Oracle VM Managerを使用してネットワークを構成する場合は、使用可能なネットワーク・ポートを論理ネットワークにマップする必要があります。各論理ネットワークには名前またはエイリアスが必要であり、少なくとも 1 つのネットワーク機能を実行します。Oracle VMには、次のネットワーク機能があります。
- サーバー管理
- クラスター ハートビート
- Live Migrate
- ストレージ
- 仮想マシン
Oracle VM Manager内で最初のOracle VM Serverを検出すると、Server Managementのロールで1つのネットワークが自動的に作成されます。指定されたデフォルト名は、次に示すように、Oracle VM Serverが接続されているサブネットから取得されます。
図1: Oracle VMネットワーク
Oracle VM Managerから検出された追加のOracle VM Serverごとに、既存のサーバー管理ネットワークにエントリが追加されるか
Oracle VM Serverが以前に検出されなかったサブネットにサーバーが接続されている場合は、新しいサーバー管理ネットワークが作成されます。
Oracle VMネットワークの作成
「
仮想マシン ネットワークの作成」に記載されている手順では
ネットワークを作成し
それに「仮想マシン」ロールを割り当てる方法について説明します。同様に、ネットワーク機能ごとに異なるネットワークを作成することをお勧めします
手記:機能ごとに個別のネットワーク ポートを使用することをお勧めします。
メモ: iSCSIストレージを使用する場合は、追加のネットワークが必要です。
ストレージ ネットワークの作成
Oracle VM Managerコンソールにログインした後、「
ネットワーキング 」タブと
「ネットワーク 」サブ・タブをクリックし
、「+」 記号アイコンをクリックしてネットワークを追加します
図2: Oracle VM Managerコンソール
ネットワークの作成ウィザードで、「
ボンド/ポートのみを使用してネットワークを作成」を選択し、「
次へ」をクリックします
図3: ネットワークの作成
ウィザードの[
Create Network]ステップで、ネットワークの名前を入力し、[
Network Channels]で
[Storage]を選択して
、[Next]をクリックします
図4: ウィザードの[Create Network]ステップ
ウィザードの[
Select Servers ]ステップで、新しいネットワークに含めるOracle VM Serverを
[Selected Servers ]に移動し、[
Next]をクリックします
図5: ウィザードの「サーバーの選択」ステップ
ウィザードの「ポートの選択」ステップで、各Oracle VM Serverからイーサネット・ポートを選択し、「ポートの選択」フィールドに移動して
、「次へ」をクリックします
図6: ウィザードの[ポート]ステップを選択します
ウィザードの[
IPアドレスの構成 ]ステップで、ストレージ ネットワーキングのIPアドレスを入力し、[
完了 ]をクリックしてストレージ ネットワークを作成します。
図7: IPアドレスの構成
メモ: Compellent iSCSIを使用している場合は、フォールト ドメインごとに2つのストレージ ネットワークを作成し、フォールト ドメインのIPアドレス サブネットの範囲内で前の手順で構成したIPアドレスを指定します。
作成されたストレージ ネットワークは、[
ネットワーキング ]タブの下に表示されます
図8: 作成されたストレージ ネットワーク