VMware vSphere ESXi 5.5で仮想ハードウェアをアップグレードした後に仮想マシンの設定を編集できない

文書の概要：この文書では、VMware vSphere ESXi 5.5で仮想ハードウェアをアップグレードした後に仮想マシンの設定を編集できない問題について説明します。

現象：

VMで仮想ハードウェアをアップグレードした後に、vSphere Client 5.5で仮想マシンの設定を編集できません。

「You cannot use the vSphere Client to edit the settings of virtual machines of version 10 or higher.Use the vSphere Web Client to edit the settings of this virtual machine.」


 
ディスカッション：

vSphere ClientでVM設定を編集できるのは、仮想ハードウェアのバージョンが8以前の場合のみです。しかし、vSphere Clientでは、VMの仮想ハードウェアを8より上のバージョンにアップグレードすることができます。仮想ハードウェアをアップグレードする前に、次の警告が表示されます。



解決策：

Webクライアントを使用して、VMに変更を加えます。

対策：

VMの仮想ハードウェアを8にダウングレードします。

• VMがシャットダウン/電源オフになっていることを確認します
• VMをインベントリーから削除します。
  • vSphere Clientの左ペインで、VMを右クリックします
  • ［Remove from Inventory］をクリックします
  • ［Yes］ボタンをクリックして、インベントリーから削除することを確認します
• SSHを介してホストに接続します。
• # cd /vmfs/volumes//
  • 例:
    • # cd /vmfs/volumes/datastore1/testvm
• 「virtualHW.version」という行を見つけます。
  • 例:
    • virtualHW.version = "10"
• 値を8に変更します。
• 例:
  • virtualHW.version = "8"
• # vim-cmd solo/registervm
  • 例:
    • # vim-cmd solo/registervm /vmfs/volumes/datastore1/testvm/testvm.vmx
• VMのディレクトリーに移動します。
• VMのVMXファイルを編集します。
• 仮想マシンを登録します。