起動時あるいは省電力リカバリー時にU2515H/U2715Hデジタル ハイエンド モニターの画面に何も表示されなかったり、電源を入れたときにモニターの画面が点滅する
Summary: U2515H/U2715Hデジタル ハイエンド シリーズのモニターのビデオの問題を解決する手順。
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Symptoms
この記事では、デジタル ハイエンド シリーズU2515H/U2715Hの起動時または省電力リカバリー時に、画面に何も表示されなかったり、電源を入れたときにモニターの画面が点滅したりする症状について説明します。
Cause
U2515H/U2715Hモニターが、点滅したり、何も表示されなかったり、真っ暗になったりする
Dell U2515H/U2715Hは、DP（DisplayPort）経由で直接ドッキング ステーションに接続されていますが、デイジーチェーンでは間欠的にフラッシュまたは黒い画面を表示する場合があります。この問題は、起動中および省電力リカバリー中にも発生します。
ディスプレイの電源を切って入れ直すと元に戻りますが、問題はまた発生します。
BIOSおよびグラフィック アダプター ドライバーをアップデートしても、DisplayPort/mini-DisplayPortケーブルを替えても問題は解決しません。
Resolution
DisplayPortのモードを変更
注：注：ディスプレイのDisplayPort設定を変更する前に、グラフィックス アダプターがDisplayPort 1.2標準をサポートしていることを確認してください。グラフィックス アダプターでサポートしていないと、画面には何も表示されません。
この回避策は、U2515HおよびU2715Hオンスクリーン ディスプレイ（OSD）でデフォルトのDisplayPortモードを変更してDisplayPort 1.2を有効にすることです。（図1）。
図1：オンスクリーン ディスプレイ（OSD）内のDisplayPort 1.2の有効化
注：注：DisplayPortバージョン1.2では、DisplayPort 1.0の有効帯域幅が、High bit rate 2（HBR2）モードの17.28 Gb/秒に倍増しています。これにより、解像度が向上し、リフレッシュ レートが高くなり、より多くの色深度を使用できるようになります。その他にも、マルチ ストリーム転送と呼ばれる複数の独立ビデオ ストリーム（複数のモニターとデイジーチェーン接続）、ステレオスコピック3D装置、拡張されたAUXチャネル帯域幅の向上（1 Mbit/秒から720 Mbit/秒）を実現しています。（https://en.wikipedia.org/wiki/DisplayPort ）
ディスプレイに何も表示されない際にディスプレイをDisplayPort 1.1aモードにリセットする必要がある場合は、次の手順に従ってください（図2を参照）。
図2：オンスクリーン ディスプレイ（OSD）メニューの入力選択オプションを変更する方法
MSTハブを搭載したシステムでは、MSTファームウェアのアップデートも推奨されます。ファームウェアのアップデートは、DellサポートWebサイトからダウンロードできます。
この記事の詳細に関する質問がある場合は、Dellテクニカル サポートまでお問い合わせください。