように設計されています。
- その結果、これらのシステムでレガシー起動モードが選択されている場合、オペレーティング システムは起動に失敗します。
ブート シーケンスが変更される前に、UEFIを使用してオペレーティング システムがインストールされている場合は、ブート シーケンスをUEFIに戻すことによってシステムを回復できます。
オペレーティング システムがレガシー モードでインストールされている場合、ブート シーケンスをUEFIモードに戻してもシステムを回復できません。
オペレーティング システムの再インストールを実行する必要があります。
Windows 10以降を再インストールするには、次の手順に従います。
- 電源オフの状態からシステムの電源を入れ、デルのロゴ画面でF2を押してBIOSセットアップ メニューを起動します。
- [Boot sequence]を選択して、オプションを[Legacy]から[UEFI]に変更し、画面の右下隅にある[Apply]をクリックします(図2)。
図2:BIOS設定で[Boot List Option]を[Legacy]から[UEFI]に変更する
- [Advanced Boot Options]を選択し、[Enable Legacy Option ROMs]を無効にしてから、画面の右下隅にある[Apply]をクリックします(図3)。
図3:BIOS設定の[Enable Legacy Option ROMs]
- [Secure Boot →> Secure Boot Enable]を選択し、オプションを[Disabled]から[Enabled]に変更します。
- 次に、画面の右下隅にある[Apply]をクリックします(図4)。
図4:BIOSで[Secure Boot Enable]設定を有効にする
- 画面の右下隅にある[Exit]をクリックして、システムが再起動するのを待ちます。
- Windows 10オペレーティング システムを再インストールします。
Linuxオペレーティング システムをインストールするには、次の手順に従います。
- 上記の手順1~3に従って、Windows 10をインストールする手順を実行します(Linuxをインストールする場合もこれらの手順は同じです)。
- BIOSで[ Secure Boot -> Secure Boot Enable ]オプションが [Disabled] になっていることを確認します(図5)。
図5:BIOSの[Secure Boot Enable]を無効にする
- [SATA Operation] -> [SATA Operation]を選択し、AHCIモードに変更します(図6)。
図6:SATA AHCIを有効にする
- 右下隅にある[Exit]をクリックして、システムが再起動するのを待ちます。
- Linuxオペレーティング システムを再インストールします。