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Windows信頼性モニターを使用してソフトウェアの問題を特定する方法

Summary: Windowsの信頼性モニタは、ソフトウェアの問題を特定するために役立つWindowsアプリケーションです

This article applies to This article does not apply to This article is not tied to any specific product. Not all product versions are identified in this article.

Instructions

Windowsの信頼性モニタについて

Windowsの信頼性モニタは、システムのパフォーマンスと信頼性に影響を及ぼす可能性のあるWindowsオペレーティングシステムのソフトウェア問題を特定するのに役立つWindowsアプリケーションです。

Windowsの信頼性モニタは、「システムとセキュリティ\セキュリティとメンテナンス」下にある「コントロール パネル」からアクセスできます。  (図1を参照)

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図1- Windowsの信頼性モニタ

また、「スタート」メニューからWindowsの検索ボックスを使用して信頼性モニタにアクセスすることもできます。「信頼性」(かぎカッコなし)と入力し、[信頼性の履歴の表示]をクリックします。(図2を参照)

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図2- 「スタート」メニューの検索ボックスから信頼性モニタを表示

信頼性モニターにアクセスする3つ目の方法として、Windowsの「ファイル名を指定して実行」ボックス(Windowsキー+ R)を開き、  「perfmon /rel」と入力して、Enterキーを押します。

この機能は、本来Windowsのユーザベースのシステムではなく、Windows Server 2008を実行するシステム管理者に利用されることを目的としていました。そのため、このツールは広く知られておらず比較的利用されていません。

信頼性モニタの外観(図3を参照)

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図3- 信頼性モニタのインターフェイス


機能のしくみ

車載コンピュータが、Windowsでは初期ログオンかガソリン消費量、タイヤ圧、エンジン回転数、バルブ荷重などの重要なパフォーマンス値を常にモニタリングするように、Windowsでもシステムシャットダウンまでオペレーティングシステムの状態が常にモニタリングされています。

重要なシステム部品(メモリ、データドライバ、ファンおよびCPU)のテストが常に行われ、その結果はパフォーマンスカウンタに収集されます。システムとアプリケーションのイベント(例えば、Outlookの送信/受信アクティビティ、Wordで文書を開くなど)は個別に追跡され、その情報はイベントの追跡データとして保存されます。

パフォーマンスモニタは、カウンタとイベントの両方のデータコレクションを使用して、わかりやすい形式で、システム上に発生したパフォーマンス関連イベントの視覚的な概要を作成します(図4を参照)。

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図4。- 信頼性モニタでイベントの調査。

各列には、図の上部にある「表示方法」の「日別」または「週別」に基づいて表示されます。その下には、重要度によってグループ分けされた関連イベントの一覧が表示されます。発生した順番に、重要、警告、情報イベントが表示されます。このシステムは、6月29日に発生した2つの重要なイベントを表示しています。MapsBrokerとLinkCollectorの両方がある時点でクラッシュしています。このイベントを確認するには、各アプリケーションの機能、または正常に動作しているかどうかについての追加情報が必要です。次に、[操作]列の[技術的な詳細の表示]リンクをクリックします(図5を参照。)

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図5- 障害が発生しているアプリケーションの調査。

svchost.exe_MapsBroker」のクイック検索で、McAfee Antivirusのバージョン10.1.2で問題が解決されたことについて説明するMcAfeeの記事 SLN307012_en_US__6iC_External_Link_BD_v1 が見つかりました。McAfee製品のバージョンを、10.1.2以降の新しいバージョンに更新すれば、McAfeeの問題は解決されることがわかります。

2つ目の項目には、ユーザが数年間使用している古いアプリケーションのブックマーク・マネージャ・アプリ(LinkCollector)について記載されています。詳細を確認してみましょう(図6を参照)。

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図6- LinkCollectorの詳細

詳細を調べてみると、Kernelbase.dllによってLinkCollectorの実行ファイルが起動できないことがわかります。これが問題のファイルでしょうか? Kernelbase.dllについて詳しく見てみましょう(ファイル名とその場所から、Windows10のカーネルの一部であり、正規のWindowsファイルであることがわかります。しかし、用心に越したことはありません)(図6を参照)。

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図6- 問題のあるモジュールのデジタル署名を確認

ファイルはチェックアウトされ、Microsoftからの適切な署名があります。

メモ: カーネルや、LinkCollectorまたはOutlookなどのユーザー アプリは、システムの異なる場所で実行されるため、Windowsカーネルはアプリケーションのクラッシュを引き起こしません。Windowsカーネルのファイルがこのようなシナリオで表示される場合(例えば、minidumpファイル内など)、問題の原因はそのアプリケーション自身、またはアプリケーションが使用しているアドオンにあります。

次に、LinkCollectorを調査してみましょう。ユーザに関して詳しく調査してみると、このアプリケーションは6年以上前の2011年に購入されたもので、おそらくWindows 7では問題なく実行できていたと思われます。

LinkCollectorアプリケーションの起動を調べてみると、起動が遅く、アプリケーションはトラブルシューティングしているシステムの4K画面解像度に対応できませんでした。

次に実行すべき手順は何でしょうか。Windowsの互換性をトラブルシューティングします。(図7を参照。)

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図7- Windowsのトラブルシューティングツールの実行。

Windowsの互換性のトラブルシューティングツールで、2つのトラブルシューティング手順(互換性の設定をWindows 7に切り替える、および高DPIでのスケーリングを無効に設定する)を行ったところ問題が解決しました(図8を参照)。

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図8- 互換性モードのオプションを使用して古いプログラムによる問題を解決。

Additional Information

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Article Properties
Article Number: 000178177
Article Type: How To
Last Modified: 18 Apr 2024
Version:  6
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