Article Number: 000128571
「PowerStoreアラート：ユーザー クォータ制限値のアラート
Summary: ユーザーのハード クォータまたはソフト クォータ制限値に達したか超過したことによる、PowerStoreユーザー クォータのアラート。
Article Content
Symptoms
Dell PowerStoreで問題が発生すると、問題の特定に役立つエラー アラートが生成されます。この記事では、ユーザー クォータ アラートの考えられるさまざまな原因と、こうしたエラー アラートに関連する修復作業について説明します。解決策を試しても問題を解決できない場合は、テクニカル サポートにご連絡ください。
注：必要な情報が見つからない場合は、この記事の最後にある「フィードバック」フォームで、お知らせください。
Cause
ユーザー クォータ制限値のアラート
Resolution
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_FS_HARD_LIMIT_EXCEEDED |
| アラート テキスト | Space usage by user %(userName) in file system %(fs) has reached the hard quota limit.The user can no longer write to the file system unless this issue is addressed. |
| エラー コード | (0x01300703) |
| 説明 | エラー メッセージで指定されたファイル システムで、ユーザーがハード クォータ制限値に達したか超過しました。該当ユーザーは一切の書き込み操作ができません。 |
| 解決策 | 修復作業 ユーザーは不要なファイルまたはディレクトリーを削除して、使用済み領域の割合を減らす必要があります。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、問題が発生したユーザーのハード クォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なユーザー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ハード クォータを増やすコマンドは次のとおりです。 curl -u admin:<mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"hard_limit\": 0}"|jq ユーザー クォータのハード制限値はバイト単位です。制限値を0にすると、ハード制限はなくなります。この値を使用すれば、領域を制限せずに、使用済み領域の容量を計算できます。値はファイル システムの物理ブロック長と一致するように切り上げられます。 |
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_FS_SOFT_LIMIT_GRACE_EXPIRED |
| アラート テキスト | Space usage by user %(userName) in file system %(fs) has exceeded the preferred (soft quota) limit, and the grace period is expired. The user can no longer write to the file system unless this issue is addressed. |
| エラー コード | (0x01300702) |
| 説明 | エラー メッセージで指定されたファイル システムで、ユーザーがソフト クォータ制限値を超過し、猶予期間が切れました。該当ユーザーは一切の書き込み操作ができません |
| 解決策 | 修復作業 ユーザーは不要なファイルまたはディレクトリーを削除して、使用済み領域の割合を減らす必要があります。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、問題が発生したユーザーのブロック ソフト クォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なユーザー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ソフト クォータを増やすコマンドは次のとおりです。 curl -u admin:<mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"soft_limit\": 0}"|jq |
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_MULTIPLE_FS_HARD_LIMIT_BREACH |
| アラート テキスト | Space usage by user %(user) in file system %(fs) has exceeded the preferred (soft quota) limit, grace period, and hard quota limit.Soft quota limit exceeded %(softViolations) times, grace period expired %(softGraceExpiredViolations) times, hard quota limits reached %(hardViolations) times.First violation %(firstViolation), most recent violation %(lastViolation). |
| エラー コード | (0x01300708) |
| 説明 | エラー メッセージで指定されたユーザーが、複数回にわたりソフトおよびハードのクォータ制限値に達したか超過しました。依然としてクォータ制限値を超過している場合は、該当ユーザーは一切の書き込み操作ができません。 |
| 解決策 | 修復作業 不要なファイルとディレクトリーを削除します。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、ファイル システムのクォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なユーザー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ハード クォータを増やすコマンドは次のとおりです。: curl -u admin:<mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"hard_limit\": 0}"|jq ユーザー クォータのハード制限値はバイト単位です。制限値を0にすると、ハード制限はなくなります。この値を使用すれば、領域を制限せずに、使用済み領域の容量を計算できます。値はファイル システムの物理ブロック長と一致するように切り上げられます。 |
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_MULTIPLE_TREE_HARD_LIMIT_BREACH |
| アラート テキスト | Space usage by user %(user) in file system %(fs), quota tree %(treePath) has exceeded the preferred (soft quota) limit, grace period, and hard quota limit.Soft quota limit crossed %(softViolations) times, grace period expired %(softGraceExpiredViolations) times, hard quota limits reached %(hardViolations) times.First violation %(firstViolation), most recent violation %(lastViolation). |
| エラー コード | (0x0130070A) |
| 説明 | エラー メッセージで指定されたユーザーおよびツリーが、複数回にわたりソフトおよびハードのクォータ制限値に達したか超過しました。依然としてクォータ制限値を超過している場合、該当ユーザーはこのツリーに一切の書き込み操作ができません。 |
| 解決策 | 修復作業 該当ユーザーは、クォータ ツリーの不要なファイルまたはディレクトリーを削除して、使用済み領域の割合を減らす必要があります。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、クォータ ツリーのユーザーのブロック ハード クォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なツリー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ハード クォータを増やすコマンドは次のとおりです。 curl -u admin:<mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"hard_limit\": 0}"|jq ユーザー クォータのハード制限値はバイト単位です。制限値を0にすると、ハード制限はなくなります。この値を使用すれば、領域を制限せずに、使用済み領域の容量を計算できます。値はファイル システムの物理ブロック長と一致するように切り上げられます。 |
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_TREE_HARD_LIMIT_EXCEEDED |
| アラート テキスト | Space usage by user %(userName) in file system %(fs), quota tree %(treePath) has reached the hard quota limit.The user can no longer write to the quota tree unless this issue is addressed. |
| エラー コード | (0x01300706) |
| 説明 | エラー メッセージで指定されたユーザーおよびクォータ ツリーのハード クォータ制限値に達しました。該当ユーザーはクォータ ツリー内で一切の書き込み操作ができません |
| 解決策 | 修復作業 ユーザーは、クォータ ツリーの不要なファイルまたはディレクトリーを削除して、使用済み領域の割合を減らす必要があります。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、指定されたクォータ ツリーの該当ユーザーのブロック ハード クォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なユーザー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ハード クォータを増やすコマンドは次のとおりです。 curl -u admin:<mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"hard_limit\": 0}"|jq ユーザー クォータのハード制限値はバイト単位です。制限値を0にすると、ハード制限はなくなります。この値を使用すれば、領域を制限せずに、使用済み領域の容量を計算できます。値はファイル システムの物理ブロック長と一致するように切り上げられます。 |
| アラートID | SDNAS_USERQUOTA_TREE_SOFT_LIMIT_GRACE_EXPIRED SDNAS_USERQUOTA_TREE_SOFT_LIMIT_CROSSED |
| アラート テキスト | Space usage by user %(userName) in file system %(fs), quota tree %(treePath) has exceeded the preferred (soft quota) limit, and the grace period is expired. The user can no longer write to the quota tree unless this issue is addressed |
| エラー コード | (0x01300705) (0x01300704) |
| 説明 | ブロック ソフト クォータ制限値を超過しています。 アラート コード0x01300705の場合、エラー メッセージで指定されたクォータ ツリー内のユーザーの猶予期間が切れ、該当ユーザーはクォータ ツリー内で一切の書き込み操作ができません。 |
| 解決策 | 修復作業 不要なファイルまたはディレクトリーを削除して、使用済み領域の割合を減らす必要があります。 もしくは、管理者がPowerStore Manager（GUI）またはRESTから、クォータ ツリーのソフト クォータ制限値を増やします。 PowerStore Manager： クォータを設定するには、PowerStore Managerで次の操作を行います。［FileSystem］＞［Quotas］＞［User quota］ REST： 必要なユーザー クォータIDを入手するコマンドは次のとおりです。 curl -k -u admin:<mgmt_password> -X GET "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota" -H "accept: application/json"|jq ソフト クォータを増やすコマンドは次のとおりです。 curl -u admin: <mgmt_ip> -X PATCH "https://<mgmt_ip>/api/rest/file_user_quota/<file_user_quote_id>" -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -d "{ \"soft_limit\": 0}"|jq |
Additional Information
その他の情報については、次の場所を参照してください。
- 「Dell EMC PowerStore File Capabilities White Paper」
- 「PowerStore：情報ハブ - 製品ドキュメンテーションおよびビデオ」
- 『Configuring SMB』
- 『Configuring NFS』
Article Properties
Affected Product
PowerStore 1000T, PowerStore Expansion Enclosure, PowerStore 3000T, PowerStore 5000T, PowerStore 7000T, PowerStore 9000T, PowerStore Employee and Partner
Last Published Date
07 Jan 2022
Version
9
Article Type
Solution