2018年3月発行
アプリケーションは現代のビジネスの原動力です。イノベーション、運用効率、収益創出を推進します。お客様は、コストを削減しながら、俊敏性が高く管理しやすいインフラストラクチャを必要としています。ミッションクリティカルなエンタープライズ リソース プランニング(ERP)システム、多層Webアプリケーション、ビッグ データを含むこれらのアプリケーションは、ネットワーキング インフラストラクチャに新たな制約を課しています。East-West(水平)トラフィックの高い帯域幅、仮想マシンのモビリティー、マルチテナンシーのサポートが不可欠です。
インフラストラクチャ チームは、これらの要件への対応に苦慮しています。他のポートフォリオとは異なり、レガシー ネットワークは非常に静的なままであり、広範な手動介入と運用オーバーヘッドを必要とします。これらの課題を克服するために、ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)が注目されています。SDNは、コントロール プレーンをデータ プレーンから切り離し、ネットワークの動的な管理を可能にします。SDNには、俊敏性、拡張性、優れたネットワーク管理などのメリットがあります。オープン スタンダードにより、単一ベンダーに縛られることを防ぎ、財務上の柔軟性を実現します。このようなメリットにより、SDNはデータセンターにおける新たなネットワーキングの問題を解決し、仮想化環境に対応するのに役立ちます。さまざまなオープン ネットワーキング ハードウェア プラットフォームと、お客様が選択したネットワーキングOSを提供するDell EMC Networkingは、未来志向のデータ センターに最適な選択肢です。
このガイドでは、Dell EMC Ready Bundle for Virtualizationに基づくソフトウェアデファインド データ センター(SDDC)の導入について説明します。これには、ベスト プラクティスのリーフ/スパイン ネットワーク トポロジーと、VMware vCenter Serverと統合されたBig Cloud Fabric SDNソリューションの段階的な構成が含まれています。また、VMware Validated Design Documentation(VVD)リリース4.1のガイダンスに従って、この環境で使用されるVMware Distributed Switch、vSANクラスター、NSXコンポーネントの設定も提供します。
このガイドの目的は、従来のネットワーキングとVMware ESXiの経験を持つネットワーク管理者またはエンジニアが、このガイドで概説されているハードウェアとソフトウェアを使用してスケーラブルなネットワークを構築できるようにすることです。