他のほとんどのドライバーやファームウェアのアップデートとは異なり、パッケージをダウンロードしてインストールしてもTPMファームウェアはアップデートできません。(Windowsによって)TPMが所有されている場合、ファームウェアはアップデートされません。TPMファームウェア アップデートを正しく実行するには、TPM所有権を消去する必要があります。
注:TPMがBIOSに表示されない場合は、オンラインに戻すためにハード リセットが必要です。
個々のコンピューターでTPMファームウェア アップデートを完了するには、以下の手順に従います。
- BitLockerなどのハード ドライブの暗号化を一時停止します。BitLockerを一時停止する方法の手順については、「BitLockerが有効なDell製システムでのBIOSのアップデート」を参照してください。
- PowerShellを開きます(タスクバーで[検索]をクリックして「Powershell」と入力し、[Windows PowerShell]をクリック)。
- PowerShellで、「Disable-TpmAutoProvisioning」コマンドを入力します。
- PCを再起動して[BIOS Setup]に入ります(起動中にF2キーを押す)。
- BIOSセットアップで、[Security]>[TPM (1.2/2.0)]の順に移動します。
- オプションをクリックしてTPMを消去し、[Apply]>[Exit]の順にクリックします。
- Windowsが再起動したら、サポート サイトからお使いのコンピューター用のTPMファームウェア アップデートをダウンロードして実行するか、「デルからのTPMファームウェア アップデートのためのスクリプトまたは自動化の使用」の手順に従います。
- このアップデート ユーティリティーは再起動し、BIOSレベルでファームウェア アップデートを実行します。
- 完了してWindowsが再起動したら、[PowerShell]を開いて「Enable-TpmAutoProvisioning」コマンドを入力します。
- PowerShellから移動しない場合は、「get-tpm」コマンドを入力して、TPMファームウェアが最新バージョンであることを確認します。
- パソコンを再起動して、WindowsがTPMの所有権を取得できるようにします。
- BitLockerなどのハード ドライブの暗号化を再開します。
お使いのDell製コンピューターでTPMファームウェア アップデートを正常に完了するための手順は、Dellサポート サイトにあるそれぞれの特定のTPMファームウェア アップデート ページのインストール手順ページにも記載されています。環境全体にTPMファームウェア アップデートを導入する必要がある場合は、「デルからのTPMファームウェア アップデートのためのスクリプトまたは自動化の使用」のガイドに従ってください。