バッテリー

リチウムイオン バッテリーは、ノートパソコンおよびその他のデバイスで最も一般的に使用されているバッテリーです。Dell製ノートパソコンのバッテリーは、各製品に合わせて特別に設計されています。次のいずれかの現象が発生している場合は、下記の推奨される簡単な手順を参照してください。

注意：Dell製ノートパソコンで使用するように設計されている、Dellから購入された互換性のあるバッテリーの使用をお勧めします。サード パーティー製（つまり、Dell製以外）のバッテリー、または互換性のないバッテリーを使用すると、火災や爆発のリスクが高まる可能性があります。他のコンピューターのバッテリーは使用しないでください。

メモ：バッテリー パックが膨張している場合は、バッテリーの使用を中止し、Dell認定のバッテリーに交換することをお勧めします。詳細については、「バッテリーの膨張に関する情報とガイダンス」の記事を参照してください。

• ノートパソコンのバッテリーが充電されないか、すぐに充電がなくなる。
• ACアダプターは接続されているが、バッテリーが充電されない。
• バッテリーがノートパソコンによって認識されない。
• バッテリーがすぐに放電するか、持続しない。
• バッテリーの充電率が一定の割合で停止する。
• バッテリー インジケーターのLEDが点灯しない、一定のパターンで点滅する、または常に点滅している。

バッテリーの問題を解決するには、次の簡単な手順に従ってください。

修正1：ノートパソコンのACアダプターと電源ポートに損傷がないか確認する。

AC電源アダプターの配線の損傷は、ショートの原因となります。ショートが起きていると、バッテリーを充電する手段が失われるほか、コンピューターが損傷したり故障したりする可能性があります。ケーブルが擦り切れていないか（図1）、ワイヤが露出していないか（図2）、ケーブルに切れ目が入っていないか（図3）、ピンが曲がったり折れたりしていないか（図4）を確認します。

詳細については、Dellのナレッジベース記事「Dell製システムでのACアダプター損傷の特定方法」を参照してください。

図1：ACアダプターの擦り切れたケーブルの例

図2：ACアダプター プラグの露出したワイヤの例

図3：ケーブルの切れ目の例

図4：ACアダプター プラグ内部で曲がったり折れたりしているピンの例

修正2：ACアダプターが正常に動作していることを確認する。

Dell AC電源アダプターには、ACアダプターが電力供給を受けて動作しているかどうかを示すLEDライトがあります。LEDライトは、ACアダプター ブリックまたはアダプター(DC)プラグのいずれかに配置されている可能性があります。

LEDライトが点灯していない場合は、次の手順を実行して問題を解決します。

1. 壁コンセントまたはサージ プロテクターからACアダプターを取り外します。
2. コンピューターからDC電源コードを取り外します。
3. ACアダプター ブリックからACコードを取り外し、2分間待ちます。
4. ACコードをACアダプター ブリックに取り付け直します（最後まで差し込みます）。
5. ACコードを、正常であることが確認されているAC電源に差し込みます（テストのため、サージ プロテクターには接続しません）。
6. LEDライトが点灯しているかどうかを確認します。

詳細については、AC電源アダプターのヘルプとサポート サイトを参照してください。

修正3：コンピューターで適切なDell ACアダプターを使用していることを確認する。

コンピューターに付属のACアダプターは、正常な動作に必要な正しい電圧とアンペア数を提供します。お使いのコンピューターに付属のACアダプター、または同じモデルのACアダプターを使用していることを確認します。

Dell製ノートパソコンと互換性のないACアダプターまたはサード パーティー製のACアダプターを使用することは推奨されません。

修正4：別のAC壁コンセントでテストする。

コンピューターのバッテリーの充電に通常よりも時間がかかると思われる場合は、接続不良が原因である可能性があります。

問題を解決するには、次の手順を実行します。

1. 壁コンセントまたはサージ プロテクターからACアダプターを取り外します。
2. ACコードを、正常であることが確認されている別のAC電源に差し込みます（テストのため、サージ プロテクターには接続しません）。

メモ：充電速度に違いがある場合は、サージ プロテクターなどが電源との正常な接続を妨げている可能性があります。

修正5：DC電源コードをノートパソコンに直接接続する。

接続不良は、使用しているドッキング ステーションが原因となっている場合もあります。

ドッキング ステーションを取り外し、DC電源コードをノートパソコンに直接差し込んで、バッテリーの充電が速くなるか、コンピューターの動作が安定するかを確認します。

修正6：ノートパソコンの電源を切った状態で、バッテリーを充電する。

電源管理設定やドライバーなど、オペレーティング システムの一部の設定は、バッテリーのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

修正7：バッテリーの正常性ステータスを確認する。

バッテリーの正常性について確認すると、バッテリーが正常に動作しているかどうかを把握し、老朽化したバッテリーを交換する必要があるかどうかを判断するのに役立ちます。

手順の詳細については、Dellのナレッジベース記事「Dellノートパソコンのバッテリー性能ステータスを確認する方法」を参照してください。

バッテリー パフォーマンスを向上させる方法については、Dellのナレッジベース記事「Dellノートパソコンのバッテリー パフォーマンスを向上させる方法」を参照してください。

修正8：SupportAssistアプリケーションを使用してDell製コンピューターを最適化する。

このアプリケーションは、コンピューターにDell製ドライバーとBIOSの最新のアップデートが適用されていることを確認し、設定をチェックしてコンピューターの高い効率性と信頼性を維持します。

1. Windowsキー（Windowsボタン）を押しながらQキーを押します。
2. 検索ボックスに「SupportAssist」と入力します。
3. 図5の検索結果の一覧で、［SupportAssist（アプリ）］を選択します。

メモ：SupportAssistが検索結果に表示されない場合は、SupportAssist for Home PCsのページにアクセスし、SupportAssistをダウンロードしてインストールします。



図5：SupportAssistの検索結果

4. ［今すぐ開始］をクリックしてテストを実行します（図6）。

メモ：下矢印をタッチまたはクリックすると、個々のテストを実行できます。完全なコンピューターのテストを実行することをお勧めします。



図6：SupportAssistのメイン画面

5. SupportAssistは1つずつテストを実行し、結果と推奨されるアクションを表示します。

修正9：バッテリーの診断を実行する。

バッテリーの診断を実行すると、バッテリーとそれをサポートするハードウェアが正常に動作していることを確認できます。

診断を実行するには、SupportAssistのバッテリー ハードウェア テスト ページにアクセスします（テストが自動的に開始されます）。

テストが失敗した場合は、Dellテクニカル サポートにお問い合わせください。

これらの簡単な手順で問題が解決しない場合は、「その他のリソース」セクションでさらに詳しい情報をご確認ください。このページの上部にある検索バーを使用して、問題に関連するコンテンツを検索することもできます。