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この記事では、セキュア ブートが有効になっていて、iDRACファームウェアのアップデート中にPowerEdgeサーバーでUEFI0315エラーが発生する問題を解決する手順について説明します。
iDRAC8ファームウェアを2.70.70.70リリースからダウングレードした後、Dell EMC PowerEdge 13GサーバーがPOST時にUEFI0315エラー バナーを表示して停止する場合があります。このエラーは、各ホストの再起動/電源投入時に発生します。
UEFI0315: Unable to process an iDRAC request to configure Secure Boot keys because of a communication error between BIOS and iDRAC…
Lifecycle Controllerログの例:
UEFI0315 |
Unable to process an iDRAC request to configure Secure Boot keys because of a communication error between BIOS and iDRAC. |
このエラー バナーは、電源投入時の自己診断(POST)の実行中に、BIOSが予期したセキュア ブート設定値を取得できない場合に表示されます。iDRAC8を2.70.70.70からダウングレードした場合、サーバーBIOS内のセキュア ブート設定に関係なく、この読み取りは失敗します。
iDRAC8のLifecycle Controllerログは、iDRAC8ファームウェアが変更されたかどうかを記録します。イベント「PR36」を検索すると、サーバーに適用されているファームウェア アップデートの履歴が表示されます。
PR36 |
Version change detected for Lifecycle Controller firmware.Previous version:2.70.70.70, Current version:2.61.60.60 |
iDRAC8ファームウェア2.70.70.70では、このエラーのランダムな発生の原因となっていた問題が解決しています。iDRAC8 2.70.70.70からダウングレードすると、元に戻ってエラーが発生する可能性があります。iDRAC8ファームウェアがダウングレードされていることを確認できた場合、このエラーは、ハードウェアの障害を示しているわけではありません。
影響を受けるサーバーからこの状況を消去するには、次のいずれかの方法を使用します。
オプション1:iDRAC8を2.70.70.70にアップデートする
iDRAC8をファームウェア バージョン2.70.70.70に再インストールすると、この状況を解決する修正が復元されます。iDRACファームウェア アップデートが完了した後、サーバーをウォーム リブートする必要があります。
iDRAC8 2.70.70.70はこちらからダウンロードできます。
オプション2: Redfish APIでセキュア ブート キーをリセットする
サーバーを、ダウングレードされたiDRAC8ファームウェアのままにする必要がある場合は、システムBIOSのセキュア ブート キーをリセットする必要があります。Redfish APIは、この設定を変更する唯一の方法です。次の手順に従って、/redfish/v1/Systems/System.Embedded.1/SecureBoot/Actions/SecureBoot.ResetKeysの値を変更します。
セキュア ブート ポリシーの設定は、[Custom]に設定してセキュア ブート キーをリセットする必要があります。セキュア ブートは、[Enable]または[Disabled]のいずれかです。
[F2 System Setup]>[System BIOS]>[System Security]>[Secure Boot]:
次の例では、Postman Appが使用されています。Redfish POSTコマンドを送信する前に、アプリケーションの次のフィールドを定義します。
Post URL Bar:
[Authorization]タブ:
[Headers]タブ:
[Body]タブ:
RedfishのPOSTコマンドが成功した場合、Postmanは[Response]フィールドに次のようなメッセージを表示します。
{
"@Message.ExtendedInfo": [
{
"Message": "Successfully Completed Request",
"MessageArgs": [],
"MessageArgs@odata.count": 0,
"MessageId": "Base.1.0.Success",
"RelatedProperties": [],
"RelatedProperties@odata.count": 0,
"Resolution": "None",
"Severity": "OK"
},
{
"Message": "The operation successfully completed.",
"MessageArgs": [],
"MessageArgs@odata.count": 0,
"MessageId": "IDRAC.1.6.SYS413",
"RelatedProperties": [],
"RelatedProperties@odata.count": 0,
"Resolution": "No response action is required.",
"Severity": "Informational"
}
]
}
iDRAC7/8 with Lifecycle Controller Version 2.63.60.61, iDRAC8 with Lifecycle Controller version 2.70.70.70
29 Nov 2021
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Solution