BIOSベース システム上のオペレーティング システム デプロイメント用にブータブルUSBドライブを作成する方法(Paul Marquartdt著)
この文書では、ブータブルUSBドライブを作成するプロセスを説明しています。システムにオペレーティング システムをインストールする際に使用できます。インストール ファイルをUSBドライブに転送すると、オペレーティング システムの読み込みが早くなります。DVDの転送速度が最大21 Mb/秒に対して、USBのネイティブ速度は480 Mb/秒になります。 また、オペレーティング システムをUSB対応のタブレットやその他のデバイスに読み込ませることもできます。ただし、オプティカル メディアはサポートしていません。
十分な大きさのUSBドライブがある場合は、異なるメディア バージョンの複数のOSインストール ファイルを別々のフォルダーにコピーすることもできます。特定のOSをインストールする場合は、ルート ファイルをUSBドライブから該当のフォルダーに移動し、目的のインストール ファイルをインストール用のUSBドライブのルートに移動します。これにより、インストール メディアをすばやく簡単に変更できます。この方法でOSの複数のコピーを1つのドライブに保持することができます(Windows Server® 2012市販メディア、Windows Server 2012 OEMメディア、Windows Server 2012 Datacenter版VLKなど)。例についてはイメージ1を参照してください。
図1: インストール用USBドライブ
次の手順では、USBドライブをブータブルにし、ドライブにコンテンツを取得する方法について説明しています。
- USBドライブを挿入します。
- コマンド プロンプトを[管理者として実行]オプションで開きます。
- DISKPARTツールを起動するため、Diskpartと入力してEnterキーを押します。
- システムで認識されているすべてのディスクをリストするため、list diskと入力してEnterキーを押します。
図2: list disk
5.返されたリストからUSBドライブを選択するため(この例ではdisk 2)、
select dsk 2と入力してEnterキーを押します。
図3: select disk 2
6.ディスクからすべてのデータを削除するため、
cleanと入力します
(
メモ: このコマンドを実行するとUSBドライブの全データが破棄されます)
そして、Enterキーを押します。
図4: clean
7.プライマリー パーティションを作成するため、create partition primaryと入力し、Enterキーを押します。
図5: create partition primary
8.ブータブル パーティションを作成するため、activeと入力し、Enterキーを押します。
図6: active
9.システムで認識されているすべてのボリュームをリストするため、list volumeと入力し、Enterキーを押します。
図7: list volume
10.リストからボリュームを選択するため(この例ではVolume 3)、select volume 3と入力し、Enterキーを押します。
図8: select volume 3
11.ディスクをクイック フォーマット化するため、format fs=ntfs quickと入力して、Enterキーを押します。
図9: format fs=ntfs quick
12.目的のオペレーティング システムのメディアを挿入するか、ISOをマウントします。
13.インストール メディアのすべての内容をインストール メディアからUSBドライブにコピーします。
これで、USBドライブをインストール メディアとしてシステムで使用する準備ができました。USBドライブから起動するだけで、セットアップが開始されます。または、USBドライブを挿入して、セットアップを自動実行するか、ファイル エクスプローラ ウィンドウからセットアップを開きます。