Dell PowerEdge M1000eブレード サーバー - 配電システム
Dell M1000eブレード シャーシ向け電源システムの選択と取り付けについては、Dell PGエンジニアリング テクニカル ホワイトペーパー『
Power Distribution Systems for the Dell PowerEdge M1000e Modular Server Enclosure- Selection and Installation』を参照してください。
以下は、ホワイトペーパーからPowerEdge M1000eの冗長電源モードについて抜粋したものです。
PowerEdge M1000eの冗長電源モード
- 冗長AC、DPSE無効 - このモードでは、6台すべての電源ユニットがアクティブで、すべての電源ユニットで負荷が分散されます。3台の電源ユニットは1つのACグリッドに接続され、その他3台の電源ユニットは別のACグリッドに接続されています。これにより、ACグリッド全体または3台の個々の電源ユニットは、どのブレードの動作にも影響しません。これは、6台の電源ユニット構成におけるデフォルト モードです。
- 冗長AC、DPSE有効 - このモードでは、6台すべての電源ユニットがアクティブになり、すべての電源ユニットで負荷が分散されます。電源供給が安定したら、CMCは、その構成に最も効率的に電力を供給し、グリッドに障害が発生した場合に冗長性を提供するために必要な装置の数を決定します。その構成に電力を供給するために2台の装置のみが必要で、冗長性のために2台の装置が追加で必要な場合は、2台の装置がスタンバイ状態になります(負荷が増加すると、CMCは自動的にそれらをアクティブにします。付録Cを参照)。
- 冗長電源、DPSE無効 - このモードでは、4台の電源ユニットがアクティブで、負荷が分散されます。残りの2台の装置(AC電源に接続されている場合)はスタンバイ状態になります。スタンバイ状態の電源ユニットは、4台のアクティブな電源ユニットのいずれかに障害が発生した場合、AC電源に接続されている限りアクティブになります。
- 冗長電源、DPSE有効 - このモードでは、4台の電源ユニットがアクティブになり、負荷が分散されます。残りの2台の装置(AC電源に接続されている場合)はスタンバイ状態になります。電源供給が安定したら、CMCは、その構成に最も効率的に電力を供給し、グリッドに障害が発生した場合に冗長性を提供するために必要な装置の数を決定します。その構成に電力を供給するために2台の装置のみが必要で、冗長性のために1台の装置が追加で必要な場合は、もう1台の追加装置はスタンバイ状態になります(負荷が増加すると、CMCは自動的にそれをアクティブにします)。スタンバイ状態の電源ユニットは、AC電源に接続されている限り、4台のアクティブな電源ユニットのいずれかに障害が発生した場合にアクティブになります。DPSEの詳細については、付録Cを参照してください。
- 非冗長、DPSE無効 - このモードでは、6台の電源ユニットがAC電源に接続されていて、3台の電源ユニットがアクティブで、3台がスタンバイ状態になります。3台の電源ユニットのみが接続されている場合は、3台すべてがアクティブになります。3台の電源ユニットすべての容量を必要とする場合、この構成で電源に障害が発生すると、一部のブレードがシャットダウンする可能性があります。
- 非冗長、DPSE有効 ‐ このモードでは、6台の電源ユニットが接続されていて、3台の電源ユニットはアクティブ(3 + 0)で負荷が分散され、その他3台の電源ユニットはスタンバイ状態になります。電源供給が安定したときに、CMCはその構成に最も効率的に電力を供給するために必要な装置の数を決定します(冗長性のプロビジョニングなし)。その構成に電力を供給するために2台の電源ユニットのみを必要とする場合、もう1台のPSU(合計4台)はスタンバイ状態になります。CMCは、負荷が増加するとそれを自動的にアクティブにします。電源またはACグリッドに障害が発生すると、一部のブレードがシャットダウンする場合があります。