Windows Autopilotにバインドされた交換用ハードウェア

最近、マザーボードの交換やコンピューターの交換を行いましたか？Azure Active Directory (AD)テナントにサインインしないユニットを受け取りましたか？そのコンピューターは別のAzure ADドメインに登録されている可能性があります。その場合、認証情報の入力を求められますが、誤ったAzure ADドメイン名が表示されます。

修復されたコンピューターは、Out of Box Experience (OOBE)を終えると、インターネット接続をチェックします。そして、マザーボードのIDをAutopilotクラウドと照合して確認し、登録されている組織を見つけ、そのAzure ADテナントへの参加を試みます。これは、以下の図1にMicrosoftの汎用テスト テナント名を使用して示されています。

図1

これは、Microsoftクラウド内のデバイスを識別するためにマザーボードの主要なコンポーネントが使用されることによるエコシステム全体の問題です。組織によっては、デバイスまたはマザーボードをリリースし、そのデバイスを返却または修理する前にデバイスを登録解除していない可能性があります。その場合、Microsoftは元のAzure ADテナントとの関連付けを維持し、その組織からのログイン画面を表示します。

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自動修復

デル・テクノロジーズでは、2022年11月の時点で、マザーボード交換後のAutopilotデバイスの自動再登録をサポートしています。

• 「Updates to the Windows Autopilot Sign-in and Deployment Experience - Microsoft Community Hub 」

これにより、お客様は緩和策を得られますが、マザーボード交換後のすべての導入シナリオを解決できるわけではありません。

自動修復の要件

• オペレーティング システムのバージョン：19042.2075以降(KB5017380)
• Intune (2209)以降
• マザーボードの交換中および交換後にWindowsをリセットしないでください。
• Intuneは、Intuneにデバイスを自動的に登録し、Windowsは正しいログイン画面を表示します。

再登録に関するトラブルシューティング

自動修復が失敗した場合：

• オペレーティング システムのバージョンが19042.2075以降であることを確認します。
• オペレーティング システムのバージョンがそれより前である場合は、以下のLCUを追加してデバイスを再起動します。
  • Windows 10の場合: 2022-10 Windows 10バージョン21H2の累積アップデート（x64ベース システム用）(KB5018410 )
  • Windows 11の場合：2022-10 Windows 11の累積アップデート（x64ベース システム用）(KB5020387 )

手動登録：
ハードウェア ハッシュをアップロードしようとすると次のエラーが表示されます。

「Error 806 - ZtdDeviceAlreadyAssigned」

• デバイスはテナントにすでに存在します。
• Intune からデバイス オブジェクトを削除し ([デバイスの登録] - [Windows の登録] ->> [Windows Autopilot デバイス])、 [同期] ボタンをクリックして、ビジネス向け Windows ストアとの同期を迅速化します。
• WSfBでデバイス オブジェクトを確認できます(https://businessstore.microsoft.com/en-us/manage/devices/all )（ストアが一時停止されたことを示すバナーは無視します。デバイス リストは引き続き使用可能です）。

「Error 808 - ZtdDeviceAssignedToOtherTenant」

• デバイスが別のテナントに登録されています。
• これには、Microsoftによる手動登録解除が必要です（デル・テクノロジーズはお客様に代わって登録解除を行うことはできません）。
• Intuneでトラブル チケットを送信します。
  • Intune管理センターに移動します(https://intune.microsoft.com )。
  • ［Troubleshooting + support］ -> ［Help and support］に移動します。
  • ［Intune］をクリックします。
  • ［How can we help copy/paste Autopilot - GzdDeviceAssignedToDeviceTenant］で矢印をクリックし、［Contact support］をクリックします。
  • ［New Service Request］をクリックします。
  • フォームに記入し、コンピューターの請求書のコピーを添付します（Microsoftから所有権の証明を要求されますが、オリジナルの請求書のみ受理されます）。
  • ［Contact Me］をクリックします。
  • サービス リクエストの確認が表示され、Microsoftエンジニアから連絡があります。SLAは、Microsoftとのサポート契約によって異なります。
  • 同じインシデントで複数のデバイスを送信できます。
• デバイスは「Fix pending」ステータスのままです。
  これは、自動修復サービスが失敗し、手動による介入が必要であることを示します。
  [同期]をクリックして、デバイス ビューが更新されていることを確認します(図2)。デバイスが「Fix pending」のままの場合は、Intuneでトラブル チケットを送信して、手動での登録解除/再登録を行います。
  
  図2

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デル・テクノロジーズは登録解除を代行できますか？

残念ながら、デル・テクノロジーズはデバイスの登録解除を行えません。Microsoftは、デバイスの所有権と物理的な所有の証明を要求します。

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これはDell固有の問題ですか?

いいえ。この問題はエコシステム全体で発生し、すべてのOEMに影響します。解決パスは、お客様がIntuneポータルを介して登録解除要求を送信するすべてのデバイス製造元で同じです。

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Intuneなしで登録解除するにはどうすればよいですか？

サポート ポータル/チャット セッションを通じて、Microsoftテクニカル サポートに直接連絡してください。

Microsoftは、デバイスの登録を解除するために、デバイスIDと購入証明を必要とします。

請求書のコピーを取得してください。

• Dell注文履歴からコンピューターの請求書のコピーを取得します ->[Sign In]をクリックして、DellアカウントのEメール アドレスとパスワードを入力します。
• [View Order History]をクリックして、お使いのコンピューターの注文を選択します。>請求書のコピーをドキュメント フォルダーに保存し、invoice.pdfという名前を付けます。

Microsoftとのサポート セッションを開始します。

• 次にアクセスします：Support.Microsoft.com/contactus
• Microsoftアカウント(MSA)にサインインします。
• Windowsアイコン>をクリックし、[Home Support]を選択します。
• 問題の説明フィールドに「Autopilot device deregistration」と入力 -> ［Get Help］をクリックします。
• ページの下部にある [Contact Support ]をクリックします。
• 次の製品とサポートのカテゴリーを選択します：［Windows］、［Technical Support］
• ［Confirm］をクリックします。
• [Chat with a support agent]をクリックします。
• 請求書のコピーをアップロード -> ［Confirm］をクリックします。
• チャット セッションが開始されます。

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デル・テクノロジーズから別のマザーボードを送ってもらうことはできますか？

デル・テクノロジーズは、エコシステム全体でAutopilot登録履歴にアクセスすることができません。別のマザーボードを送っても、同じ問題が発生し、解決まで長引く可能性が高くなります。

デル・テクノロジーズとMicrosoftはこの問題にどのように対応していますか？

Microsoftは、OEMと協力して、OEMがデバイスの所有権を管理できるように、Autopilotエクスペリエンスの再構築に積極的に取り組んでいます。現在、リリース日は未定です。

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この問題が起こらないようにコンピューターを登録解除する方法を教えてください。

Microsoftの指示に従い、Intuneコンソールを使用して、Autopilotからシステムを登録解除してください。このプロセスに従うと、Intuneからデバイスを削除し、Azure ADオブジェクトを削除して、Autopilotからデバイスを登録解除できます。

お客様は、Intuneを使用して、テナント内のAutopilot登録済みコンピューターを登録解除できます。これは、OEMまたはMicrosoftクラウド サービス プロバイダー（販売店など）がデバイスを登録したかどうかに関係ありません。Microsoftは、OEMが自社で製造したコンピューターの登録解除を容易にできるように取り組んでいますが、この登録解除ではAutopilotの登録のみが削除されます。これは、Intuneからデバイスを登録解除したり、Azure ADからデバイス オブジェクトを削除したりすることはありません。そのため、孤立したレコードをクリーンアップする必要があります。

コンピューターが修復されると、これらのレコードが再作成されます。これを行うには、ハードウェア ハッシュを使用してデバイスを登録し、Autopilotを使用してデバイスを新しいIDで登録します。

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この新しいマザーボードをWindows Autopilotで使用するために登録する方法を教えてください。

Microsoftの指示に従い、Intuneコンソールを使用して、システムの修理ボードを正しいIDで登録します。このプロセスでは、オペレーティング システムをリセットし、PowerShellスクリプトを使用してハードウェア ハッシュを取得する必要があります。Dellの保証修理エンジニアは、ハードウェア ハッシュを取得できません。

この場合、ハードウェア ハッシュを使用して登録するには、お客様のIntuneコンソールを介してハードウェア ハッシュをインポートする方法が最適です。

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