目次:
- 個人識別番号(PIN)を必要とするBitLockerプリブート セキュリティ プロンプトを作成する方法
- TPMの有効化
- BitLockerの有効化
- グループ ポリシーの編集
- コマンド プロンプトを使用してPINを作成する
- Windows 10での手順
個人識別番号(PIN)を必要とするBitLockerプリブート セキュリティ プロンプトを作成する方法
管理者は、セキュリティを強化するために、個人識別番号(PIN)を必要とするBitLockerプリブート セキュリティ プロンプトを作成することができます。この機能は、Windows 7 Enterprise/Ultimate、およびWindows 8 Enterprise/Ultimateで利用できます。これは、TPM(Trusted Platform Module)チップを搭載したシステム(一般的にLatitude、OptiPlex、またはPrecisionシステム)でのみ有効にすることができます。
以下のプロセスは高度な手順であり、試行するにはシステム管理者の知識を必要とします。詳細は、システム管理者向けに書かれています。
TPMの有効化
- TPMを有効にするには、システムBIOSのセキュリティ機能を使用します。
- チェックボックスをオンにして、TPMをクリアし、変更を適用してBIOSを終了します。
- BIOSを再度起動し、システムBIOSのセキュリティ機能を使用してTPMを有効にします。
- 変更を適用し、BIOSを終了します。
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BitLockerの有効化
- Windowsを起動します。
- Microsoftの優先プロセスを使用して、BitLockerを有効にし、オペレーティング システムが格納されているディスク全体を暗号化します。
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グループ ポリシーの編集
- 「ファイル名を指定して実行…」を使用して、「gpedit.msc」と入力、[OK]ボタンをクリックし、グループ ポリシー エディターを開きます。
- [コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Windowsコンポーネント]>[BitLockerドライブ暗号化]>[オペレーティング システム ドライブ]の順に移動します。
- 右側のペインで、[スタートアップ時に追加の認証を要求する]をダブルクリックすると、ポップアップ ボックスが開きます。
- 以下のすべてのオプションが有効になるように、[有効]オプションが選択されていることを確認します。
- [互換性のあるTPMが装備されていないBitLockerを許可する]チェックボックスをオフにします。
- [TPMスタートアップの構成]のオプションで、[TPMを許可する]を選択します。
- [TPMスタートアップPINの構成]のオプションで、[TPMでスタートアップPINを要求する]を選択します。
- [TPMスタートアップ キーの構成]のオプションで、[TPMでスタートアップ キーを許可する]を選択します。
- [TPMスタートアップ キーとPINの構成]のオプションで、[TPMでスタートアップ キーとPINを許可する]を選択します。
- [適用]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックして、ローカル グループ ポリシー エディターに変更を保存します。
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コマンド プロンプトを使用してPINを作成する
- 管理者権限でコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
- 鍵かっこを除いて、「manage-bde -protectors -add c: -TPMAndPIN」とコマンドを入力します。
- PINの入力を求めるプロンプトが表示されます。4~7桁の数字を入力します。数字を入力しても、カーソルはキーストロークを登録しません。
- PINを保存するためEnterキーを押すと、確認のためにPINをもう一度入力するように求められます。Enterキーをもう一度押して、PINの確認を保存します。
- 鍵かっこを除いて、「manage-bde -status」コマンドを入力します。
- BitLockerドライブ暗号化のステータスには、[キーの保護機能:]、[数字パスワード]、[TPMおよびPIN]が表示されます。
- これで、ユーザーがシステムを起動するたび、オペレーティング システムへのアクセスが許可される前に、BitLockerプリブート セキュリティ プロンプトが表示されてPINの入力が求められるようになります。
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Windows 10での手順
次のリンクには、Windows 10における手順が含まれています。
BitLockerグループ ポリシーの設定
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