Dell™ PowerConnect 62XXスイッチをスタックする方法

目次

概要

スタックはスイッチの管理ポイントを減らすために使用されます。複数のスイッチを一緒にスタックすると、単一のスイッチとして動作し、1つのIPアドレスおよび1つのコンソールセッションにより管理できます。この文書では、PowerConnect 62XXシリーズのスタック機能について説明します。このシリーズには、PowerConnect 6224、PowerConnect 6224P、PowerConnect 6224F、PowerConnect 6248、およびPowerConnect 6248Pが含まれます。
 

セクション2: Dell PowerConnect 62XXスイッチのスタック機能

Dell PowerConnect 62XXは、1つのスタックで最大12ユニットをサポートします。スタックは、拡張モジュールを使用した場合にのみ可能です。前面パネルのポートからのスタックはサポートされていません。拡張モジュールは、スイッチの背面にあるベイ1とベイ2に取り付けることができます。
 

図1: ベイ1に取り付けられているスタッキングモジュール

 
異なるスイッチのスタッキングモジュール間を接続するには、デル製の1 mまたは3 mのスタッキングケーブルを使用する必要があります。
 

図2：Dell スタッキングケーブル
 

62XXスイッチでスタックを構成する方法

スタッキングモジュールとスタッキングケーブルをスイッチに接続したら、PowerConnect 62XXを設定し、スタックモードでスタッキングポートが動作するようにします。デフォルトでは、スタッキングポートはイーサネットモードで動作し、スタックモードで動作するように設定されるまでスタックを形成しません。スタッキングケーブルをクロスケーブル（またはリング型）で接続することを推奨します。
 

図3：スタックモードの設定

図4：Cross-Cable接続

ポートのスタックモードは、スタックに関係のあるすべてのスイッチで設定する必要があります。ポートの動作モードは、「show stack-port」コマンドを使用して決定できます。
 

図5：表示スタックポートの出力

スタックするスイッチのファームウェアは、同じバージョンである必要があります。異なるバージョンのファームウェアを搭載したスイッチはスタックを形成しません。スイッチのファームウェアは、「show switch」コマンドを使用して確認できます。
 

図6：Show スイッチの出力

show switchの出力結果のスタンバイステータスに、「Oper Stby」と出力されるスイッチが、スタックのスタンバイのスイッチです。これは、「show stack-standby」コマンドを使用して確認できます。

PC62XXスタックを正しく構成する手順の概要は次のとおりです。
 

1. 拡張モジュールをスイッチに接続する
2. スタッキングケーブルを接続する
3. スタックモードで動作するようポートを設定する
4. プライマリスイッチを再起動します。
5. スタンバイスイッチを再起動する
6. セカンダリスイッチを再起動します。

覚えておくべきポイント

• 両方のスイッチのソフトウェアバージョンは同一である必要があります。
• スタックを形成した後にソフトウェアのアップグレードが行われた場合、マスタースイッチは自動的に新しいコードをスレーブﾞスイッチに配布します。
• PC62XXは、別のスイッチモデルと一緒にスタックできません。
• 最大のアップタイムまたは最小のMACアドレスを持つスイッチがマスターとして選出されます。
• フロントパネルのライトは、スイッチのマスターステータスを示します。マスターLEDが点灯している場合、そのスイッチがマスタースタックであることを示します。ユニットのLEDライトは、スイッチのユニット番号を示します。

図7：  図7: スイッチの前面パネルにあるマスターおよびユニットのLED

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