Dell Encryption PersonalとDell Encryption Enterpriseはどちらも、Windows内の休止状態ファイルの内容を暗号化する機能を提供します。Windows 10 Creators Update内の変更により、休止状態ファイルの処理方法が変更され、この休止状態ファイルの使用が、MicrosoftがWindows 10の最新の機能更新プログラムで強化した「高速スタートアップ」機能に拡張されます。
デフォルトでは、休止状態ファイルは暗号化されません。[Enable Secure Hibernation]のポリシーを使用すると、Windows 10のCreators Updateより前のオペレーティング システムでのみ休止状態を有効にすることができます。オペレーティング システムでは休止状態と高速スタートアップの両方が無効になり、コンピューターが可能な限り安全になるようにするため、 安全でない休止状態の防止を有効にすることができます。
v8.15以降には、レガシーBIOS起動デバイスでセキュア ハイバネーション方式を活用できるようにするオプションがあります。これを有効にするには、レジストリー キーを作成します。
HKLM\System\Dell\Dell Data Protection\Encryption\ DWORD: EnableSecureHibernation Value: 1
これにより、レガシーBIOSをブート オプションとして使用しているデバイスは、休止状態ファイルの内容を暗号化できるようになり、休止状態、高速スタートアップ、およびこのファイルを活用するその他のテクノロジーを介して正常に動作するようになりました。
この表は、ポリシー設定に応じてDell Encryptionと休止状態がサポートされるマトリックスの概要を示しています。
安全な休止状態ポリシー | セキュリティで保護されていないポリシーの防止 | セキュア レジストリーの有効化(レガシー ブート モードでのみサポート) | 予期される動作 |
---|---|---|---|
休止状態/暗号化なし | |||
X | 休止状態の防止 | ||
X | X | 休止状態の防止 | |
X | X | 休止状態の防止 | |
X | X | X | 休止状態の防止 |
X | 休止状態の防止 | ||
X | X | 休止状態の防止 | |
X | 休止状態/暗号化なし |
Powercfg /h on
Dellでは、UEFI起動モードで休止状態をサポートする方法を調査中です。コンピューターがUEFI起動モードを実行している場合、休止状態、高速スタートアップ、モダン スタンバイは自動的に無効になります。
サポートに問い合わせるには、「Dell Data Securityのインターナショナル サポート電話番号」を参照してください。
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