RAID 10またはRAID 50仮想ディスクの作成時に、ドライブ サイズが混在していると、PERC 5 RAIDコントローラーは連結されたアレイを作成します。

トピック: 

RAID 10またはRAID 50マルチレベルRAIDアレイの作成時にドライブ サイズが混在していると、その結果作成される仮想ディスクは1つの連結されたアレイになります。 

PERC 5のユーザー ガイドによると、各アレイのサイズは削減され、その基準はサイズ最小のアレイ メンバーになるとされています。  これが適用されるのはプライマリーRAIDレベル（RAID 0、1、5）のみであり、マルチレベルRAIDアレイ（RAID 10、50）は対象外です。  RAID 10アレイまたはRAID 50アレイにおいて、各プライマリーRAIDレベルのサイズ削減は、最小のアレイ メンバーに基づいて行われます。  RAID 10アレイまたはRAID 50アレイでプライマリーRAIDレベルのサイズが異なる場合、これら全体がまとめてストライピングされるのではなく、連結されます。

たとえば、3台の500 GBドライブと1台の250 GBドライブを使用してRAID 10を構築するとします（図1）。  結果は次のようになります。

• スパン1は、2台のミラーリングされた500 GBドライブで構成されます。  500 GBがRAID 10アレイのサイズに貢献します。
• スパン2は、1台の250 GBドライブと500 GBドライブの一部（250 GB）で構成されます。  250 GBがRAID 10に貢献します（スパン2が削減されているのは、最小ドライブが250 GBであるため）。
• RAID 10アレイの合計サイズは750 GBとなります。

図1：RAID 10での例