文書の概要: この文書では、システム更新準備ツールを使用して、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、およびWindows Server 2008 R2で発生するWindows Updateに関連する問題の修復について説明します。
システム更新準備ツール(CheckSUR)はMicrosoftからダウンロード可能なユーティリティーです。このツールを使用して、Windows Updateに関連するさまざまな問題を修復できます。このツールはアップデートに関連付けられているファイルとレジストリー キーをスキャンし、破損したものを適切なバージョンに置き換えることで修復します。CheckSURで扱うWindows Updateのエラー コードの完全なリストは、Microsoftナレッジベースの記事KB947821に記載されています。これにはCheckSURのすべてのバージョンのダウンロード リンクも含まれています。
CheckSURを使用するには、適切なバージョンをKB947821からダウンロードし、影響を受けるシステム上で実行するだけです。他のアップデートと同じようにインストールされます。
CheckSURは、この「インストール」プロセス中、インストールされているアップデートのファイルとレジストリー設定を実際にチェックします。このプロセスは完了するまでに15分以上かかる場合があり、中断することは推奨されません。完了すると、その結果は画面に表示されませんが、%windir%\Logs\CBS\CheckSUR.logで確認できます。[Summary(概要)]セクションに検出されたエラーの数が表示されます。すべてのエラーが修正されたことを示している場合、問題は解決された可能性が高いため、再度Windows Updateのインストールを試すことができます。
多くの場合、CheckSURは検出されたすべてのエラーを自動的に修復することはできません。これは通常、必要な修復ファイルが存在しないことが原因です。これが発生すると、必要なファイルをMicrosoftのアップデート パッケージや、影響を受けているマシンと同じバージョンのWindowsを実行している動作中のマシンなど、別のソースから取得する必要があります。
ソースに関わらず、コピーするファイルの種類に応じて、影響を受けるマシンの特定のディレクトリーにファイルをコピーする必要があります。
適切なディレクトリーにファイルをコピーした後、CheckSURを再度実行します。修復ファイルが存在するため、検出されたエラーを修正できるようになります。
CheckSURの使用方法の詳細については、「CheckSUR.logで検出されたエラーを修正する方法」を参照してください。ここではペイロード ファイルが見つからない場合の手順について説明しています。