S2D ReadyNode - 障害が発生したディスクを交換する方法

障害のあるディスクの交換

ターゲットディスクのシリアル番号が「S400625X」の場合:

1. 次のコマンドを実行して、該当するディスクがストレージ プールから廃棄されていることを確認します。
   廃棄されていない場合は、「廃棄されていないディスクの交換」セクションの手順に進みます。

   PS C:\> Get-PhysicalDisk -SerialNumber S400625X

   

2. 次のコマンドを実行して、該当するディスクをストレージ プールからデタッチします。

   PS C:\> $disk = Get-PhysicalDisk -SerialNumber S400625X
   
   	PS C:\> Get-StoragePool -FriendlyName s2d* | Remove-PhysicalDisk -PhysicalDisks ($disk)

   

3. 次のコマンドを実行して、デタッチ ジョブが完了したことを確認します。

   PS C:\> Get-StorageJob

   

4. ディスクを交換します。

5. しばらく待ってから、手順3のコマンドを実行して、交換したディスクがストレージ プールに追加されていることを確認します。
   

6. 必要に応じて、次のマトリックスに従って、交換したディスクのファームウェアをアップデートします。
   Microsoft Azure Stack HCI向けDell EMCソリューションのサポート マトリックス
   メモ：日本語のナレッジアップが遅れる場合があるため、日本語のナレッジが表示されている場合は、右上の言語選択から英語を選択し、最新情報を確認してください。

廃棄されていないディスクの交換

この手順は、予測エラーなどが原因で廃棄されていないディスクを対象としています。交換のためにストレージ プールから切り離す場合は、ステータスを廃棄済みに手動で変更します。

メモ: 次のコマンドは一例です。SerialNumberを指定して続行します。

ターゲットディスクのシリアル番号が「S400625X」の場合:

1. 次のコマンドを実行して、ターゲット ディスクを確認します。

   PS C:\> Get-PhysicalDisk -SerialNumber S400625X

   

2. 次のコマンドを実行して、ターゲット ディスクを廃棄に変更します。

   PS C:\ > Get-PhysicalDisk -SerialNumber S400625X | Set-PhysicalDisk -Usage Retired

3. 次のコマンドを実行して、ターゲット ディスクが廃棄済みになることを確認します。

   PS C:\Windows\system32> Get-PhysicalDisk -SerialNumber KZJRPYWG

   

4. 「障害のあるディスクの交換」セクションの手順 2 から 6 に進みます。

追加情報(ディスクの場所を手動で特定するため)

サーバー マネージャーの場合:

1. File service and storage service-Volume-Storage>>poolを選択します。

2. [Physical Disk]フィールドで、使用状況がキャンセルなどのターゲット ディスクを右クリックし、[ ドライブ ライトの切り替え]を選択します。

3. サーバーの前面にあるディスクのステータス インジケーターを確認し、インジケーターが点滅している場所を特定します。

4. 識別後、もう一度[ ドライブ ライトの切り替え] を選択して点滅を停止します。

PowerShell の場合:

1. 管理者権限でPowerShellを起動します。

2. 次のコマンドを実行して、OperationalStatusがOKでないディスク、またはHealthStatusが正常ではないディスクを確認します。

   Get-PhysicalDisk | Where-Object {$_.OperationalStatus -ne "OK" -or $_.HealthStatus -ne "Healthy"} | ft FriendlyName,SerialNumber,OperationalStatus,HealthStatus,AdapterSerialNumber

3. 次のコマンドを実行して、該当するディスクが属するホストを特定します。

   メモ: NVMEの場合は、SerialNumberの代わりにAdapterSerialNumberを使用します。
   メモ: S2Dを$ipsに設定するノードのiDRAC IPを入力します。
   メモ: ステップ2で確認したディスクの値を$SerialNumberに入力します。
   メモ: $credを実行すると、次のポップアップが表示されるため、iDRAC Webコンソールのログイン情報を入力します。
   

   $CimOptions = New-CimSessionOption -SkipCACheck -SkipCNCheck -SkipRevocationCheck -Encoding Utf8 -UseSsl
   
   	$cred=(Get-Credential)
   
   	$ips=@('xx.xx.xx.xx','xx.xx.xx.xx','xx.xx.xx.xx','xx.xx.xx.xx')
   
   	$serialNumber = "xxxxxxxxxxxx"
   
   	foreach ($ip in $ips) {
   
   	$Session = New-CimSession -Authentication Basic -Credential $cred -ComputerName $ip -Port 443 -SessionOption $CimOptions
   
   	Get-CimInstance -Cimsession $Session -ClassName DCIM_PhysicalDiskView -Namespace 'root/dcim' |? {$_.serialNumber -eq $serialNumber} | ft PSComputerName, serialnumber,slot, DeviceDescription
   
   	}

   

   ディスク シリアル番号S400625Xの出力例:
   

4. 障害が発生したディスクを特定できなかった場合は、すべての正常なディスクを点滅させて障害が発生したディスクを特定します。

   • Power Shellの場合:

     Get-PhysicalDisk | Where-Object -Property HealthStatus -eq Healthy | Enable-PhysicalDiskIdentification

     識別後、点滅を停止します。

     Get-PhysicalDisk | Where-Object -Property HealthStatus -eq Healthy | Disable-PhysicalDiskIdentification

   • iDRAC7/8の場合: 障害が発生したディスクを除くすべてにチェックマークを付け、点滅および点滅解除します。
     

   • iDRAC9の場合: 障害が発生したディスクを除くすべてにチェックマークを付け、点滅および点滅解除します。