Article Number: 000143003
説明
レシーバが存在しないと、VLAN内でL2マルチキャストトラフィックがあふれます。この現象は、"no ip igmp snooping unregistered floodall"コマンドを設定しても、レシーバのない環境では同様に発生します。
解決策
この問題を解決するには、何も接続がなくとも、スタティックmrouterポートをライブmrouterポートとして使用します。これにより、レシーバが参加するまでマルチキャストトラフィック送信のループを遮断します。mrouterポートとして使用されるポートは、未使用ポートもしくはライブポートのいずれの使用も可能ですが、マルチキャストトラフィックで常時あふれます。
この問題を解決するために、以下のコマンドを設定してください。
以下のコマンドでは、例としてte1/0/11を使用していますが、これはターゲットVLAN(VLAN 999)のどのインターフェースでも構いません。該当インターフェースは、DOWNまたはUPの操作が可能です。インターフェースがUPの場合、マルチキャストトラフィックはこのインターフェース上であふれます。そのため、以下の設定の通り未使用インターフェースのご使用をお勧めします。
config# ip igmp version 2
config# ip igmp snooping vlan 999 mrouter interface te1/0/11
config# ip igmp snooping querier
config# ip igmp snooping querier vlan 999
config# ip igmp snooping querier vlan 999 address 172.20.254.23
config# interface te1/0/11
config#(config-if-te-1/0/11)#switchport access vlan 999
config#(config-if-te-1/0/11)#exit
config# wr mem
Force10 S60-44T
21 Feb 2021
3
Solution