特定の世代のノートパソコンやタブレットでは、電源ボタンを使用してのスリープ モードから復帰のみができる理由
システムのBIOSにDeep Sleep Control機能がない理由(外部接続デバイス(USB)がない場合でも、システムのオンボード キーボードとタッチパッドは、電源ボタンを使用してスリープから復帰のみさせることができます。)
「Not Applicable.」
これには、次のDell製システムのUSBウェイク サポート機能のすべてが含まれています。
(表1 USBウェイク サポート機能)
USBウェイク サポート機能を搭載したシステム | |||||||
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Inspiron | Vostro | XPS | XPS デスクトップ |
Latitude | OptiPlex | Precision モバイル |
Precision ワークステーション |
14" 7472 | 13" 5370 | 15" 9560 | 27" 7760 AIO | 12" 7285 | 5050 | 15" 5520 | 5720 AIO |
15" 7572 | 14" 5471 | 13" 9370 | 12" 5280 | 3050 | 15" 7520 | 3620 Tower | |
15" 7577 | 15" 7570 | 12" 5288 | 5055 Aシリーズ |
17" 7720 | 3420 Tower | ||
13" 7370 | 14" 3478 | 14" 5480 | 5055 Ryzen CPU |
15" 5530 2-in-1 | 5820 Tower | ||
13" 7373 2-in-1 | 15" 3578 | 14" 5488 | 5250 | 15" 7530 | 7820 Tower | ||
15" 7570 | 15" 5580 | 7050 | 17" 7730 | 7920 Tower | |||
15" 7573 2-in-1 | 11" 3180 | 3050 AIO | 7920 Rack | ||||
13" 5370 | 11" 3189 | 7450 AIO | |||||
15" 5570 | 13" 3380 | ||||||
17" 5770 | 12" 5289 | ||||||
14" 3476 | 13" 7389 | ||||||
15" 3576 | 12" 7212 | ||||||
14" 3490 | |||||||
12" 5285 | |||||||
12" 7280 | |||||||
13" 7380 | |||||||
14" 7480 | |||||||
14" 3480 | |||||||
15" 3580 | |||||||
14" 7490 |
USBウェイク サポートとは
USBウェイク サポートと呼ばれるBIOSセットアップ設定が一部のシステムにはあります。これにより、システムをS3状態(スリープ)から復帰させるUSBデバイスの機能を有効または無効にすることができます。
有効にすると、USBデバイスはS3からシステムをウェイクさせることができます(例: USBマウス、USBキーボード)。また、AIO(All-in-One)システムの場合、タッチ スクリーンはUSB入力デバイスであり、同様にシステムをスリープ解除する機能を備えています。
無効にすると、USBデバイスはシステムをS3から復帰させることはできません。この設定を無効にすると、USBポートへの電源をオフにしてS3状態にすることにより、ユーザーは電力を節約できます。
USBウェイク サポートはバッテリー電源では機能しません。つまり、バッテリー電源で動作するノートパソコンがS3状態になった場合、USBデバイスでは復帰させることができません。USBデバイスが外部から電力供給されている場合でも、システムのUSBポートから電源供給されている場合でも違いはありません。決め手となるのは、システムのUSBポートの電源がオンになっていてUSBトラフィックを検出できるかどうかという点です。S3状態に入ると、システムは電力を節約するためにUSBポートへの電源をオフにします。
一部のシステムでは、Deep Sleepと呼ばれる機能をサポートしています。USBウェイクを機能させるには、USBポートがDeep Sleep状態ではない必要があります。
Deep Sleepサポート: