コンピューターの電源の問題は、コンセント、サージ プロテクター、電源タップ、ドッキング ステーション、電源ケーブルなどの障害が原因で発生することがあります。お使いのDell製コンピューターで次のいずれかの現象が発生している場合は、この記事の手順に従ってDell製コンピューターを電源の問題から回復させてください。
- 電源ボタンを押してもコンピューターの電源がオンにならない。
- 電源ボタンを押しても、電源がオンになる兆候がないか、どのLEDも点灯しない。
- 電源ボタンを押しても何も起こらない。
このビデオを見て、お使いのDell製コンピューターで電源の問題が発生しているかどうかを確認してください。
Dell製コンピューターを電源の問題から回復させるには、次の簡単な手順を実行します。
修正1:ハード リセットを実行する
ハード リセットは、電源の問題を引き起こしている可能性がある静電気を放電するのに役立ちます。ハード リセットを実行するには、次の手順に従います。
- コンピューターの電源を切ります。
- 電源ケーブルを外すか(デスクトップ コンピューターの場合)、ACアダプターを外してバッテリーを取り外します(取り外し可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンの場合)。
メモ:取り外し不可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンの場合は、リアル タイム クロック(RTC)をリセットしてDell製ノートパソコンを回復させる方法をご確認ください。取り外し可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンは、Dell製ノートパソコンのユーザー ガイドを参照し、バッテリーを安全に取り外す手順の詳細をご確認ください。
メモ:一部のDell Latitudeノートパソコンでは、強制ePSAを使用してPOSTまたは起動エラーから回復させる方法をご確認ください。 - キーボードとマウスを除くすべてのデバイス(USBドライブ、プリンター、Webカメラ、メディア カード(SD/xD)など)を取り外します。
- 電源ボタンを15~20秒間押して、待機電力を放電します。
- 電源ケーブルを接続するか(デスクトップ コンピューターの場合)、ACアダプターを接続してバッテリーを取り付けます(ノートパソコンの場合)。
- コンピューターの電源を入れます。
修正2:壁コンセントが正常であることを確認する
壁コンセントに異常があると、電源の問題が発生する可能性があります。
- コンピューターの電源プラグを壁コンセントから抜きます。
- 別のデバイスを壁コンセントに接続して、壁コンセントが正常に動作しているかどうかを確認します。
- 正常であることが確認済みの別の壁コンセントを使用します。
修正3:サージ プロテクター、電源タップ、またはドッキング ステーションをバイパスする
サージ プロテクター、電源タップ、ドッキング ステーションに異常があると、パソコンの電源が入らなくなる場合があります。異常があるサージ プロテクター、電源タップ、またはドッキング ステーションが原因で電源の問題が発生しているかどうかを判別することが重要です。
- コンピューターをサージ プロテクター、電源タップ、またはドッキング ステーションから外します。
- コンピューターを壁コンセントに直接接続します。ノートパソコンの場合は、ドッキング ステーションを取り外し、ACアダプターをノートパソコンに直接接続します。
メモ:お使いのDell製ノートパソコンまたはAll-in-Oneに同梱されていた元のACアダプターを使用することをお勧めします。
- コンピューターの電源を入れます。
修正4:電源ケーブルまたはACアダプターを確認する
- デスクトップ コンピューターの背面のケーブルが緩んでいないか確認します。ノートパソコンの場合は、ACアダプターに接続されている電源ケーブルが緩んでいないか確認します。
- お使いのコンピューターでACアダプターを使用している場合は、ACアダプターのLEDまたはプラグが点灯していることを確認します。コンピューターに同梱されていた元のACアダプターを使用していることを確認します。
- 正常であることが確認済みの電源ケーブルまたはACアダプターを接続します。
メモ:ACアダプターのワット数情報は、ACアダプターの底部にあるラベルに記載されています。最適なパフォーマンスを実現するため、元々付属していたACアダプターか、お使いのパソコンでサポートされている仕様のDellブランドのACアダプターを使用してください。
修正5:ハードウェア診断を実行する
Dell製デスクトップまたはAll-in-Oneコンピューターで電源供給ユニットのテストを実行する
Dell Inspiron、XPS、OptiPlex、Precision、Vostroデスクトップには、電源供給ユニットの正常性を診断するのに役立つビルトイン セルフテスト(BIST)機能を備えた電源装置が搭載されています。PSUのLEDインジケーターは、電源供給ユニットが原因で電源の問題が発生しているかどうかを特定するのに役立ちます。
Dell製デスクトップまたはAll-in-Oneコンピューターで電源供給ユニットのセルフ テストを実行する方法をご確認ください。
Dellノートパソコンでマザーボード テストを実行する
一部のDell Inspiron、Latitude、Vostro、Precisionノートパソコンは、マザーボード統合型セルフテスト(M-BIST)を備えています。M-BISTは、システム ボード組み込みコントローラー(EC)の障害を特定するのに役立つ統合診断ツールです。M-BISTは、パワーオン セルフテスト(POST)プロセスの前に手動で開始する必要があり、電源が入らないDell製ノートパソコンで開始することができます。
メモ:マザーボード統合型セルフテスト(M-BIST)機能は、一部のDell Inspiron、Latitude、Vostro、Precisionノートパソコンでのみ使用できます。
- キーボードのMキーと電源ボタンを押し続けます。
- バッテリー ステータスLEDを確認します。
メモ:バッテリー ステータスLEDの位置については、お使いのDell製ノートパソコンのユーザー マニュアルを参照してください。
- エラーが見つかると、バッテリー ステータスLEDが黄色に点灯します。修理オプションについては、Dellテクニカル サポートにお問い合わせください。
- エラーがない場合、バッテリー ステータスLEDは消灯したままです。
上記の手順を実行してもコンピューターの電源がオンにならない場合は、Dellテクニカル サポートに連絡して、現地で利用可能な修理オプションを選択してください。