この記事では、Dell Networking Force 10 S4810で出荷時のデフォルト設定にリストアする方法について説明します。
重要な留意点
- スタック内のすべてのユニットを復元すると、これらのユニットはスタンドアロン モードになります。
- スタック内の単一ユニットを復元する場合、そのユニットのみがスタンドアロン モードになります。スタック内の他のユニットは影響を受けません。
- ユニットをスタンドアロン モードで復元する場合、復元後もユニットはスタンドアロン モードのままになります。
- 復元が完了すると、ユニットの電源が直ちに再投入されます。
出荷時のデフォルト設定に戻すコマンド
出荷時のデフォルト設定にリストアすると、既存の永続的な設定(構成設定、スタック、ファンアウトなど)が削除され、ユニットの電源が直ちに再投入されます。注意して続行してください。
コマンド |
パラメータ |
FTOS# restore factory-defaults stack-unit {0-5 | all} {bootvar | clear-all | nvram} |
構成設定、スタック、ファンアウトなどを復元およびクリアします。 0-5 - 出荷時設定にリセットされるスイッチ番号を示す all - すべてのスイッチが出荷時設定にリセットされることを示す Bootvar - 起動環境変数のリセット Clear-all - BootVar、NvRam、および構成設定のリセット NvRam - NvRamのリセット |
注:このコマンド機能は、ファームウェア バージョン8.3.3.9で導入されました。このコマンド オプションを使用するには、8.3.3.9以降のファームウェアが必要です。
例
すべてのスタック ユニットをリセットする例:
FTOS#restore factory-defaults stack-unit all nvram
**************************************************************
*警告 - 出荷時のデフォルト設定にリストアすると、既存の*
*startup-configとすべての永続的な設定(スタッキング、ファンアウトなど)が削除されます。*
*スタック内のすべてのユニットはスタンドアロン ユニットに分割されます。*
*リストア後、ユニットの電源が直ちに再投入されます。*
*注意して続行してください。
***************************************************************
Proceed with factory settings? Confirm [yes/no]:yes
-- Restore status --
Unit Nvram Config
------------------------
0 Success Success
1 Success Success
2 Success Success
3 Not present
4 Not present
5 Not presentPower
Power-cycling the unit(s).
シングル スイッチをリセットする例:
FTOS#restore factory-defaults stack-unit 1 nvram
*************************************************************
*警告 - 出荷時のデフォルト設定にリストアすると、既存の*
*永続的な設定(スタッキング、ファンアウトなど)が削除されます。*
*リストア後、ユニットの電源が直ちに再投入されます。*
*注意して作業を進めてください。 *
**************************************************************
Proceed with factory settings? Confirm [yes/no]:yes
-- Restore status --
Unit Nvram Config
------------------------
1 Success
Power-cycling the unit(s)