Wake On LAN/WLANオプションを使用すると、特殊なLAN信号またはワイヤレスLAN信号によってトリガーされた場合に、コンピューターをS4またはS5状態から起動することができます。この機能は、コンピューターがACに接続されている場合にのみ作動します。ホーム ネットワークと職場ネットワーク、ワイヤレス データ ネットワーク、インターネット自体を含むEthernet接続は、コンピューター間で送信されるデータのパケットに基づいています。
Wake On LANは、マジック パケットと呼ばれる特別に設計されたパケットを使用して実装されています。パケットは、ネットワーク内のすべてのコンピューター(起動するコンピューターを含む)に送信されます。電源が切られたWake On LAN対応コンピューターには、コンピューターの電源がオフのときに低電力モードで着信パケットをリッスンできるネットワーク デバイスが含まれています。デバイスのMACアドレス宛てのマジック パケットを受信すると、ネットワーク アダプターは、電源ボタンを押すのと同じ方法で、コンピューターの電源装置またはマザーボードに信号を送り、コンピューターの起動を開始します。起動中のコンピューターがWi-Fiを使用して通信している場合は、Wake On Wireless LANと呼ばれる補助標準を使用する必要があります。
上の画面に示すように、BIOS F2には、[Disabled]、[LAN Only]、および[LAN with PXE Boot]の3つのオプションがあります。以下では、前述の属性値の意味について説明します。
Dell Command PowerShell Provider (DCPP)は、F2画面に合わせるように懸命に努力してきました。DCPPは、次の名前属性のフォームでユーザーにこの機能を示します。 WakeOnLAN
です。
この属性の設定可能な値は、次に示すコマンドで取得できます。
Dir WakeOnLAN|Select PossibleValues
前掲のスクリーンショットに示されているように、DCPPは、BIOS F2によって提供されるデフォルトの値とは別に、より多くの属性値を提供します。属性値とその意味は、次のとおりです。
LANOnly
- 特別なLAN信号によってコンピューターを起動できます。Disabled
- LANまたはワイヤレスLANからウェイクアップ信号を受信したときに、特殊なLAN信号によってコンピューターを起動できません。LanWithPXEBoot
- 特別なWLAN信号によりコンピューターの電源をオンにし、すぐにPXEを起動できます。ユーザーは、次のサンプル スクリーンショットに示すように、任意の属性値を設定できます。
前例では、ユーザーが属性 WakeOnLan
を LANOnly
に、dirの完了時に設定していることがわかります。
–Password
スイッチは使用できません。