Symptoms
コピーに使用されるコマンドは次のようになります。
robocopyコマンド「robocopy \\x.x.x.x\copyfrom\ \\y.y.y.y\copyTo\sample /COPY:DATSO /W:1 /R:1」。
次は、コピーされた後のファイルの例です。
お客様は複数の異なるソース デバイスからのコピーを試みましたが、結果は常に同じでした。
トラブルシューティング中に、次の変更が行われましたが、問題は解決されませんでした。
- windowsTimeUpdateパラメーターを1に設定
- robocopyホストで一時的にSMB1.0/CIFSファイル共有サポート機能をオンにして、PCを再起動
- [プログラムと機能]>[Windowsの機能の有効化または無効化]>[SMB1.0/CIFS File Sharing Support]
- 通常、このチェック ボックスはオフになっています。オンにしてPCを再起動してください。
ネットワーク トレースで、SMB SETINFOリクエストに対する多くの「access denied」応答が表示されます。
Cause
Robocopyは設計どおりに動作しています。mtimeは2回変更され、最初に1980にリセットされます。データの書き込みが成功すると、最後の変更時刻としてmtimeが再度変更されます。ただし、FLRの作成時に自動ロックをオンにすると、Robocopyがmtimeを1980にリセットした場合に、保護状態がWORM_OKとしてトリガーされてファイルが読み取り専用になり、mtimeの変更を含めどのデータも書き込むことができません。そのため、「access is denied」が報告されます。
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空の0バイト ファイルは、append-only状態になります。これは、FLRが実際に保護する必要のあるデータがないために状態をWORM_CLEANにするべきだと考えるためです。つまり、自動ロック機能は設計上、空のファイルに対して有効ではないため、この空のファイルのmtimeは想定どおりです。
Resolution
次の回避策を実行すると、mtimeを正しくアップデートできます。
(1)ターゲット アレイに最初にFLRファイル システムを作成します。
(2)自動ロックを無効にします(ファイル システム プロパティの下のオプション)。
(3) FLRで保護する必要があるすべてのファイルをターゲット アレイにRobocopyします。
(4)自動ロックを有効にします(チェック ボックスをオンに切り替えます)。
(5) FLRファイル システムに新しいファイルを追加する必要がある場合は、最初に自動ロックを無効にしてください。
(6)次に、これらの新しいファイルをターゲットFLRにRobocopyします。
(7)自動ロックを再度有効にします。
Affected Products
PowerStore, Dell EMC Unity, VNX/VNXe